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※閲覧注意!自身の体験に基づく、幼少期にあった性被害について。

(4200文字程度)
※直接的な表現はなるべく避けてはいますが、見る人によっては気が滅入る内容となっております。
※ただの感情の吐露です。
※鍵代わりに有料設定しております。









小学3年生の頃。
うちは母子家庭で、母親は私と4つ下の弟を育てる為+父親の借金を返す為に仕事でほとんど家に居なかった。
私は母親の代わりに弟の面倒を見ながら家事をしていたので、学校に行けたり行けなかったり。近所でも有名で避けられていた。


住んでいたアパートには、還暦越えのどっしりとした雰囲気を纏った強面の管理人がいて、当時8歳の私でも「(変なことをしたり、言ったりしたらしばかれる!)」という認識を持っていた。
まだそれがわからない4つ下の弟が強面の管理人に対して「ハゲつるピッカーー!!」と叫び、「やいとすえるぞ!!おどれぇ!!!」と代わりに私がゲンコツされたこともある。
親以外の人間が当たり前のようにゲンコツをしていた時代で、当時は母親の次に怖かった。


この出来事から小学生の私は「悪いことをしたら追い出される」「アパートに関しては管理人に全権限がある」と思い込んでいた。
今思えば思考がかなり飛躍しているが、とにかくこの管理人が母親の次に怖かったのだ。
※大事なことなので2度書いた。


家を出入りする際、管理人室の前を必ず通る構造になっており、いつも管理人が小窓から睨みを利かせていた。※文字通り本当に毎回睨まれていた。
その度に弟がまた変なことを言わないか、私は冷や冷やしていた。



ある日、アパートの公園で弟を遊ばせていると、「毎日弟くんの面倒を見て偉いなぁ」と管理人が話しかけてきた。あの超怖い管理人が。普通の会話は初めてだった。ハゲつるピッカの1件だけではなく、他にも騒音などで怒られてばかりだったため、「(怒らないこともあるんだ!)」と私は心底驚いた。
※これについては静かにできない私たちが悪かった。


続けて「鍵を失くしていないかワシが見ちゃろう」と、カギっ子の私の服の中に手を入れてきた。
鍵は太めのストラップに付けてあり、首から下げている。服の中に手を入れなくても見ればわかることは言えなかった。せっかく管理人が怒っていないのに、怒らせることになると確信していたからだ。
※別件だが、当時虐待を受けていた為、大人が怒る事象に対してかなり敏感になっていた。


しばらく服の中をゴソゴソ…ゴソゴソ…と弄り「鍵を失くしていないか、また今度見ちゃろうね」と、そそくさと管理人室へ戻って行った。



服の中に手を入れる必要性がないということも、この出来事の気持ち悪さも、次同じことがあったとしても拒否することができないことも私はわかっていた。




「(めっちゃおっぱい触られた…)」



それ以来、何かと理由をつけて肩や腕、頭なども含めた体のあちこちを、ペタペタペタペタと触られるようになったため、私は管理人室の前を以前よりも足早に通り過ぎるようになった。

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