「青天を衝け」見てなかったし歴史もよく分からないけど伊藤さんちの博文くんが17話から見たい人向けにざっくり紹介する読み物
■だれがいつどこでどうした?■
・農家の長男渋沢栄一くん(吉沢亮)が
・江戸時代の終わりの頃(天保11年生まれ)
・今の埼玉あたりの「血洗島」っていうところで育ち
・武士ばっか威張ってる世の不平等さに疑問を持って
「俺が守ってやんべぇこの国を!」と、日本を良くするために都へ出るお話
■栄一ってどんな子?■
・人一倍おしゃべり(口が達者)
・剛情っぱり
・剣の稽古でも人生でも得意技は「体当たり」
・バカ正直な面もある
・み~んなが幸せになれるのが一番良いと思っている
・ときめきを感じると、胸のあたりがぐるぐるする
・商才がある
・大人になって平岡円四郎様に「篤太夫(とくだゆう)」の名を頂く
■栄一の幼馴染はイトコが多い■
➀渋沢喜作(高良健吾)
・栄一の2つ上の従兄
・幼馴染で親友、相棒的存在
・直情型で男気がある
・情に熱い
・幼馴染のお千代ちゃんを巡って栄一と決闘したことも
・大人になって平岡円四郎様に「成一郎(せいいちろう)」の名を頂く
②尾高長七郎(満島真之介)
・栄一の憧れの存在、従兄で剣士
・剣の腕を見込まれ皆より先に上京
・江戸や京へ遊学に行き世情を皆に報告していた
・ある要人の暗殺計画で仲間を失い自分だけ助かる
・仲間を無駄死にさせてしまった自責の念からか精神が壊れる
・栄一たちに会いに行く途中幻覚を見て無実の飛脚を斬ってしまい投獄なう
・捕まった時に役人にバレたらやばい栄一からの手紙を持っていた
③尾高千代(橋本 愛)
・栄一の従妹で幼馴染か~ら~の妻
・惇忠、長七郎の妹
・控えめで穏やかな性格
・でも芯は強い
・留守がちな栄一に代わって渋沢家を守っている
④尾高惇忠(田辺誠一)
・千代と長七郎の兄、栄一の従兄
・みんなのお兄ちゃん的存在
・学問や剣術を教えてくれたよ
・心を病み、捕まっちゃった弟の長七郎が今は心配
■徳川家のごたごた■
★徳川家(幕府側)の物語は徳川慶喜(草なぎ剛)を中心に描かれています
慶喜は徳川御三家の一つ「一橋家(ひとつばしけ)」の当主です。
劇中ではよく「一橋様(ひとつばしさま)」と呼ばれます。
物語で最初に登場した将軍は第12代将軍 徳川家慶(吉 幾三)
実子の家定(渡辺大知)がチャラ男で、将軍とすることに不安を覚え
「出来る男」と名高い一橋家の慶喜を後継ぎにしたいと、養子に迎え
でれでれに可愛がりました。できる子だから。
それに嫉妬した家定は、慶喜なんか絶対に将軍にしてやらないんだからね!と、意地悪な気持ちになり。
父の急逝で運よく第13代将軍になってからは、祭りごと(政治)なんかやったことないド素人の井伊直弼を採用し、外交に失敗、その後急逝、井伊直弼は家定の意志を継ぎ、慶喜を隠居謹慎処分にしちゃったりもしました。
この井伊直弼がやらかしたことで世に「尊王攘夷」の考えが広がります。
※直弼さんは9話目の桜田門外の変で暗殺されてしまいました。
■キーワード「尊王攘夷(そんのうじょうい)」■
・お話の中によく出てくるキーワードです。
天皇を第一に考え大切にするという考え方→『尊皇』(そんのう)
外国人を追い出そうという考え方→『攘夷』(じょうい)
↑の両方を足したものが「尊王攘夷」
何でそんな考え方が広まったのかというと
井伊直弼(幕府)が外交でパリスと勝手に不平等な条約を結んでしまい
そのせいで国民の生活は困窮してしまいます、そこで
天皇をないがしろにしたことが間違いだ!となったようです。
■輝きを隠せない男と、その側近■
輝きを隠せない男、それは徳川慶喜(草なぎ剛)
自分でも「私は輝いているそうだ」と言っちゃうほどキラキラ
側近の平岡円四郎(堤真一)に東照大権現(徳川家康)の生まれ変わりと称賛される男
