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Micro-TESE 1回目*ピッピ編【不妊治療ブログ#6】

こんにちは。
ピッピ(夫)です。
今回は手術を受けた側の視点で体験、体感した事を書いて行きます。

手術前
TESEにあたり、事前検査や問診を一通り行い
・一泊入院
・全身麻酔
・両方の玉を切開
などの方針が決まりました。
前半はこの病院では標準として定められているもので、特に異論なく先生にお任せしましたが、対象の玉を一つにするか両方にするかは私から両方でお願いしました。
やるからにはここでしっかり結果を出したかったので、片方だけという選択肢は考えてませんでした。
(今にして思えば、ここで片方温存しておいたらこの後の展開も少し変わってたのかも…?)

手術前は特に日常生活に制限はなく、普段通りに過ごしましたが、直前1週間は感染を控える為になるべく外出は控えました。
仕事は在宅勤務が中心なので、調整が楽で助かりました👍
前日は下の毛を剃ってくる様指示があったのですが、初めてなのでどこまでやれば良いのか分からず、夫婦共同作業でできる限りとことんやりました😆
次回以降で知ったのですが、完璧にツルッツルにする必要はなく、手術の際に邪魔にならない程度(袋周辺の毛を5ミリ程度まで切る)で良い様です。

この時は正直「不妊」自体を深刻に考えておらず、私の兄と弟どちらにも子供はいるので自分だけ精子がないという事を実感しにくく、手術すれば精子は回収出来るだろうと根拠もなく楽観的に考えてました。

手術当日
当日は朝9時に病院に行き、入院手続きをしたら私は点滴を打って病棟内の集合病室、ゆには病院のレストランや家族待機室でそれぞれ待機です。
前回ゆにが書いた通りかなり待ち時間があったのですが、ゆにと手術以外の話題でLINEし合うなどして時間を潰しました。
予定より2時間くらい遅れてようやく呼ばれた後は慌ただしく進み、ゆにとの挨拶もそこそこに手術室に入り、器具を色々つけられながら「最後ゆにともう少し話したかったなぁ…」と思っているうちに麻酔が入り、気がついたら手術前とは違う個室病室にいました。
結局手術時間も予定より延びて21時を過ぎていたとの事で、別の病室に移したそうです。
覚醒した直後には隣にゆにがいて、「お疲れ様」と声を掛けてくれた時に手術が終わった事を認識しました。
ゆに、遅くまで付き添ってくれてありがとう😊

その時に精子が回収出来たらしいと言う話も聞いて安心し、当日はまだ食べ物を口にしてなかったので取り敢えず甘いものが食べたいとリクエストしてゆにに買ってきてもらいましたが、麻酔明けの眠気が強く、買ってきてくれたもののそのまま寝てしまいました。。。🙏

ただ、0時過ぎくらいに目が覚めた後は徐々に切られた部分の痛みが強くなり、ゆにが買ってきてくれたおやつを食べたり、トイレに行ったりしながら朝を待ちました。

手術後
朝になり、個室から集合病室に戻って朝ごはんを食べた後で先生が回診に来て一本だけ取れたので凍結したと説明を受けました。
当時は余り知識もなく、「一本」がどれだけの量か把握していなかったのですが、「だけ」と言う表現から充分な量でない事は感じました。
ただ、この時は不安感よりも少ないまでも結果は出た事への達成感の方が上回っており、説明を聞きながら(この後は顕微授精だな〜)と次を思い描いてました。

その後、ゆにも迎えに来てくれて退院しタクシーで帰宅しましたが、この時から切られた痛みだけでなく玉自体にも蹴られた時の様な鈍痛と吐き気が出てきました😓

切られた痛みと軽い出血、吐き気は退院後2〜3日
鈍痛は1週間くらい続きました。
退院翌日からは仕事も復帰したのですが、しばらくは座ってるのもしんどくてモジモジしながら仕事してました😅
…とまあ体調は不快でしたが、気分的にはこの時は次の顕微授精に向けて前向きな気持ちになってました。

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