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20代・30代で海外就職の壁って? 第一弾 お給料が下がる?

※当記事はブログからの移管記事です。初稿2019年8月31日。

タイトルから外れた質問となりますが、海外就職するメリットって何でしょうか?
5年間生活してみた結果、メリット様々だと確信しています。
例えば、知見が広がる、新しい経験を積める、人と違うキャリアを歩める、強制的な語学勉強、国内外の新しい友人が出来る...メリットばかりです。

パッとメリットを考えるだけでこれだけのものが浮かんできます。
さて、本題に戻りますが、これだけのメリットがあるにも関わらず多くの人が悩んで結局海外に出ないの何ででしょう?
今日はその原因と、5年間生活したあとに思う事のレポート第一弾です。

東南アジア就職を考える人でぶつかる壁はきっと1) お給料が下がる、2) 英語(現地語)が話せない、3) 友達が居なくて不安だと思います。
第一弾の今日は「お給料が下がる」について深掘りしていきたいと思います。

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実態を見てみよう

<東南アジア(または特定の国名) 就職>で検索をして求人を見てみると、国にもよりますが大体が日本の大学の新卒程の給与になっている事に気がつきます。
「USD1,500~」、「5,500リンギ~」でしょう。
* 給与が少し良い国を見つけたあなた、その国は例えば治安が悪いので応募者が少ないとか、都市部からだいぶ離れた地域にあり少しでも魅力的に見せようとしていたりします。
新卒での就職先としては日本での就職と大差ないので給与はそれほど気にならないかもしれませんね。

新卒から数年経ち、若干ではあるもののお給料が上がってきた20代後半から30代の方は、25−35万円ほどもらってるでしょうか?
この月5−10万円の給与減に尻込みしてしまう気持ち、私は痛いほど分かります。
私自身もマレーシアへの転職により月給約7万円下がりました…。
マレーシアはボーナスが年1度なのと、私の職場は残業代が出ないので年収で120万円ほど下がりました。 (前職の残業代良かったな〜)

しかし、ここで皆さんに考えて欲しいのは、「収入<手元に残る額」です。

大切なのは給与額じゃない?!

 仮に30万の収入があったとして、2割所得税や年金で使い、70,000の家賃を払い、友人との飲み会、デート代、割と高い電気代、交通費・・・いくら手元に残ってますでしょうか?

一例としてマレーシアに住む私は毎月11万円ほどの貯金が出来ています。
もちろん入社初年度はこれほど出来ませんでしたが(道脇の駐車場の支払い方が分からず罰金とか無駄遣い続けましたし、友達を作ることに躍起になって飲み会に参加したり、その他色々ありますし)、屋台ご飯に慣れたり、無駄な飲み会がなくなり友人とはカフェで話をしたりで、この程度の貯金が出来ます。
生活にかかる費用をまとめる一つ記事が書けるので詳細はその時に。

30万円の給与をもらって、月11万円の貯金なら出来ているよと言う方、私も日本に居た際はこれぐらの生活でした。(私感ですが割といい方では?)
ここで注目すべきは労働時間です!
30万円の給与を得るには、入社数年のひよこには残業という対価が必要でした。
毎日およそ3〜6時間、ひよこにとっては毎日が勉強だったのでお金をもらいながら色々な事を学べる非常に良い時間でした。
しかし、仕事に慣れてきた3年目に入ると無駄な会議や利益にならない仕事が目につくようになり、それが身体に負担となるようになりました。
そんな残業が今は実質ゼロなのです! (やるべき事はやるので必要な時はサビ残でももちろん残業してますが。)

仕事のための生活(生活<仕事)が常態化してる日本では残業美徳がまだありましたが(今は少しは改善されたでしょうか?)
海外へ転職後は「生活>仕事」が常となり、こうしてブログを始めたり、(有給足して)週末旅行を楽しんだり出来ています。

働き方に関してはまたの機会にして、最後に見逃してはいけないのは会社からの各種手当です。
就職する国や会社にもよりますが、家賃補助、保険、医療補助(年間5,000円ほどの医療費や歯医者治療費)、日本への一時帰国用の航空券代支給等を受ける事が出来ます。
これらも合算すると無視できない金額になってきます。

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まとめ

最後は少し給与から脱線しましたが、結論は給与が下がっても掛かる生活費も下がるのと大抵の場合会社から生活の手当てが出るので貯金は増える傾向にあります。
なので給与額にメンツを感じる等なければ、規則正しい生活と決して少なくはない貯金を得る事が出来ます。

お金の不安は尽きませんが、給与が減っても自らを律して生活していけば非常に快適な生活が出来るのが東南アジア就職です。

次回は気になる外国語について考えたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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