スペイン滞在記 3

語学学校に平日の朝から(何時からだったか記憶がない)、お昼挟んで午後もいた気がする。遠い昔を思い起こすのは大変です。

語学学校だから知り合うのは勿論スペイン人ではなくて、ヨーロッパから来たイケイケの女の子たち(腰におしゃれな入れ墨が入っていた)、アメリカ男子(金髪碧眼、大変興味深かった)、それからなんだか知らないけど自意識高い中国男子(なめられてた)、後は英語圏滞在経験済みの自信たっぷりの日本人たち(やっぱ英語は話せて当たり前なんだねと思った)。

みんながデキる人に見えて一緒にいるのが辛くなった時もあったけど、ひとりぼっちになりそうな私をなぜかデキル女子、オーストラリアに留学経験のある2こ年上の優しい日本人女性と知り合った。彼女は他の日本人とは距離を置く時は置いて、芯の強い女性だった。なぜか彼女は平凡すぎるお猿みたいな田舎娘の私と親しくしてくれた。(当時は本当にお猿さんみたいに髪の毛が短かった)彼女は安全な夜行列車の手配をしてくれて一緒にグラナダへ行ってくれた。多分彼女がいなければバルセロナだけで満足して日本へ帰ってきただろうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?