見出し画像

ハリー・スタイルズに恋して#8 部活選び

ハリーのことを好きになるまで、娘は中学に上がったら、陸上部に入るつもりでいた。

ところが休校中のある日、陸上部には入らないと言い出した。

理由は…

「違う山を登っても辿り着けない。どんなに足が早くなっても、ハリーには会えないから、私は行先にハリーのいる山を選ぶ。」

そう言われたら「そりゃそうだ」と素直に納得して、彼女が今必要だと感じることに時間を使うべきだと思った。

彼女の信じる道の先に、大好きなハリーが待っていてくれますように。人に言ったら笑われてしまうだろうけど、私はその日が来ることを、祈るように願っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?