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マレーシアのインターナショナルスクールに通わせて半年の経過

娘(10歳)がマレーシアのインターナショナルスクールに通い始めて半年がたちました。

通い始めるまでに準備したこと(大してしてないですが。。)、通い始めてからのギャップなどをまとめてみました。
海外のインターナショナルスクールへの入学・転校を考えている方のご参考になればと思います。


入学前の準備

うちは昔から「そのうち海外のインターナショナルスクールに転校させるぞ!」と思って子育てをしてきたわけではありません。
なのでお家英語とかは遠い存在。。。
ただ英語だけはやっておいて損はないなと思っていたのと、家の近所の条件がいい(送り迎えをしてくれる)学童がインターナショナルの学童だったので、1年生のころから毎日その学童に行っていました。

学校終わってから夕方6時頃まで、先生はオールイングリッシュの環境(子供同士は日本語で話してましたが)。
少しでも耳ができたらなと思って、とりあえず通わせていました。

その後いろいろあってマレーシアへ引っ越す可能性を考える機会があり、その時に教育移住という言葉を知りました。
マレーシアのインターナショナルスクールは日本に比べて割安で、人種構成も多様だと。そして選択肢も多い。

ということで色々調べて、アセスメントを受けて渡航となりました。
その間、メインは学童。
引っ越しが8月だったのですが、年度末の3月で学童をやめたので、4月から7月までは毎日オンライン英会話を30分やっていたのみです。

そんな感じで「行けば何とかなるかな」精神で渡航しました・・・!!

最初の不安は「学校で困らないか」

そしていよいよ迎えたインターのオリエンテーションの日。

私も夫も英語がめちゃくちゃできるわけではないので、私は先生の行ってることが7割ほどしか理解できず。夫に至っては「もうどうせ聞いても分からないから、聞いてなかった」という・・・笑
娘も当然、ほとんど聞いてなかったです。笑

そんなわけで、オリエンテーションの帰りは、家族3人不安でおしつぶされそうになりながら帰宅しました・・・Ω\ζ°)チーン


そんな感じだったので登校初日を迎えるにあたり、単語カードを準備しました。
1枚ずつ「トイレに行きたいです」「家に帰りたいです」「○○はどこですか」等の必要そうな文章を、表には日本語、裏には英語が書いたものです。
とにかく親側が不安だったのですが、できることと言ったらこのくらいしか。。。でもこれを書いて、私は自分の心を少し安心させていました。
(ただし、あとから娘に聞いたら、この単語カードを使う場面はなかったそうです。ホッ。)

2つ目の不安は「お友達を作れるか」

日本ではありがたいことにお友達に恵まれた娘。
日本国内での転校だったらそんなに心配じゃなかったと思いますが、ここは異国。
英語環境でお友達ちゃんとできるかな・・・というのは、当然不安でした。


単語カードを持たせたものの、昼間心配すぎて私も仕事がまったく手につかなかった登校初日。
帰宅した娘から、なんと、

「お友達二人できたよ」

と・・・・!!!
この言葉を聞いて、私も夫も号泣。笑

そして1日がんばった娘をめちゃくちゃ褒めました!

娘の英語力でどうやってお友達を作れたのかはいまだに謎ですが(笑)、やっぱり子供の適応力はすごいなー、親も負けずにがんばらないとなーと思いました。

そしてお友達になってくれた子、話しかけてくれた子、みんなありがとうという気持ちでいっぱいでした。

最初の1-2か月

実は、朝スクールバスが想定外に早くお迎えにくることになったため(初登校前日に判明・・)、早起き苦手な娘を5:30に起こす生活になりました。
お弁当担当の夫は5時起き・・・

最初の2-3週間は頑張って通い、生活リズムもでてきたかなーという頃、月曜の朝に「お腹が痛い」といって学校を休むことが3週連続で続きました。
でも私は、娘が不安と緊張から少し開放され、自分の「不快」の気持ちに気づけるようになってきたんだなと思い、あまり気にしませんでした。
(銭ゲバの夫は学費がもったいないなーとか言ってたけど。)