人の上に立つ才があると周りからもてはやされ、期待されると同時に
嫉妬されたり、足元を狙う悪代官どもに意地悪されたりする。
だが、本人は将軍職に興味が無い。
冷静沈着、文武両道、ストイックでクールなお殿様。
頑固な面もあるので、孤立しがち。
そんな彼から信頼され、側に居る事を許されたのが平岡円四郎(堤真一)でした。
■「平岡さま」がTwitterトレンドイン■
平岡円四郎(堤真一)
・旗本の息子だけどふらふら気ままに暮らしてた
・奥様のことが大好き(やす)
・「おかしれぇ」とよく言う(面白いとおかしいを合体させた江戸の言葉)
・慶喜の小姓となったのが2人の出会い
・人当たりのよい、フラットな人間
・慶喜の器の大きさや人柄に惚れて忠誠を尽くす
・身分に拘らず、慶喜のために優秀な臣下を集めていた時に栄一と出会う
・栄一と喜作にとっては命の恩人
・真面目な慶喜と、飄々とした円四郎とのコンビは最高だった(過去形)
慶喜が公方様(第14代将軍 徳川家茂(磯村勇斗))をお守りする!と
決意表明したばかりだったのに…だったのに…
なんと…暗殺されてしまったのです(号泣)
伊藤博文様が登場する第17回は、慶喜も視聴者も深刻な平岡ロスの状態からはじまります。
■伊藤さんちの博文くん■
・伊藤俊輔(博文)(山崎育三郎)
まだ登場していないので(06/06AM現在)詳しくは分かりませんが
しばらくお名前は俊輔(しゅんすけ)くんのようですね。
伊藤博文さんは「大の女好き!」だったそうですが
そのへんは描かれるのでしょうか?眉目秀麗な育三郎さんが演じる博文くん
これからどんな風に栄一たちと絡んでいくのか、とっても楽しみです。
■おまけ 新選組と長州藩の関係(佐幕と倒幕)■
新選組も長州藩も「天皇を守り、諸外国を追い払おう」という
尊王攘夷の考えでしたが、目的のための手段が違っていました。
新選組→「幕府、徳川家、征夷大将軍を守ることで、間接的に目的を達成」
佐幕(幕府を守って諸外国の侵略を防ごう)
長州藩→「幕府は弱腰で諸外国から国を守れない、より強い新政府作ろう」
倒幕(幕府を倒して近代的な新政府を作り、諸外国から国を守ろう)
新選組の土方歳三(町田啓太)と栄一は佐幕
長州藩の伊藤博文(山崎育三郎)は倒幕
どんな展開になっていくのか、このへんも楽しみですね。
■一話から全部見る方法は?■
➀U-NEXT(無料トライアル期間あり)
②NHKオンデマンド
③Amazon prime
※一週間分の見逃し配信ならNHK+
私の個人的オススメはNHKオンデマンド見放題パックです
何故なら、山崎育三郎さん出演の名作
・朝ドラエール
・昭和元禄落語心中
このへんも見られちゃうので、たいへんお得です。
■充実した公式サイト■
時間が無くて一話からはとても見られないよ、という方へ
「青天を衝け」公式ホームページがとっても充実しているので
空き時間にちょこっと見てみると、これまでのお話の流れや、キーワードがよく分かります。
特に「今週の栄一」シリーズは、各話ごとの名シーン、名セリフをピックアップしてくださっているので、おすすめです。
■さいごに■
この記事は「歴史とか社会の教科書レベルでしか知らない」私が
同じように、あんまり歴史に興味はないけど、育三郎さんは見てみたい!
という同志向けに書いたものです。
なんかちょっと史実と違うという文面もあるかと思いますが
軽く受け流し、おかしれぇと思って頂けたら嬉しいです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
いくとも(育三郎FC)の皆さん!一緒に伊藤さんを応援していきましょう~
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