ママたちのための皮フ科教室

東京生まれ東京育ちで、35歳で岩手に移住。小学生2児の子育てをしながら皮フ科を開業して…

ママたちのための皮フ科教室

東京生まれ東京育ちで、35歳で岩手に移住。小学生2児の子育てをしながら皮フ科を開業しているママ女医です。 生後数日の赤ちゃんから100歳超えの方まで診る機会があります。 お子さんの皮フトラブルに関する記事をメインでアップしていきたいと思います

最近の記事

アトピー性皮膚炎の新しい内服薬

アトピー性皮膚炎の治療薬、オルミエントという内服薬についてお話します。 お子さんには処方できない薬なので、ご了承ください。大人の治療の記事ばかりになりすみません。 2020年12月からアトピー性皮膚炎に対して処方が可能になった内服薬で、12年ぶりのアトピー領域に対する内服薬になり、皮膚科医にとっても待望の新薬となります。 JAK阻害薬という、2017年に関節リウマチの患者さんに処方できるようになった薬で、国内での使用経験も多いため、安全性についても確認されています。

    • 帯状疱疹の予防接種について

      「痛くて寝返りがうてず、昨晩はねむれませんでした。」 帯状疱疹で受診される患者さんはそうおっしゃられる方が多いです。 そしてこの痛みは徐々によくなっていきますが、約1か月ほど続き、中には帯状疱疹後神経痛として一生涯残ってしまうこともあります。 帯状疱疹は水ぼうそうを起こすウイルスと同じウイルスです。 子供のころに一度水ぼうそうにかかったことのある人は、体の中に水ぼうそうウイルスを持っている状態です。 体が疲れて、免疫力が下がった状態で、2度目の水ぼうそうを発症することがあり

      • 生まれつきある青いあざの治療法

        うまれつき赤ちゃんにはお尻から腰にかけて青いアザがあります。 蒙古斑(もうこはん)といいますが、10歳くらいまでに薄くなり消えていきます。 お尻ではなく、肩や足など、通常できやすいところとは異なるところにできる青あざを異所性蒙古斑といいいます。 異所性蒙古斑に対しては保険でレーザー治療の適応もあり、大人になっても残る場合はレーザーをすることが治療と思っていましたが、先日東海大学形成外科の河野太郎先生がWeb講演で異所性蒙古斑のレーザー治療についてご講演されており、意外な

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