あまり続くようなら対策も考えなきゃと思いましたが、幸い3回ほど続いた後は言わなくなったので、そういう時期だったのかなと思います。

毎日新しい環境で超絶頑張っているので、たまに休みたくなるのは人間として当然だなと思いました。
そういう時に「休みたい」と言えず頑張りすぎて体を壊すほうが怖かったので、「休みたい」と言ってくれて良かったなとも思います。

そうやってたまにお休みしながらも、学校ではお友達を増やし、家ではお友達の話や授業でおもしろかった先生の話なども、聞かせてくれるようになってきました。
娘と同じタイミングでクラスに入る子が他に10人以上いたのも良かったのかなと思います。
(マレーシアのインターは転校がとても多いと聞いていましたが、こんなに転校生が多いとは思ってなかったです。)

一方そのころ親は・・・

娘が学校でがんばっている一方、親は学校との連絡アプリでの情報確認に必死でした。笑

遠足やイベント、説明会などの連絡がアプリで届くので、まずは英文読解。そしてそもそもマレーシアの学校の「普通」が分からないから、「これってこういう意味であってるのか・・・?」と思うことも多々あり、先生に質問したり。
親もある程度英語力がないと厳しいなと思いました。

日本の公立小とマレーシアのインターのギャップ

まず1つ目は、イベントの連絡などが1-2週間前に来るので、子供の衣装の準備とか、昼間学校に行けるような時間のやりくり(お陰様で有休を大量消化しています・・)とか、毎度けっこうバタバタしています。
2年目以降だと「去年はこの時期にこういうイベントがあった」というのが分かりますが、1年目はゼロからなので。。。

そして日本のamazonや楽天のように、翌日届くECサイトはマレーシアにはありません!
ディパバリ(インド系のイベント)など各民族のイベントやクリスマスなど、衣装を着ていくことが多いインター。衣装探しは毎回苦戦しつつ何とか間に合わせている状況です。笑

2つ目は、とにかく休みが多い!
体感だと2か月に1回くらいの頻度で1週間程度のお休みがあります。

うちは夫が家にいるので良かったですが、これが2人とも外に働きに出ているご家庭とかだとキツイだろうなと思いました。
前述の急なイベント連絡などもそうですが、「親のどちらか一人は家で暇してる」という想定でスケジュールが組まれている気がします。

特に母子移住などでお母さんがお仕事されてる家庭は、この何度もくる長期休みをどうするかも事前に検討しておいたほうが良いと思います。

半年過ぎてみて、いまの課題

クラスの子たちとも友達になり、親子ともに学校生活にも慣れてきてた今のもっぱらの課題は、宿題と勉強。

宿題は算数と中国語が良く出るのですが、親も算数の英単語が分からない!
「直角」「半径」「小数点」など、日本語では当然知っている言葉も英語でなんて言うか全く分かりません。ビジネスでも使わないし。

なので毎回Google翻訳を使って問題文を読み、そこから解答を考える日々。
これがめちゃくちゃ時間がかかるー!
先日は算数の宿題5ページくらいをやるのに、2時間くらいかかりました。。。最長記録。

そして宿題で時間がかかるので、(英語の)算数ドリルなどを買って、宿題がない日もそれを解くなど「英語で算数を解く」練習をしないとなと思い、今度ドリルを買いに行く予定です。

低学年であればもっと楽だったかなと思いますが、10歳ともなると算数もけっこうちゃんとやらなきゃなので。。。


それともう1つ、先日日本語の本の音読をさせてみたら、あれ・・下手になってる。
こりゃいかんと思い、日本語の本も数冊買って、読み聞かせと、音読をさせるのを始めました。

日本語ネイティブとして育つので、日本語も学年相応の読解力や漢字をさせないといけないので、今年はそのあたりもプラスオンでやっていかないとなーと思っています。

まとめ

色々書きましたが、総じて上手いことランディングできているなと思っています。
また少しずつ課題も見えてきているので、そこのフォローをこれからしていく必要があります。

うちはいつまでマレーシアに居るとか、そのあとどうするかとかはあまり考えてないのですが、まずは1年乗り切ることを次の目標にして頑張りたいなと思います。

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