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インタビューシリーズ#1 「描いてみないとわからない」がわかった1000枚

こんにちは。このnoteでは、主に私が考えていることを綴っていますが、自分を知って貰うだけでなく、友達や知り合いなどの活動も紹介していきたい!と思い、新しくインタビュー記事も投稿していくことにしました。
私が個人的に話を聞きたい人に声をかけて、お喋りした内容を通して、その人のことを紹介します。(フリーランスのクリエイターや、個人経営のお店など、個人事業主の人が多くなる予定ですが、特にジャンルなどは決めていません。)

初回は、イラストレーターのまるいえさんです。
デザインのお仕事をされる傍ら、まるい世界観の中で表現した可愛らしいイラストを毎日描き続け、インスタで1000枚投稿を達成されました。

私: まるの中に色んな構図や彩りで世界観を表現されている絵たちが、とても好きなのですが、誰に強制されるでもなく一日一枚、毎日描き続けること自体が本当に凄いことですよね。

ま: 続けるのは得意かもしれないです。小さな頃から日記も書き続けていますし、家計簿なども。出来上がっていく過程を見るのが好きなのですが、飽き性でもあります。絵も、新しい構図や色を試してみたり、「いかに自分を飽きさせないか」ということは考え続けてきました。自分を飽きさせないように、自分を楽しませてあげてから、それからやっと、他の人を楽しませることを考えられます。

私: 1000枚描くことにしたのは、どういった動機で始めたのですか。

ま: 元々は白黒のリアルタッチな絵を描いていたのですが、カラーやデフォルメの絵が苦手だったので、克服するために始めました。100枚を目標にしていましたが、描き終えてみて自分の中でそんなに変化が無かったので、続いて500枚を目標にしました。500枚描いてもまだ納得いかなくて、1000枚を目標にしました。2021年末に達成できる目処が立ったので、そこからはテンションも上がり迷い無く毎日描けました。

私: 凄いですね。確かに500枚描けた時点でもう習慣化されていますし、1000枚まで描けることは自分の中で確証がありますもんね。

ま: そうですね。楽しい事があった日に楽しい絵が描ける時もありますが、楽しい事があったからこそ暗い絵が描ける時もあります。イメージ通りに描いたのにつまらない仕上がりの時もあったり、何も浮かばないまま描き始めてみたら意外と良いものが描ける時もあったり、「描いてみないとわからない」ということを、1000枚通して学びました。
このまま描き続けることもできたと思います。でも、続けながら他のテイストの絵を描こうと思うと、自分の気持ちの切り替えがとてもしんどいので、ちゃんと1000枚で終えて、区切りをつけることにしました。

私: セラピー的な要素もあったのかも知れないですね。

ま: それはあるかもしれないです。
絵は、「感情を動かせる」と思っています。毎日絵を描いて1000枚達成して、描くのをやめたら、感情で描くものが無くなったので、精神的に不安定になりました。それで、アナログで描いてみたり、手織りの立体的な表現をしてみたり、ということを始めました。
クライアントさんのご依頼ありきの、商業ベースのデザインのお仕事をしていると、自分がクライアントになって絵を描いたり、絵とデザインを合わせて雑貨を作ったりしたい欲もあります。デザインのお仕事も、絵の表現も、両方が私に必要ですね。

私: カレンダーやイラスト集も購入させていただきましたが、確かに、アートというよりデザイン思考ベースの絵ですよね。白黒のテイストも描いて欲しいです。

ま: 嬉しいです。絵を付けたファングッズではなく、雑貨として可愛らしいデザインのものを作りたい気持ちがあります。また白黒も描きたいですし、今後、服や音楽など、別のジャンルの作家さんとコラボして何か作ることもやってみたいです。

私: 今後もご活躍を楽しみにしています!ありがとうございました。

今後も、コラムの投稿と並行して、こうしたインタビュー記事の投稿もしていきます。ここまで読んでくださってありがとうございました。


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