川崎子ども夢パーク内の「フリースペースえん」の説明会に参加して来ました!
前日の教育の未来について学び 学校嫌いで、自由登校をしているなはら姉さんの生き方について 肯定的に思えるようになった、早速次の日に
川崎子ども夢パークというすごく楽しそうな遊び場の中にある、「フリースペース えん」の説明会に参加してきました。
川崎子ども夢パークは 津田山駅から徒歩数分のところにある、無料で 子どもたちが 自由に たっぷり遊べる施設です。
そして その中に、学校以外に居場所が欲しい子供たちのための 「フリースペース えん」があります。
ここは 川崎市公設の施設で 運営は フリースペースたまりばさんがやっていらっしゃるという すごく珍しいスタイルのフリースペースです。
たまりばさんは 30年以上 フリースペースを運営されていらっしゃり 子どもの人権のことを すっごく考えて運営されていらっしゃるようです。
もともとこの子ども夢パークも 町の子どもたちが みんなで集まってデザインをしたくらいなんです!
予約制の説明会
2か月に1回しかやらないという説明会は 予約制です。
しかも お電話での予約しか受け付けていないという徹底ぶり。
そして この説明会を受けないと このスリースペースに登録ができないというシステムになっているので ちゃんと予約開始の日に お電話をして 入れていただきました。
2時間にわたる説明会は 所長の西野さんからのお話でした。
西野さんが 今までの活動の中で学んできた、子どもとの関わり方や 子どもの感覚などを たくさんお話してくださいました。
たくさん たくさんメモを取ってお話を聞かせていただきました。
時には 耳が痛いと思うようなお話もありましたが こうやって子育てについて じっくりお話をお伺いできる機会を すごくありがたいと思いました。
子どものストレス
中学卒業までの児童で、いじめが報告されるピークは
なんと 小学2年生
なんだそうです!!!
私は いじめというのは てっきり 思春期の問題だと思っていたのですが そうでもないみたいでした・・・
結構 小さいうちから いじめで悩んでいる子供たちが たくさんいるということですよね。
いじめを含め 子供のストレスは 大人が想像している以上なんですね・・・
子供の自死
そして 西野さんは 子供の自死に関する数値を たくさん見せてくださいました。
1年に 357人の小中高生が 自ら命を絶っているということなのです・・・
そんな小さな子供たちが 生きることをやめるという選択をしてしまうなんて・・・
もう生きていたくないって思ってしまったなんて・・・
私には 想像ができません・・・
でも 西野さんは 言ってくださいました。
「たった学校に行くか 行かないかで 子供を責めて その子供が自分は生きている価値がないと思ってしまい 取り返しのつかないことになるということもあるんですよ」
と。
西野さんは フリースペースで いろいろなケースのお子さんをみてきて 命を落としていったお子さんたちもいたようです。
子供が 学校に行かないと選択したことは 責められるべきことでも
命を落とすべきことに値することでもない!
終始 優しいまなざしの西野さんは そう 親の私たちに 少し厳しめの口調でお話をしてくださいました。
私は そういう言葉を聞いて 頭をがつんとされた気分になりました。
自分の子供が そうやって悩み、苦しみ 自死を選択してしまうなんて 親は そう簡単に思えないと思います。
でも 子供が どれだけ悩んでいるか どれだけ苦しんでいるかは 実は 親の私たちでも わかっていないのかもしれません。
そう思ったら 自分の子供への対応や 姿勢が 大丈夫か すごく不安になりました。
学校に行っていない、学校に行きたくないというけれど 子供は 幸せに生きるべき人間だし
自分の子供には 学校に行くか 行かないかではなく とにかく 幸せに生きてほしいと思います。
ほとんどの親が そう思っていると思います。
不登校になると 大人は 突然 「学校に行くことが あなたの将来の幸せのためだから!」と思ってしまうものです。
でも 学校に行かなくちゃいけないくらいなら 死んだほうがまし・・・ 学校にいけない自分は 生きていく価値がない・・・
なんて 子供は 思ってしまう可能性があるということを 大人がしっかり認識しているべきだなと思いました。
”大丈夫の種”をまく
西野さんの活動は 「大人に”大丈夫の種”をまくこと」だとおっしゃっていました。
子供の自信を奪うのは 大人の不安、だと 西野さんはおっしゃっていました。
大人が 安心して子育てができていれば 子供は ちゃんと育つものですね。
不登校でも一緒です。
学校に行かなくちゃ 子供が育たたないわけではありません。
当然 学校に行かなくても 大人になれます。
「自分の子供が 不登校でも大丈夫!」と 親が思えれば 子供は 不登校でも 自分の道を進んでいくことができます。
西野さんは 説明会の中で たくさんのお子さんが フリースペースから旅立っていき 高校に進学したり 大学に進学したり 自分でお店を持ったり 結婚して子供がいる、という過去の登録者さんたちのお話をしてくださいました。
「学校に行かなくても 大丈夫なんだよ」というメッセージだったのです。
自分で やりたいことを突き詰めていったから アメリカの大学で先生をしている人もいる、とか!
