むちゃ食い(過食性障害)と完璧主義

小学5年生から27年間、ずっと異常な食欲で、肥満体型の私が、嘔吐を伴わない過食も「むちゃ食い」という障害だと知り、ただただ自分に向き合う・気づきを得る・マインドフルネスの手法で手放していく過程の記録。

今日は、STEP3 完璧主義というパーソナリティーが、過食に与えている影響を見つめる


昨年末に、友達とのふとした会話から、私って「完璧主義」なんだという気づきがありました。今までも軽い気持ちで口にしたり言われたことはあったけれど、今回は「完璧主義」というワードがずどーんと響き、今のいろいろな問題や辛い感情はそこから来ているんだ!という大きな出来事でした。

例えば、

・先のことを考えすぎて、後回しにしてしまう。ポイントは、ただの後回しではなく、事前の熱意は強くて、調べまくりたくさんの情報を検討した結果、ベストがわからないから決定できないというところ。

・自分に厳しく高いレベルを求め、頑張っていない他人にいらつく。やれよ、気がつけよって思う。だいぶ強い苛立ち。私が正しい。

あぁ。両方共手放したい。。。


むちゃ食いについて調べているうちに、完璧主義の人が多く、一気に治療をしてよくなろうとするがそれは違う、という記述が。(どのサイトか辿れないので、違うサイトを貼ります)


はいはいはい!私完璧主義です。

この瞬間も、よく調べて最初から自分に合ったベストな治療法と出会いたい!劇的な効果があって、ささっと治ってキレイな自分に変化しちゃうんじゃないかしら。と夢見て、検索しまくっていました!!!

ほんと、検索ではなく、どんどん実行すること、自分と向き合うことに時間をかけなくては。よく聞くこの言葉を自分が言うようになるとは思いませんでした。

「答えは自分のなかにある」


完璧主義な私が過去に取り組んだダイエット

ダイエットをするなら、短期集中であるメソッドを完璧にやり遂げる!変化も大きい!というタイプのものが好き。

一度取り組んだのは、筋肉がつく整体のような施術を週1で受けつつ、普段は10くらいのルール(何時までに寝る、お風呂に入る、糖質オフ、お菓子食べないなど)と毎日の体重を記録するグラフシートが渡されるやつ。2ヶ月くらい続いて10kg以上痩せた、一番の成功体験。続いたのは、担当の人に毎週会って一人ではなかったから。さらけ出せるパートナー、応援は必要。そして睡眠は大事。

10kg痩せてもまだ友達より太っていたけれど、あの時は普通っぽくなったと思う。服の試着も気楽にできた。ある朝歩いた時に、脚そのものが軽っと感じた日があって(脚の裏の肉の重さがない軽さ)、みんなこんなに軽い脚で歩いてるのか!とびっくりしたなぁ。あの身軽な感覚、また味わいたい。

仕事が忙しくなったか何かで意識が弱まり、いつからか元の食生活に戻り、気がついたらリバウンド。食の好みも変わっていたし、続くかと思ったのにな。

他にも5日間のクレンズや、糖質制限など、いろいろ経験あります。


完璧主義な私のダイエットの特徴

・薬を飲むだけなど、楽なダイエットはむしろやろうと思わない

・ある負荷があって、それを頑張って乗り越える私、その結果得られるキレイな自分という、苦労から成功のストーリーが好き

・最初は楽しく取り組める。自分をよくする納得のプログラムを見つけ、取り組む喜び。わくわくする。

・一番の重要事項になって、集中しすぎる。これは食べちゃダメなのか、夕飯にはなにを食べるかなど、一日中食べ物のことを考える。体重記録を何度も何度も見返して、同じペースで減ったら来月には◯kgだ!と妄想したり、思ったように減らないと、理由を考えまくったり。仕事より恋愛より、一番大事。

・仕事が忙しくなるなど、プログラムに完璧集中ができなくなった途端、すべて放棄。徐々に挫折とかない。一気にもういいや、と存在自体忘れる。完璧にできないなら、全然やらない。毎日つけていた食事記録を書くのをやめたこと自体に気がつくのが3週間後とか。プツンと終わる。


過食に影響していそうな完璧主義の要素

・誰だって、普段は小さな我慢を続けながらも、今日はポテチ食べちゃった、という小さな爆発は起こしている。それが巨大な大爆発になるのは(ポテチもアイスもクッキーもパスタもシュークリームもお団子も食べる)、ある意味で完璧主義。小さなほどほどの爆発では中途半端。するなら徹底的に!悪の結晶的な、完璧な爆発をつくろうとしている気がする。

・脳を使いすぎ、GUT・腹・直感を無視している。そもそも追求している完璧って、完璧な快楽・幸福感・心地よさではなく、知識的・外部の評価的正しさの完璧さ。これまでのダイエットには、確かに身体や精神的に「快」にしてくれるルールもあったのに、その快楽をしっかり感じるよりも、ルールを守ることに意識とエネルギーを使いすぎてしまう。だから、ダイエット後は、味わった「快」を続けたい気持ちより、ルールを完璧に守る努力の「不快」をやめたい!が強すぎて、突然元に戻ってしまう。不快を育ててしまいがち。

・ダイエット中浮かぶのは「本当の自分になりたい」という夢。仕事や友人関係や恋愛などは幸せ、あとは痩せたら完璧なのに。もしくは痩せさえすれば、他のこともうまくいくのに。私は体型だけおかしい、この体型は本当の自分じゃない。自己否定。気がついていないけれど、だいぶ虐められて傷ついているのかも。ごめんね。


今日のまとめ

完璧主義とむちゃ食いは、とっても結びついている。

完璧主義の思考回路に気づいて手放していくと、むちゃ食い衝動の手放しにもきっとつながる

頑張ることが正しい楽しいと思っていたけれど、それは脳内ゲーム。達成感の裏で、メンタルや身体は、不快を育てている。感じようとしないから、その不快も大したことないと思いがちだけど、大したことある。

Don’t think, FEEL


さて。今日はしっかり朝ご飯を食べました。クロワッサン、卵、野菜、ソーセージ。我慢しないようにと思うと、若干食べすぎたかな。

でも昼も食べる。

過食の波がきても、我慢しない。よしよし、食べようねって許してあげる!目標は罪悪感をもたないこと!

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