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駐妻。海外での日本語教育について思うこと。

こんにちは。

子供たちは早くも夏休みが始まりました。
夏休み開始とともに、猛暑到来のイタリアです。
我が家は期間限定イタリアライフなので、今年は塾のオンラインと一時帰国の予定です。

学校のお友達の外国人も母国に帰る方が多そうです。
面白いことに、帰るのがすごく早い方も毎回数名います。
学校もそれを見込んでいるのか、小中学校の最後の一週間はほぼ授業らしいものはなく、映画を見たり、遊んでいます。
最終日に向かっていくにつれ、一人減り、二人減り、、とだんだん減っていきます。
今年は、下の子クラスは最終日にお友達が家でパーティーを開催してくださり、学校からそのままみんなで車で乗り合いをして、お宅に直行。夜にお迎えに行きました。そして、各々の休暇に突入しました。
翌日から子供たちはSNSのストーリー機能を通して色んなところに出かけている様子をお互いに共有しているようです。

こんなふうにお友達の夏休みを見せつけられるので、アメリカにいた時も、そして今も、
「なんでうちだけ塾なの?」
「勉強してるの日本人だけだけど!」
と、子供たちから猛反発を買います。
もう長女は、2度海外から日本へ帰り、帰国入試をしたり、その後の大変さを経験済みなので、日本人だから仕方ないと、不満を飲み込んで今は自分の目標に向かっています。

アメリカ時代、台湾からのアメリカの現地校しかないエリアへの引越し。
私はひたすら日本語力が心配で、強制的に頑張って日本語の勉強をさせていました。当時はまだ幼かった娘の反発はすざましく、何度も喧嘩しました。そして帰国。
アメリカの3年間の私の日本語への努力は、ほぼ役に立ちませんでした。
それどころか、勉強嫌いにさせてしまったようにも思います。
その反省から、イタリアにきてからは、イタリア語が大変ということもありましたが、下の子には、あまり圧をかけないように、ジワジワ攻める作戦に変更しています。

私自身が数年前に大学に入り直して勉強しなおしたこともあり、何事も本人の興味がある時が一番身につくということを学びました。
勉強ばかりは、本人が興味を持ってくれなければ、いくら与えても効果がなさそうですね。
引越しとともにやめたり、先生が変わった習い事も、今は状況的にできないけれど、続けたければ帰国して再開すればいいと子供たちに伝えています。
日本語は、自宅では日本語で会話をするようにし、勉強は負担にならない程度で維持しつつ、あとは本人が必要と思えばそのタイミングから少し時間がかかっても、遠回りでもやればいいと思います。
ハーフのお子さんで、補習校はやめてしまったけど、大学の第二外国語で日本語を勉強して、しっかり身につけた方もいました。

駐在でも日本人が多くいるエリアと少ないエリアでは、日本語環境はかなり違い、どちらがいいとかはないですが、私のように日本語力に不安を持って暮らしている方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
そんな方に言いたいです。(難関校を目指されている方は、別です)
お子さんと喧嘩しなくて大丈夫です。
比べなくて大丈夫です。
今の暮らしを楽しく、幸せに過ごすことがまず一番。
余力があれば、日本語に取り組めばいいと思います。
意気込みすぎなくて大丈夫です。
少なくとも、子供達は親とは違う人生を生きていて、違う環境で育っているので、私たちが想像する人生とは違う、オリジナルな人生を歩んでいくことでしょう。
その先に何が待っているかは誰にもわからないので、それなら、ただでさえ大変な外国暮らし、自由にのびのび過ごした方がいいのかなと思います。
心がしっかり満たされれば、子供は時期がきたらちゃんと進んでいくと思います。
母国で育つことができない期間があった結果、第三者的な視野を持ち、何かのかたちで日本の未来に貢献できることを願って。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

では、また^^




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