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【読書】僕の人生に影響を与えた本① 7つの習慣

▶︎ はじめに

初めてこの本を読んだときは『7つの習慣 ー成功には原則があった!』という名前の旧版でしたが,その本は後輩に譲ってしまって今は改めて買い直した『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』が手元にあります。
2012年に永眠した作者の Stephen R. Covey 博士の真意を,一人でも多くの方々にお伝えしたいという想いから,2013年に原典(The Seven Hobits of Highly Effective People)に忠実な形で翻訳し直されたようです。

▶︎ 僕の人生への影響

この本を初めて読んだのは確か就活を始める前でした。(2011年,当時25歳)
# 25歳で新卒である不思議
# 2浪&6年制大学です

正直,本の内容の大半を忘れてしまっていますが,僕の『人格形成』に大いに影響を与え,『人生の軸』について考えるきっかけを与えてくれた本でした。

具体的には,それまでは漠然としていた自分の中の『人としての在り方』『善』『正義』に関する考えを明確に定義することで,人生を正しく生きることに思考を巡らせるきっかけと知恵を与えてくれました。

また,人生におけるミッションとビジョンを設定することで,一度きりの人生を最大限に活かすために,自分のため,家族のため,社会のために何ができるのか・何をすべきなのかを明確にすることができました。
#  『良い意味で妥協する』が当時の僕のキラーフレーズ
#  時間は有限であり,必ずしも答えが出るわけではないの,その時点における自分なりの最適解を出すことに意味を見出していました
# その後,思考停止しないこともセットで大切です

その当時,考えたミッションは2つあって『暖かく幸せな家庭を築くこと』『死を身近に感じながら精神的に満たされていない人々に貢献すること』でした。
以降,多少のブラッシュアップはあるもののこのミッションは大きく変わっておらず,当時から割と腹落ち感のあるミッションを設定できていたのだなと思っています。

ただ,自分の人生における軸がはっきりする以前と以後とでは,自身の意識と行動は全く異なっていて,人生の軸を設定することが人生を豊かにするということを強く実感したことを覚えています。

決してそれまでの人生に意味がなかったと思っているわけではありません。

高校でまともに勉強をせず,2浪して人生を他の人よりも浪費している感覚が自分の向上心と成長に繋がりました。

大学1回生から3回生の夏まで,仲間と本気で部活に取り組むことで得られた経験と絆は今でも僕の貴重な財産です。

大学4回生から卒業するまで,毎日朝から晩まで取り組んだ研究活動も今の自分のサイエンスの力と忍耐力を養ってくれました。
# 当時学んだことはほぼ忘れましたが
# 記憶力の無さを恨みたい

ただ,それまでの人生は目の前のことにフォーカスしすぎていた感じがあり,自分の人生を長期的な目線で見通せていなかった感覚があります。

本書を読んでからは,『人として正しく生きる』ためにより良い自分であろうと思えることができたし,長期的な目線で目的のある人生を歩めるようになったと思います。
# 目的のない人生は空虚
# 尊敬する先輩からいただいた言葉です

▶︎ おわりに

冒頭に言及したように,本書の内容は大半を忘れてしまってはいるものの,それでも本書が自分に影響を与えた本だと言えるのは,人として正しく生きるにあたって当然のことを教えてくれて,それがもはや意識するまでもなく当たり前のものとして自分の一部となっていると感じているからです。

再読してからもう少し深い考察を交えて記事を書こうかとも思いましたが,今回は内容を見返さずに当時の感覚を大切にして思い出しながら書いてみました。

今回もお忙しい中お時間を割いて読んでいただきありがとうございました。



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