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【コラム】事例紹介:ファンと共に農業課題への挑戦を続ける「ヨダファーム」に学ぶ「ファンを巻き込むためのポイント」
「Makuake」実行者のみなさま、こんにちは。
これまで、過去3本に渡って「Makuake」実施におけるポイントを「ファンづくり」という観点でご紹介してきました。
今回は、弊社で企画している実行者のみなさま向けのウェビナーや対面でのインタビューを通じてお聞きしたファンづくりの事例をご紹介します。
※今回の企画にご協力いただいたのは「ヨダファーム」。現在、8回目となる「Makuake」でのプロジェクトを実施中!最新のプロジェクトページはこちら
トマト一筋60年。山梨の地で農家を営む「ヨダファーム」について
「ヨダファーム」は山梨で60年の歴史を持つ、トマト一筋の栽培農家です。プロジェクト担当の功刀隆行さんは、結婚後、嫁ぎ先の家業であるトマトに感銘を受けると共に、「農業界の課題」を実感するようになりました。 『このままじゃ農業は変わらない。』 それまで13年間した営業の仕事を辞め、農家として「担い手問題や後継者不足等」の農業界の課題を解決し、次世代に向けて農業を進化させたいと思い活動をはじめました。
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「農業課題への挑戦をスタートし、多くのチャレンジをしたものの、全く上手くいかなかった。」と語る功刀さん。大手ECサイトでの販売に乗り出すものの、消費者が求めるのは「品質や安さ」、「届くまでのスピード」など農業従事者にとってハードルの高いポイントが多く、壁を感じていたそう。
また、小売事業においても、法人化していないために新規の取引をつくり出すことも困難を極めたとのこと。
そんな折に「Makuake」のことを知り、「こだわり」や「想い」を伝えることができるというサービス特性に魅力を感じ、「Makuake」でのプロジェクト実施にチャレンジしました。
「旗を立て、挑戦を続ける」農業課題への強い想い
これまで過去7回にわたり「Makuake」でプロジェクトを実施。「総サポーター数2669名」や「応援購入総額2100万円超」など、実績をつくり事業を拡大している「ヨダファーム」。
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うまくいかないことは多くあったけれど、それでも挑戦を続けてきた。その原動力は「農業の現状を変える」という強い想い。
「ヨダファーム」の挑戦の連続は、功刀さんの「想い」が「旗」となっている点が「ファンづくり」という観点においてとても大事な部分です。
以前、こちらの記事で紹介した応援されるプロジェクトのポイントを、「ヨダファーム」はまさに体現されていると思います。
「応援される」のは、「旗を立て、そこに向かうまでの道のりまで含まれる」ということです。向かいたい場所や実現したい世界を実行者のみなさんだけですぐに実現することはなかなかできることではないかもしれません。だからこそ、サポーターのみなさんの加勢が力になり、その加勢は旗を立てた場所と現在地が離れているからこそ、つまり応援する余白があるからこそ生まれるものだと思っています。
だからこそ、旗をたて、自信を持って実現したい世界を宣言し、現在の課題やもっと伸ばしたい部分などをサポーターのみなさんに分かりやすく伝えていくコミュニケーションが大事になります。
プロジェクトページや活動レポートなどで「想い」を積極的に発信することでサポーターの共感を集めているからこそ、「Makuake」でのプロジェクト実施を通じてサポーターがファンへと変化し、関係性が深まっています。
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また、功刀さんのすごいところは、「Makuake」の外でも積極的に活動をしている点です。本業である農業が多忙を極めるなか、合間を縫ってイベントに参加したり、次の挑戦に向けてビジネスを学びに全国を駆け回ったりされています。自分達が作った野菜と一緒に、熱い想いを携えてたくさんの人に会いに行くことでさらにファンを増やすことにつながっているのだと思います。
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その結果、こちらのプロジェクト以降、目指したい未来を共有する仲間として地元企業をはじめさまざまな業種とのコラボを「Makuake」で実現しています。
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そして、現在「Makuake」挑戦中のこちらのプロジェクトは、「ヨダファーム」史上初の自社オリジナル新商品で実施いただいています。
初回のプロジェクトから今回まで、まさに着々と想いの実現に向けて歩みを進めていて、その挑戦のストーリーは「ファン」を巻き込みながら紡がれている点が「ヨダファーム」の特筆すべきポイントです。
では、「ヨダファーム」はどのように「ファン」を巻き込んでいるのでしょうか?
ファンに「甘える」?「ヨダファーム」とファンのユニークな関係性
功刀さんは、「Makuake」を通じてできたファンについて以下のようにお話しされています。
「Makuake(応援購入)を通じてできたファンは、他のECサイトと比べて少し違うんです。Makuakeのファンは(イベントなどを)手伝いに来てくれたりする。だから、ファンというより、ビジョンを共有して、一緒に走ってくれる仲間を探している感覚なんです。」
プロジェクト上での「応援購入」にとどまらず、サポーターとの関係性を発展させられているのは、功刀さんが「Makuake」実施を通じて仲間を探しているから。だからこそ、プロジェクトページ上や活動レポートで「想い」や「ビジョン」を正直に真っ直ぐ伝える。
また、功刀さんは「ファンに甘えているんです。」という言葉をよくお話しされているのが印象的です。
「私は常に畑にいるからわからないことだらけなんです。わからないことをそのまま(ファンに)聞くようにしているんです。」
応援されるためには、余白が必要だということをこれまでコラムを通じてお伝えしてきました。功刀さんは1人では達成が難しいビジョンに向けてわからないことや、できないこと、不安な気持ちなどを包み隠さず発信しています。
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また、このような功刀さんからの情報発信をファンのみなさんも楽しみにしているのだと思います。結果、プロジェクト終了後も続くファンとの関係性づくりに繋がり、ファンからさらなる応援のアクションが生まれています。以下はその一例です。
・ファンが「ヨダファーム」公式WEBサイトの制作をする
・ファンがイベントを手伝いに来る
・ファンが新商品へのアドバイスをくれる
まさに、「ファン」が「仲間」になっている。そんなユニークで素敵な関係が生まれています。
「Makuake」でプロジェクトを実施することで「応援」が生まれ、関係性を深めていくことで「共創」に変わっていく。実行者のみなさまも是非「ヨダファーム」の事例をご参考に、「仲間探し」をしてみませんか?
最後まで読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。
次回は、今回に引き続き「ファンづくり」の事例をご紹介できればと企画しております。
ぜひ、リクエストや感想をコメントにお寄せください!
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう。