いつも応援してくださる皆様へ

わたくし福丸智子は3歳から26年間続けてきたサッカー選手を引退する決断を致しました。
本来なら沢山の方々へ直接お伝えしたかったのですが、私の気持ちをこのnoteに書いてご挨拶させていただきます。

.
.
.
2020年、コロナ禍。
当たり前が当たり前でない事に気付かされました。

スポーツが日常から無くなった日々の中で、サッカー選手として1人の大人として、自分自身と向き合いながら、沢山の方々との出会いの機会を掴みに行き、あっという間に2020年の終わりを迎えたという感じです。

オーストラリアでサッカー選手をしていたはずが、リーグが中止となり、日本へ帰国して8ヵ月が経ちました。

帰国してからの時間の中で、自分自身のこれまでの26年間のサッカー人生を振り返る事も多くありました。
これまでに沢山の出会いや思い出、うれし涙や悔し涙、ありがたい事に私のことをどんな時も応援してくれるファンの方々とも出会うことが出来て、沢山支えて頂きました。サッカーが日常からなくなった時間の中でも、支えてもらった方々の顔が浮かぶ日々もありました。

自分自身が成長する事を第一にどんな環境に身を置いても、そっと支えてくれる両親や、試合会場で声をかけてくれるファンサポーターの方々、これまでに私をサッカー選手として人として育ててくれた恩師の方々、関わってくれた全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。

3歳の時、ボールと遊ぶ事が好きでサッカーというスポーツと出会い、本当にたくさんの経験が出来たこと、高校サッカーで全国制覇出来たり、なでしこリーグで日本一の景色をみせて貰ったり、海外に飛び込んでプロサッカー選手としてピッチに立てたり。これまでの全ての経験、そして積み重ねた毎日が私を強くしてくれました。

そんな感じでこれまで26年間、ほぼ毎日のようにサッカーボールを蹴る生活をしてきましたが、ここで現役生活を最後にし、また新たなスタートする事に決めました。
1回くらい背骨の骨を折った事はあったけど、そんなに大きな怪我もなく、これまでサッカーを続けて来れた事、そして、何よりサッカーを通じて沢山の人に出会えた事、多くの学びを実感出来た事、チャレンジする事の大切さやひとつひとつの経験が自分自身を大きく成長させてくれました。

思い返せば、しんどい練習の方が多かったかもしれないけど、ひとつの勝ちを掴むために、1点を決めきる為に、1点を守りきる為に本当に沢山日々の積み重ねがあって、チームがあって、そんな一人一人が高め合う環境が最高だったなって凄く思います。

週末の歓喜や笑顔はスポーツならではの楽しさがあり、ファン・サポーターの方々と一緒に味わえた事は選手としてとても嬉しく幸せでした。
時には感動を分かち合う時もあったりまた来週も頑張ろって人の心を動かす事も出来るんだって知って、サッカー選手を目指せてこれて良かったなって実感しています。

サッカーをやっていたから、海外へチャレンジする事も出来ました。サッカーというスポーツから本当に沢山の事を学ばせて貰いました。行動する事の大切さ、そこから多くを学び、沢山のご縁もありました。
根拠もないけど、こんなにスッキリやりきったという気持ちで現役引退を決断出来る事、そしてまた新たにやりたい事が多くありすぎる事、沢山のチャレンジをしながら、また沢山の方々に支えて貰いながら、また新たなスタートをきります。女子サッカーの未来のために、サッカー選手を目指す子供達のために、女子サッカーを通じて少しでも多くの方々に喜びや笑顔になっていただけるようにこれからまた精進していきます。

2020年1月に現役のサッカー選手でありながら、女子サッカー選手として何か社会の中で力になりたいという思いで始めたブランドSEVENF.（セブンエフ）もこの1年で沢山の方々に知って頂けたり、支えて頂けて応援していただけている事が言葉で伝えられないくらい実は喜んでいます。

もっともっと自分自身に出来る事を見つけて、行動していくこと、チャレンジし続けて多くの方々と一緒に明るい明日を作っていく事を心掛けながら頑張ります！！
サッカーのおかげで出会えた沢山の恩をこれから少しずつ返していけるようにまた毎日を丁寧に過ごしていきます。
そして今よりもっともっと子供達がサッカー選手という大きな夢を追いかける舞台をつくれるように、そしてサッカーファミリーやSEVENF.FAMILYを更に大きく喜びや笑顔溢れる毎日を作れるように日々精進して参ります！！

これまでサッカー選手福丸智子を支えて頂いた全ての皆様、本当にありがとうございました。

最後になりましたが、
本当に今年も沢山支えて頂きありがとうございました。
また新たな場所でスタートすべく、新年報告させて頂きます。
皆さま、良いお年をお迎えください。

ちゃお！