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潔さ。

今回は、仕事を辞めようか・・・
急に気持ちが変わったお話です

新しい職場で働き始め
かなり主力で
がんばってきたはず?の
私だったけど
数日前、辞めてみようかな
突然そんな気持ちになった

とりあえず今の段階は
体調不良で検査のため(本当の話)
しばらくお休みをお願いして
許可をもらえたので
まず今日から行かないで済んだ
辞める意思が固まっただけで
まだ辞めると言ってないけどね

前にも書いた
リーダー気取りのマウント小娘。
確か春には辞めると
聞いていたものの
そんなはずはないと予想的中
やはり辞めないとか?で
しばらくぶりに
先日、お店へやってきた

大御所の登場ごとく
「あ~私がいないと
  やっぱりダメねぇ~」
と言わんばかりの空気感と口調。
偉い人がいなかったのもあり
久々に社員へダメだしを
あれこれ始め・・・

出勤表を眺めながら
「仕込みやる人いないかぁ」
そう聞こえた何気ない言葉に
なぜか妙にひっかかった

仕込み。
翌日以降のために
仕込みをするんだけど
お店の冷蔵庫を開けると
ほぼ私が毎日
仕込みをやってきた食材が
たくさん入っていて
マネージャーやみんな
誰もが知る事実。

ダメ出しをされていた社員が
「いや、仕込みは舞さんが・・・」
と小声で言って
私の顔を見たものの
小娘はもちろんスルーで話を続け
私は何も言わず知らん顔をして
手元の作業に集中していた

ここまで読んで
それが何だ?っていう話だと
書いている私も思うけど

ふと、
私はまだ排除されてるんだ、と
改めて
久しぶりにまた気づかされ
腹も立たず、ムカつかず、
ちっとも凹まない自分に
なぜか不思議になってね

“徹底的に足場を崩されていく”
私が存在していないかのごとく
よく考えてみたら
いつまで私は
こんな思いをさせられ
これからもされていくのか?

ふと、いろいろと
頭を整理していくうちに
もし私が辞めたら?
という仮定に基づいて
客観視して、想像してみたら
私さえいなければ
みなさん上手くいくのでは?
そう思えてきた

安いお給料で
おそらく社員並みに働いて
信頼築き上げ頑張ってきた
でも私が
ここで働かなきゃいけないという
理由は何1つないね?

思えば、働き出すまでに
苦労もたくさんあったから
やっと採用され
エンジン全開でやってきて
すっかり外の世界を
忘れつつあったなぁ~と。

もういいんじゃない?
何1つ悪いことを
したわけじゃない、
やりきったと思えない?
突然、そんな気持ちになった

あの日は確かに仕事を終え
職場を後にした瞬間
ふと悲しくなった
心が折れたと思ったけど
今から思えば
満足したから覚悟を決めただけ
だったのかもしれないな

さらに、もう1つ。
マサル企画の飲み会が
水面下で開催されていたようで
その後、どうも空気が少しだけ
ご都合主義マサルの説明で
娘を含む、私、我が家の話を
何か話されているのでは?
と、マネージャーや
若者の雰囲気から感じていた

ウソや、口からでまかしを
調子よく平気で話すような
マサルくんを知らないから
もし本当に話題にされたなら
当然みんなは話を信用するかもね
彼の仲間でさえ、本当の彼を
知らないに違いないと思っている

多少の誤解をされ始めたとて
仕事で示してきたつもりなので
ご自由に思って
勝手に言ってくれていいさ
「真に受けているの?」
弁論反論するつもりも一切ない

休みをもらう前に
今日を最後の日にしよう、
そう決めて翌日1日本気で働いて
片時も手を抜かず、仕込みも終え
達成感を感じ始めた頃

最後の最後になって

マサルくんの仲間の1人が
「どんだけ
  やりたがりなんだよ!」
低い小声で
私の背中へ向かって言ってきた

ん?空耳??
軽く振り返ると
彼は耳を赤くして
下を向いて作業していた

とりあえず
私は何もなかったように
厨房へ戻り
今、聞こえた言葉は・・・??

やりたがり。なるほどーー

人は進んで仕事をして
一生懸命やっていると
“やりたがり”に
映るものなのかね

でもさ、やらなきゃやらないで
立っているだけなら
サボるオバサン、と
きっと言われるよね

仕込みを頼んだところで
あのババア仕込みもやんねぇ
そう言われるよね

またしても
誰でもできる簡単な
たかだか仕込みのことで
やりたがり、まで
言われるほど
私はそんなに悪いことを
していたのだろうか?

料理に口うるさいパパの下で
主婦をやってきた経験と
台所に立っていた年月までは
若者には難しいかも、だけど
全部やってみればいいね
私はもう降りるんだから。

去り際、なぜか彼は
お疲れさまでした、と
離れた場所から言ってきて?
チラッと見て
軽く挨拶しただけの私。
もしかして、さっきの暴言に
ノーリアクションだった私の
顔色伺ったかな?若造。

でも大丈夫、
私は誰にも君のことを
言いつけないから。
ただ、これからの君の人生の中で
私じゃない誰かから
大きなしっぺ返しがあるはず
マサルくんへもよろしくね
そう心で思ったわ

最高のトドメの言葉のおかげで
私の仕事納めは上機嫌で
清々しく職場を後にできたのね

腹が決まった、この気持ち
私はこんな性格だったっけ?
自分で自分が不思議で仕方ない

これまで努力してきたことを
また捨ててしまうことだけは
もったいないなぁ~とは
思えてしまうけど

老若男女いたお店で
自分を雑に扱われても
決して誰へも仕事も
雑にしなかったことは
この私がよくやったなぁ~
また少し成長できたようだわ

家に戻ってから家族へ話して
毎日この話題をしているけど
その話はまた明日書けるわ
休みだからね(笑)

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