むちゃ食い(過食性障害)を人に話す

小学5年生から27年間、ずっと異常な食欲で、肥満体型の私が、嘔吐を伴わない過食も「むちゃ食い(過食生障害)」と新たに認定されたことを知って、薬など使わず、マインドフルネスに改善していく過程の記録。

今日は STEP2 自分が過食生障害であると人に話す

改善するには、ひたすら気づきを得ていくこと。自分で自分を知ることが大切、目を背けないでよく感じることが必要、と思っています。

というわけで、STEP2の人に話すことで、改めて自分で障害を認める。人に話すことで、自分に聞かせる。人に説明することで、自分の理解を深める。あたりの効果があるかなと。

連絡した姉が電車だったので、LINEで聞いてもらったのですが、2つの効果がありました。

人に話したことで得られたこと

①2人暮らししたことある姉も、 私の過食行動を知らなかった。意外とバレていない。

②一般的な大食いとの違いを説明することで、衝動が来て過食している時の状態の理解を深められた。


2歳離れた姉とは、姉が大学に入るまで共に育ち、その後私が大学に入学してからは1年間東京で二人で暮らしたことも。なのに、私の過食行動を、見たことがないと。太ってるし、甘いものや油っぽいものが好きで、よく食べる妹だ、くらいの認識。

症状のひとつに「過食する時は、恥ずかしさからひとりで行う」というのがあるけれど、私、確かに隠れて食べていました。自分の部屋とか、家族のいない時間狙ったりして。でも、お菓子のゴミとかからやばい量を食べているなってバレていると思っていた。。。親しい家族でもわかってなかったのかー。

母親もダイエットに協力してくれたこともあったけれど、私がこんなに太っているの、なんだと思っていたんだろう。明るいし、一応健康だし、ただの食べ過ぎくらいに思っているのか。今度聞いてみよう。


そして姉も、細いくせに、コンビニでやばい量を買い込むこともあるタイプなので、すっごい食べるってよくあることだよね、別にいいんじゃない?と。それに大して、健康的な大食いの時と衝動が来て過食している時の違いを説明することで、自分でも改めて過食の時の心理状態を振り返ることができました。


健康的な大食いになる時と、衝動的な過食の時の違い

まず、絶対に一人になる。健康的に大食いなときは、人と一緒でも大丈夫。(多少、デブだなと思われるかなとか気にするけど)「やばーい、生理前かなー。今日は止まらなーい。」とか、普段とは違うとアピールしつつ、友達とも食べられる。それに対して、過食衝動の時はひとりになる。人に見せない。部屋に行く。実家にいた頃は、家から離れた公園に行ったこともあるし、ゴミもこっそり始末する。

と姉に説明していて、過食の衝動って、強くて止められなくて一気に起こっちゃうのと思っていたけれど、意外と計画的だと気がついた。だって事前にコンビニに行くし、その後ひとりになる場所を確保するし、さらにゴミの処理をこっそりしたりする。コンビニに行く前の葛藤タイムもあるし、意外と時間をかけてる。完全犯罪みたい。コンビニで調達しながら「やめられないかなー。せめてこっちを買おうかなー。」とか多少考えるときあるんだよね。それって、衝動に取り憑かれているよりは、少し隙のある時間帯。今後、気づきが深まって、衝動を客観視できるようになってきたら、その食料調達の時にもうちょっと対処できるかも、という希望が。まさに食べている最中は衝動が強すぎて、客観視とか絶対無理な気がするし。


次に、食べ方の違い。とにかく一気に行く。飲物で一息とかない。味わうとか噛むとか記憶にない。処理する、吸い込む...。しっくり来る表現がまだないけれど、とりあえず食べるではなく貪り食う、状態。息継ぎしてるのかもよく覚えていない。なくなるまで、気持ち悪くなる限界まで、止まることがない。


それから、食べる物の種類。そもそも、味の濃いカツ丼やお好み焼き、チョコやクッキーは好き。でも、ヘルシーなきちんとした食事も好き。通常時はなるべく、オーガニックとか、出汁がちゃんとしてるとか、味わうことを楽しんでいる。食への意識は低くないし、いい環境にいると思う。

けーれーどー、衝動の時はふっとぶ。食べ物を選ぶ基準が変わる。なんていうか、下等なものを選びたくなる。普段は多少我慢しようと意識する(チップスとアイス、どちらかにしておこうとか)ジャンクなものを組み合わせて、むしろひどいラインナップにしようとしている気がする。ダメなやつのオールスター大集合。普段の我慢の憂さ晴らしをするもの。あと、貪り食いやすいものね。熱くてペースの落ちそうなもの、食べにくいものは選ばない。焼肉食べ放題とか行かないなー。すぐ調達できるもの=コンビニなるっていうのもあるけどね。


最後。満腹感を感じない。最終的には、気持ち悪くなって止まるんだけど、その手前にあるはずの満腹=満足を全く感じない。たまに買い込んだものを全部食べ切る手前で、やめようかなと思うし、一瞬は手を止めてみる。でも満腹じゃないなとおもって結局食べ切る。

おなかにいっぱい物が入っているんだろうけれど、満腹感、満たされた、いっぱい、は全く感じない。さらに進んで、吐きそうに気持ち悪い、という不快感は感じられて、そこでようやく衝動が止まる。満腹感は感じないが、強い不快感は感じられてようやく止められる

衝動が止まると安心する。満腹感の幸せな満たされたのとは違うし、落ち込んだりするけれど、でもこれで終わったという満足?安心?はある。


まとめ

STEP2では、自分が過食性障害だ、という認知をより深めるために、人=姉に話しました。

告白すること事態が大切だし、それが難しい人もいるだろうけれど、私はそこにあまり心のブロックを感じなかった。SNSでみんなに話すのは恥ずかしい、無理、と思うけれど、他の親しい友人にも告白できると思う。告白できるということは、過食性障害であることを否定せずに認められている、ということだと思う。

今回の収穫は、説明することを通して、自分の症状により深く気がつけたこと。突っ込んで聞いてくれるカウンセラー体質の姉にも感謝。次に衝動が来た時は、これでより「冷静に観察する」ができるのではないかと。


マインドフルネスは、自分に気がつくこと。自分をよく知ることが愛。

衝動を止めようではなく、ただただ気がつく、目を背けずに受け容れる、ことで、するすると解けていく。はず!

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