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実はこれも児童虐待!?知ってるようで知らない児童虐待 ~性的虐待編~
皆んさんこんにちは(*'ω'*)
malbroomです♪
今回は児童虐待の1つ、性的虐待についてお話ししたいと思います。
1 定義
性的虐待について、日本の法律や文献では下記のように定められています。
第二条
二 児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること。
子どもが,年上の人や知的・体力的・社会的により力を持つ人にされた性的な行為。子どもがその行為を強制されたもの,望まないもの,また拒まなかったとしても混乱し嫌悪・恐怖・罪悪感などの感情を経験した場合をいう。身体の接触を伴うものと伴わないもの,両方を含む
編者:グループ・ウィズネス (2004) 明石書店
2 発見されにくい虐待被害
性的虐待は虐待の中で最も発見されにくく、かなりの数の暗数がいると言われています。
2才以下の女の子の6人のうち1人,男の子は17人のうち1人が性虐待にあっているということがわかっています。
判明しているだけでもこれだけいますが、実際はもっと多くの児童が性的虐待被害にあっていると言われています。
性的虐待被害が発見されにくい理由として、子どもが以下のようなことを思ってしまうのも原因の一つです。
☆虐待した人に脅された。
☆「信じてもらえないかも,うそつきといわれるかもしれない」と思う。
☆誰かに一度話したとき信じてもらえなかった。
☆「わたしにもいけないことがあったかも」と思う。
☆怖い
☆思い出すことがつらい。
☆もっと傷つくかも……。
編者:グループ・ウィズネス (2004) 明石書店
性的虐待を受けた子どもは、色々な理由からその被害を打ち明けることができずにいます。
一番はじめに話した大人に信じてもらえなかった子どもは,基本的信頼が損なわれることが多く,たとえばその後すぐに大人が子どもの言い分を認めはじめたとしても,引き続き打ち明けるのがとても難しくなります。
編者:グループ・ウィズネス (2004) 明石書店
子どもから性的虐待被害の話を聞いた大人は、驚き、動揺し、信じられない気持ちでいっぱいになるかもしれません。ですが、子どもが大人に性的虐待被害を話すことはとても勇気のいることです。そして、勇気を出して話たことが大人に信じてもらえないということは、子どもに更なるショックを与えてしまいます。
子どもから虐待被害の告白を受けた大人は、真摯に子どもの話に耳を傾け、すぐに児童相談所や警察に連絡してください。もし、その事実が間違いだったとしても、連絡した人が責められるようなことはありません。
3 性的虐待の具体例
では、どのようなものが性的虐待に該当するのでしょうか。
厚生労働省は下記のような具体例を示しています。
イ.性的虐待(第2号)
●子どもへの性交、性的暴行、性的行為の強要・教唆など。
●性器を触る又は触らせるなどの性的暴力、性的行為の強要・教唆など。
●性器や性交を見せる。
●ポルノグラフィーの被写体などに子どもを強要する。
この他、思春期の子どもが異性の保護者と一緒にお風呂に入ったり、同じ布団で寝ること、子どもの部屋をこっそりのぞくことも性的虐待に該当する可能性があります。
大人はじゃれているつもりで、子どもに「キスしよ~」と言ったり、ボディタッチをしている場合でも、子どもがその行為にネガティブな感情を抱いている時は性的虐待に該当する可能性があるので、控えましょう。
4 性的虐待を疑う子どもの行動
性的虐待を受けた子どもは、自分からその被害事実を申し出ることがない場合でも、子どもの問題行動として表れることがあります。
① 子ども自身が露骨な性的行為を遊びとして他の子どもや大人に仕掛ける(正常な発達としての性的 な遊びから逸脱した行為)。
② 過剰で強迫的なマスターベーションを時には人前でも行う(ストレス性の問題による場合もある)。
③ 急激な行動変化としての家出、夜間徘徊と性的問題行動の出現。
子どもからこのような行動が現れた時、周囲の大人は"困った子ども"として被害児童に接してしまうかもしれません。でも、このような子どもの行動の裏には、性的虐待被害が潜んでいるかもしれないということを覚えていてください。
今回は性的虐待について書かせていただきました。
次回はネグレクトについて書けたらと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました(*^-^*)
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