【進撃の巨人】進撃の巨人の対比(繰り返し)表現について
私の中では,最も面白いと思っている漫画です.とにかく作者が天才だと感じます(←語彙力).
『進撃の巨人』の魅力の一つに,随所に見られる対比表現だと私は思います.そんな『進撃の巨人』について,個人的に感動した対比表現3つ挙げたいと思います.共感していただけるとありがたいです.
※以下,ネタバレありです.
エレン vs. 超大型巨人
5年前に壁を壊した元凶の背中をとり,討ち取るシーンは,前後の内容含め進撃の巨人屈指の名シーンだと思います.
下図,エレンのポーズがそっくりですね.エレン,超大型巨人,壁の3つで描画が構成されている部分も似ています.
1巻の表紙
21巻でのシーン
ちなみに,33巻の表紙も対比になっています.
『この世から一匹残らず駆逐する』
このセリフは私の記憶では4回登場しています.そのうち2回は同じ意味ですが,それぞれ「何を」駆逐するのかによって,意味が全く違っています.その背景をこのひとフレーズに盛り込んでいるところに感動します.
巨人を
エルディア人を
壁外人類を
『これは〇〇が始めた物語だろ』
このセリフは2回登場しています.どちらもグリシャを突き動かすためのセリフなのですが,激励で動かすのと脅しで動かすといった,ニュアンスの違いが込められているのがすごいと感じました.
クルーガーがグリシャに
エレンがグリシャに
その他
対比表現は他にもたくさんにあります.私が記憶している範囲で記載します.
『あれ』(子どもが指差すシーン)
『値踏みさせてくれよ』(ジャン,フロック)
『頼んだよ,オニャンコポン』(ハンジ,アルミン)
立体機動装置を捨てて,交渉に臨むアルミン
エレン・ミカサ・アルミン vs. ライナー・アニ・ベルトルト
兄と弟(イェーガー兄弟,ガリアード兄弟,グライス兄弟)
ガビの狙撃
最後まで読んでいただきありがとうございました.
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