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卒業論文を振り返って

 こんにちは。

 前回の記事『卒業論文によせて…』で、今度は卒論の反省会をしようかなと言ったので、今回は反省点を振り返りたいと思います。

 論文内でもいくつか挙げて書いてはいたのですが、こちらでも記載します。

1. 回答者の精神面

  今回の論文だけではなく、調査を行うものであればどれにでもあてはま
 ることではありますが、回答者のそのときの精神状態が影響されていると
 いうことを、忘れてはいけないと考えました。
 
  実際子どもが受けるWISCも、そのときの精神状態につき、かなり結果の
 数値が揺れ動くといいます。

  「その回答者が持つ特性 = 今回の結果で見えたもの」と捉えるのではな
 く、今後回答者の状況も変わっていくものだと捉えていきたいです。

2. 調査対象が学内の、一部の学年・学科だった

  今回調査対象となった群は、私が通っている大学(女子大)の、心理学を
 学ぶことができる二学科の学生(2年生)45名でした。

  調査人数があまりに多いのも、自分は何を調べたいのか分からなくなっ
 てしまう(この群について調べますという枠が緩くなり、崩れてしまう)の
 ですが、
  45名は少なかったかなぁという気持ちもあります。
  心理学を学ばない学科も含めて調査を取っても、面白みがあったかもし
 れません。

3. 支援を受けた場合についての調査が無い

 今回の調査は、回答者の愛着スタイルと、学童期(12歳頃)までの人間関係のトラブルの有無、またトラブルがあった場合には、その際起きた感情および解決までの過程についてであり、

 どのような支援があれば、回答者にとって精神的な支えになったかという、
 支援を受けた場合の詳細について、調査することができませんでした。

今後はこれらの反省点を課題にして、研究を検討します。

 不適切な養育を受けたケースや、人間関係などで困り感を抱えている女子の支援を考える上で、発達障害や知的障害(境界域を含む)について学ぶことの大切さも感じます。

 また、この本を読んでみようとも思いました。

 その人がどのような悩みを抱えているのかだけではなく、
 どのような生い立ちや経歴を辿り、何について悩んでいるのかという、「その人の人生全体の履歴書」に目を通すことも、必要ではないでしょうか。
 
 早期から支援の手を差し伸べることによって、犯罪や再犯の防止にもつながっていくと考えます。

 そういえばだけど、来月はお彼岸だなぁ…。(伏線?)

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