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なぜキャンプに?

アウトドアスポーツ一切苦手なのに、なぜキャンプは、好きなのか?
続いている理由を時間ができたので改めて考えてみた。

始めてみて分かったのは、一言キャンプといっても結構な時間を、準備、移動、設営、撤収に取られるということ。ちょっと飽きっぽくて、計画性がなく、忍耐力にも欠けて、体力にも自信のない自分には、そもそも全然向いていなかった

キャンプ≠キラキラ&ハッピー

これまで全日程が晴れて、気温も湿度も快適で、持ってきた食材も過不足なく、渋滞にもはまらず、みんな無傷で、最後までニコニコ笑顔で過ごせたね!なんてキャンプは一度もない。

まず計画通りにいかないし、想定外のことしか起きない!

晴天マークしかなかったのに突然豪雨になったり、そんな中テント張らなきゃだったり、畳まなきゃだったり、クマが出て閉鎖になってキャンプ難民になりかけたり、ほとんどが芝生サイトなのに割り当てられたのは土サイトだったり、そういう時に限って雨が降って泥サイトになったり、聞いた事もないようなケダモノ?の叫びに怯えちゃったり、熱が出たり、怪我したり、忘れ物しちゃったり、ケンカしたり、、、

たいていガーンとかうわぁーとか、理不尽な事だらけだ。

そして、またしても

目的のイベントが天候悪化で急遽中止になってしまった、、、

到着まで6時間以上かかったけど、、、

でも、ま、こんな事もあるさ、とリカバリーも早かったりする。夫と子供は釣りをすることになった。

成り行き任せで

キャンプを始めた頃は、満天の星空を見たい!と毎回鼻息が荒かったが、期待すればするほどその願いは叶わなかった。夜になると雨が降ったり曇ったりで、せいぜい一等星くらいしか見れないことが続いた。自然は全然忖度してくれない。

もう成り行き任せでいいや、と思うようになった頃から、なぜか夜空一面に広がる星が見られるようになった。

こうならないかなぁ~と願うより、ただ自然の中に身を置いてみる。野生のフクロウが捕食する瞬間にハッとしたり、朝靄の光でトンボの群れが輝いてわぁ~と驚いたり。

そして、(ちょっと面倒な)ピザ生地を作って焚火で焼いたら名店の味だったり、(だいぶ面倒な)ダッチオーブンで作ったビーフシチューが死ぬほど美味しかったり、お友達ができて意気投合したり、お別れで号泣したり、YouTubeでしか見た事なかったスウェーデントーチが意外に普通にできちゃったり、超絶珍しいお魚が地元のお魚屋さんで買えたり、、、

何が起こるか分からないけど、何かが起こるからやめられないのだ。

だから、私はどんなに!どんなに!準備や片付けが面倒でも、やっぱりキャンプという名の冒険に出る。

イベントの代わりに行った釣りで、なぜか子供が爆釣したのもそんな予測不能な奇跡の一つかもしれない。

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