お母さんがすべてです。

産まれて間もない子供が人から与えられた価値観である「物や行ない」などで物事を判断することはありません。

子供が産まれて最初に接するのはまぎれもなく母親であるあなたです。

極端に言いますと、子供が幸せと安心を感じるのは母親であるあなたという唯一の存在からのみです。

産まれて間もない子供が欲しがるものはけっして「高価な物」ではありません。

小さな子供は母であるあなたの愛情を最も必要としています。

子供はあなたの優しい視線、あなたの笑顔、それだけで十分なのです。

子供は母であるあなたに愛されるために産まれてくるのです。

母親の愛情。

子供の喜びはあなたの中にあるのです。

３歳４歳と成長し、色々な物を欲しがる子供にしてしまうのは母親の間違った価値観と、物を与えすぎる行いの結果です。

物を与えられすぎると、子供は次第に物では心が満たされなくなってしまいます。

物を与えられて喜ぶのは、その時一瞬だけです。

その物を２年後も３年後も喜ぶ子供など、今の時代どこにもいません。

もちろん大人も同じで、物は手に入れた瞬間が最高の価値を持っていて、その価値は日が経つにつれどんどん薄まっていくものです。

このようなお話しがあります。

・１日だけ幸せでいたいなら床屋に行きなさい

・１週間だけ幸せでいたいなら車を買いなさい

・１ヵ月だけ幸せでいたいなら結婚しなさい

・１年だけ幸せでいたいなら家を買いなさい

・一生幸せでいたいなら正直でいなさい

これは１つの幸せが永遠に続くものではないと言う事を表しています。

人より良い「物」価格の高い「物」を持っている事が自分の実力であり、人生の優位性だと勘違いしてより高価な「物」ばかりを欲しがる人生に幸せなど絶対にありません。

常に乾いた心にどれだけ水を与えてもそれは広大な砂漠にコップ数杯の水をまくように意味のない事なのです。

１万円のバッグで満足できなくなった心は１０万円、２０万円、１００万円のバッグを追い求め、それを何度も何度も繰り返し心も経済も破綻していく。

しょせん物を入れて持ち運ぶと言う機能を求めただけの「ただのバッグ」なのに、虚勢を張り、人に凄いと思って欲しくて大金をつぎ込み、経済的不安定をもたらした末に家族を不幸に導くのです。

お金と言うものはお金を生み出すための源泉につぎ込むことで、さらなる経済的な恩恵をもたらしてくれるものであって、自分の欲望を満たすための消費活動は、その品物を買うために行った大切な人生の時間を捨てているようなものなのです。

本質を見極めれば、物を買う対価はお金を払うと言う事ではなく、その物を買うために働いた取り戻せない人生の時間を捨てると言う事です。

１００万円ぶんの水を広大な砂漠にまいて何か変化があるでしょうか？

広大な砂漠と言う人間の欲が１００万円程度の「物」で満足できるはずがありません。

すると数百万円、数千万円という高額な数字、人がかってに決めた価値観である高額な品物に憧れるだけの乾いた心の持ち主になってしまうのです。

実は。。。

本当のことを言いますと、物を買う事は投資活動ではなく、負債活動にあたります。

家は手に入れた瞬間から負債です。

もちろん車も負債です。

どういうことかと言いますと、家や車、これらの物は金銭を生み出すものではなく逆にその資産価値は、買ったその瞬間から毎日毎日どんどん値下がりしていくものだからです。

もちろん例外もありますのでそれがすべてとは言いませんが、ほとんどの品物は購入した瞬間に負債となります。

物欲に取りつかれ、人の目ばかりを気にして、人よりも高い服を着て、高いものを持って、高い車を買って、大きな家を買う。

そのように見栄ばかり張って、人の目ばかり気にして生きていく人生のどこに本物の満足や中身があるのでしょうか？

【子供を持つ親として人の目を一切気にせずに自分の中にある幸せとはいったい何なのかをしっかり考えてください】

子供がそばにいてくれるだけで幸せではありませんか？

子供が健康でいてくれるだけではものたりませんか？

高いものを身につけておかなければ不安ですか？

高価なものがなければ生きていけませんか？

物が最も価値を持つ瞬間は手に入れる寸前の”その時だけ”でしかありません。

少し話がそれましたが、まだ幼い子供は何のために幼児教育の学びの時間を頑張るのでしょうか？

将来の自分のためでしょうか？

それは違いますよね。

子供が頑張るのは、母親であるあなたの喜ぶ顔が見たいからです。

母親であるあなたに褒められるのがとっても嬉しいからです。

まだ幼い子供に将来を話し「あなたの将来のため」と言っても絶対に伝わりませんし、もちろん理解も出来ません。

それよりも「ママは嬉しい」「よく頑張ったね」と笑顔で褒められた方が、純粋な子供の心には響くものです。

子供の喜びは「お母さんの顔の表情」「お母さんの言葉」「お母さんの愛情」の中にあるのです。

子供にとってはお母さんがすべてです。

子供と一緒に人生を楽しむ心を大切にしてくださいね。

もう１度言います。

あなたの子供さんはあなたと言う存在がすべてです。

人が決めた価値観に踊らされることなく、値段が高い物に心を奪われることなく、自分の人生の時間は全力で子供をしっかりと見つめて生きていきましょう。

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