【解説編】#44「ごめんね」

 いよいよ夏到来ですね!ながーくてどんよりしていた梅雨が明けたら明けたでこの猛暑(;´д`)そんな季節が来たらあげようと思っていた詩をあっぷさせていただきました。

 毎度のね、初っぱなからね、コレ言っちゃうとまったく色気がなくなるネタバラシね笑(もはやこれがこの解説編のスタイルなので幻想を抱きたい方は読むのをやめましょう笑)

 この詩は大学生の頃、真夏の暑っい日曜日の午後、1人で出かけるのに下宿の最寄りバス停で駅前まで出る為のバスを待って流れる車の列を眺めていた時、別れた彼とのキスを思い出した…訳ではなく(そもそも別れるも何も別れられる彼もいませんでした笑)、こんなクソ暑いときに思い出した思い出が、めっちゃ凍りつくほど冷たかった…てシチュエーションを書きたいな…と思って書いた詩になります。(しかし、スマホのメモとかもなかった時代(そもそも携帯電話がありませんでした)、その場でメモを取ったわけでもなく、おそらく帰宅してからか後日書いたと思うのですがいつどうやってそこからこの話思い付いたんアンタ??やぱあたし神がかってたんじゃね??あの頃?と思わせる作品ではあるのですがw(←毎度の自画自賛))

 ここで主人公の女の子(女性というよりは初めての大人の恋が終わったばかりの、これから女性になっていくであろう“女の子”をイメージしています)が繰り返す「ごめんね」は、彼に好かれたいあまり、本当の自分を最後まで見せられなかった彼に対してではなく、そんな風に自分を扱ってしまった自分自身に対する「ごめんね」なのです。

 そして、彼女より大人だった彼は、そんな彼女の事を見抜いていて、結局最後まで本気で好きにはなれなかった…。なので、思い出した彼のキスはゾッとするほど冷たかった。という真夏の冷たいお話でした。冷たい悲しさに身震いしていただければ本望です。

~fin

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