そういうお話を聞いたら 自分の子に どんな未来が待っているのかな~って すごく楽しみになっている自分がいました!
Play x Learn x Care
西野さんは 学校が嫌なわけではなく
「子供たちは 安心安全で 楽しい学校を求めている」
とおっしゃっていました。
まさに なはら姉さんとのお話で そうだということがよくわかります。
そこでフリースペース えんの運営のもとには
「育ちには 遊び(Play)と 学び(Learn) とケア(Care)が必要」
という考えがあるそうです。
何をやって過ごしてもいいのです。
そして 何もしなくてもいいのです。
遊びたければ遊べばいい。
遊びから学びがたくさんあるはずです。
そして 遊ぶことは 生きること。
遊ぶことで 心の栄養がチャージされるのですね。
そして 勉強をしたければ勉強したらいい。
そして もちろん スタッフさんや 周りのお友達が 関心を持って 愛情をもって接してくれます。
それが 子供たちにとって 健全に育つことができる環境だということですね。
説明会に行ってみて
この説明会に参加して なはら姉さんが 自分で学校に行かないことを選んでいることを肯定的に思うべきなんだと思わされて 帰ってきました。
「不登校で 全然いいんですよ~ ここにいっぱい遊んだらいいから~」と言ってもらえれて とてもうれしく思いました。
このフリースペースの環境は 彼女が求めていたもの、そのものだと 私は直感で思いました。
本当に 彼女は引き寄せ力がすごい・・・・
好きな時に行って 遊びまくって 泥だらけになって ダンスのレッスンを受けたり 楽器に触れたり みんなでご飯を作ったり・・・
ゲームをしまくってもいいし 好きな時に お菓子を食べたり 気の合うお友達を作って ワイワイ遊んだり・・・
時には いろいろなお友達とのやり取りで うまくいかないこともあるかもしれないけれど 彼女らしさを失わないでいられる場所になると思います。
この場所に出会えて 本当によかったと思っています。
なはら姉さんの引き寄せの力は 本当に ハンパない・・・としか 言いようがないです。
ここまでくるのに 長かった? 短かった?
学校が嫌だ~~~となってから もう2年くらいかと思います。
最初は 彼女を責め続けて 毎日 怒ってました。
朝起きたくないから 夜寝ないし・・・
夜更かししているから 朝起きないし・・・
寝不足だから 朝機嫌悪いし 準備進まないし・・・
準備できないから 朝遅刻するし・・・
と すべてに関して 私は ガミガミ怒ってました。
すべて 彼女が悪いと思い込んで 彼女に厳しいことを言いまくっていました。
でも 今は 彼女は 学校に行かないほうが 幸せだと思えます。
やっぱり 学校に行かない後の未来が どうなんだろう?ということに関しては 安心感はありません。
でも 学校に毎日 真面目に行った後の未来が どうなっているかも わかっているつもりで 誰もわかりませんよね。
なはら姉さんに限って、ですが 彼女は 学校に行かないで 毎日 自分らしく生きることが 明るい未来につながっていそうな気はします。
周りの方々も そう思ってくださっているので 私だけの感覚ではないと思います。
私が それでもいい、と思えるようになるまで 時間がかかりました。
でも たくさんの方とお話をしたり お話をお伺いしたりして 自分の思考の癖に気が付いたり 私の親としての役割を考え直したりすることができました。
そして やっと・・・ やっと・・・ ここまで来た感じです。
本人が フリースペースに入って行ってみて どうなるかは まだわかりませんが アップダウンも 一緒に楽しんでいこうと思っています。
ママたちのハッピーのために大切に使わせていただきます。サポートありがとうございます。