日本は精神疾患の情報が圧倒的に少なくて損をしている

子供の鬱や不安障害、発達障害などについて親御さんに説明する時に、診察時間だけでは話しきれないので何かリソースをあげたくなる。
家に帰ってとりあえずググるが、ない。情報がない。

したかなく英語でググるが、情報がある。山ほどある。

この違いはなんだろう。

英語では、とにかくピンポイントで大量の情報を提供してくれる。公的機関や医療機関、専門機関のウェブサイト、YouTubeや経験者のブログなど、認知特性に合わせていろんなタイプの情報が無数に転がっている。
同じ検索ワードを日本語でかけても、ドンピシャな情報は提供してくれない。表面を舐めるような素人の情報か、専門家の難しすぎる文面や講義かの二分化されている印象。


私はこの違いは、精神疾患への偏見にあると思う。

なぜか精神病は恥で、カウンセリングを受けるのは恥で、とりあえず問題は隠して自分で根性論でなんとかしようという考えが社会にはいまだに流れているのを診察室で感じる。

子供の精神疾患は問題が小さい芽のうちに親子で学んでセラピーを受けるなどした方が確実に改善する。

日本人は遺伝的に鬱や不安になりやすいのに、サポートは充実していない皮肉。
英語で検索して翻訳するのが今のところベストと思う。



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