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イタリア生活。外国の子供たちの自立。

こんにちは。

外国の子供たちはどうやって親離れ、子離れしていくのか。

最近気がついたことがあります。
子供達がこちらの学校に馴染むにつれ、大きな家のお友達の家でsleep over(お泊り会)が頻繁に開催されます。
先日は、お誕生日会からの急なsleep overでした。

外国人の家にお泊りに行くなんて、大丈夫かしらと最初は心配していましたが、相手はいつも学校で一緒に過ごしているお友達の家。
親御さんたちも幸い、良い方に恵まれているので、楽しんで帰ってきます。
お友達の国籍はバラバラです。
子供の感想を聞くたびに、一泊二日の徒歩圏内の留学先で、ホームステイをしている感じです。
お風呂は、夕方出かける前にシャワーを浴びてから出るので、お友達の家では、シャワーは浴びずに帰ってきます。

我が家にも、頻繁に来る子がいます。
日本が大好きな子で、和食も喜んで食べてくれます。
先日は、夫が出張中と分かると、「泊まっていい?」となり、何も準備していませんでしたが、お泊りセットを急遽お母さんにもってきてもらい、泊まって帰りました。

日本にいると、中・高校生くらいの女子がお友達の家にお泊り行くなんてことになったら、事前に親御さんと連絡とったり、おみやげはどうしようとか準備がかなり大変になるんだろうなと思います。
住宅事情によっても違いますよね。
こちらは、突然だったりするので、手土産がないことも多く、お泊り会の敷居が低いのです。

こんなふうに育った子供が高校生以上になると、グループで1泊2日のお泊りに出かけたり、家族旅行に便乗したり、などなど、結構気楽にみなさん外泊を楽しんでいるように感じます。
男女混合のお泊りとなると、また事情が変わってきますが、そこは本人と親御さんの考え方が出るところで、今のところうちの子は自分の意志で断って帰ってきます。
ご家庭によっては、親御さんの方が気楽に「楽しんでらっしゃーい」という方もいます。

こんなことを数年間、繰り替えしていくうちに、親も子も少しづつ社会に対しての良し悪しの免疫がついて、遠い国や街に大学から引っ越していく心の準備をしているのかなと思います。
一方で日本人の私たち親子には、驚くことも多いですし、子供も色々戸惑いが多いのが見ていてわかります。
幸い、高校生ぐらいまでだと、まだ親御さんや先生ともコミュニケーションが取り易いので、比較的対応しやすいのは助かります。
海外ドラマで、大学進学のタイミングで引っ越す子供のシーンがよくありますが、親も子も寂しくないのかなぁと思っていましたが、きっとこうやって免疫を付けているのかなと思うこの頃です。

今日も読んでいただきありがとうございます。
Buona giornata. Grazie.

では、また^^





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