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「人を操る禁断の文章術」     DaiGoから学ぶ、人に動いてもらう  文章スキル

あなたは文章を書くのは得意?心を動かすフレーズを考えるのはどう?

得意・不得意、好き嫌いあるわなあ。

でもその前にちょっと考えてみて。何のために文章書くの?

多くの場合は「伝えるため」じゃないかな?そして意図した通りに「人が動く」ことが大事じゃないんかなあ?

そこに文章うまい、下手、ダサい、イケてる、はもしかしたら関係がないかもよ。

LINE、メール、企画書、案内状・・・、いろんな場面で文章は使われるけど、そこにはどうやら「伝わる」⇒「動いてもらう」ためのテクニックがあるらしい。

それを3つのステップとして紹介している。


ステップ1 「書かない」3原則を唱える

・あれこれ書かない
・きれいに書かない
・自分で書かない

ステップ2 人を動かす7つのトリガー

・興味
・ホンネとタテマエ
・悩み
・損、得
・みんな一緒
・認められたい
・あなただけの


ステップ3 今すぐ使える5つのテクニック

・書き出しはポジティブに
・何度も繰り返す
・話しかけるように書く
・上げて、下げて、また上げる
・追伸をつける


今回は最初の ステップ1 「書かない」3原則

「・あれこれ書かない」を深掘ってみるな。

これはあえて短い文章で相手の想像力を利用して行動に導く、という意図があるんよ。ポイントは「何を伝えたいか」ではなく、「相手にどんな行動をしてほしいか?」で考えること。

「お買い得だと伝えたい」ではなく、何と書けば「今買わなければ損だ」と思うか?

日用量販店の紙おむつ売り場の脇にカメラ売り場を設置して、そこに短い一文を掲示したところカメラがバカ売れしたという実話であるんで紹介するな。

さてどんな文章、コピーだったのか?なぜオツムを買いに来た人が、オムツより高価なカメラを衝動買いしたのか?

いきなり答えを書くな。

「今しか見れない姿、残しませんか?」という短いコピーだったんよ。

カメラを買ってください、一緒に買うと割引きします、とかは一言も書いてないのに注目してほしい。このコピーを見た買い物客は「そうだ、オムツ姿のかわいい写真とれるの今だけだもんな」「オムツのパッケージ写真に負けないぐらいの写真撮っとかないとな」と家庭でのドラマを自分で勝手に想像するんよ。その結果、商品の説明すらされていない文章なのに、レジに向かうカゴの中には紙オムツもカメラも入ってしまう、という事だったみたい。

「今しか見れない姿、残しませんか?」たった一行の言葉でなぜ人の心を動かし、行動させるのか?

人は受け取った情報が足りない時に想像や予測で判断する習性があるらしい。これを利用して「あえて書かない」ことが「いい文章」に繋がることを押さえておこうな!


まとめ

 本書では各項目それぞれ事例を交えて解説している。各項目の流れ・繋がりを理解するために是非本書を読み進めていってもらったほうがいいと思う。で、ひとつ発見したのがこういうセオリーがあるんだ、それは意識すれば誰でもある程度それらしい文書が書けるのだという事。国語は小学校から勉強してきたけど、いわゆる「文章術」というものは「我流」ではないかな?多くの人が我流文書で生きている中で、良質なセオリーを身に付けスキルとすれば、世界が変わってくる気がするのは私だけ?