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詩とそれにまつわるエトセトラ #1~#50

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2020年5月の記事一覧

#23「もしも1週間のお休みがあったなら」

もしも 1週間のお休みがあったなら
遠い遠い国へ 行ってみたいな
出来ればあなたのことなど忘れて
この恋のことを 思い出にできたらいいな

風に吹かれて 一人歩いて
そうね 小さな犬と散歩をしたい

もしも ずっとお休みだったなら
かわいいお家を 建ててみたいな
出来ればあなたと遠く離れて
この恋のことも 忘れてしまいたいな

海の見える 丘の上で
そうね 小鳥と暮らしたい

もしも 永遠にお休み

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【解説編】#23「もしも 1週間のお休みがあったなら」

 いよいよGWですね。ということで、またまたそんな時期にぴったりな?詩を中学2年生の時に書いていたわたしでしたwというわけでこちらにあげさせていただきました。

 この詩はどこかでうっすらと、西田敏行さん歌唱、阿久悠さん作詞の『もしもピアノが弾けたなら』みたいな?雰囲気の詩を書いてみたくて書いたのかなぁという気もしています。『もしもピアノが弾けたなら』良い歌ですよねぇ。おそらくわたしは幼少期に紅白

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#24「静かな東京」

高層ビルの谷間で風に吹かれて
生きている自分を確かめていた
こんなに近くにあるのに
今まで気付かないでいた
いつもいつもそう感じる
わたしは たぶん 幸せ

すれ違う沢山の人
ホテルのカフェのガラス写真
誰もわたしのことを知らない
宇宙のなかでこんなに儚い
わたしの存在なんて
あの 45階の展望室から舞い降りたなら
ひらひらと 桜の花びらのように散るでしょう

高いところから世界を見下ろすのが好き

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【解説編】#24「静かな東京」

 さて、そろそろGWは開けますが、ステイホーム期間は延長される地域もあるということで、またまた!(笑)タイムリーな詩を過去に書いていたようなのであっぷさせていただくことにしました。

 これは私が大学4年生の時、就職活動で新宿を訪れた時に書いた詩です。せっかく新宿まで来たのだから、都庁の展望台にでも上ってみるかと思い、初めて行ってみた時に感じた気持ちです。(都内近郊住でしたが、いつでも行けると思う

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#25「黄色いフリージア」

黄色いフリージアは幸福の色
あなたの来なくなった部屋に
飾ってみたけれど
寂しさだけが
訪れる 夜

(1995)

※【解説編】はこちら

※タグ #COLORまく を選択していただくと、「色」をテーマにした詩のシリーズをまとめて読んでいただけます。

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【解説編】#25「黄色いフリージア」

 気持ちの良い陽気が多い5月です。遠出は出来ないこの頃ですが、近所をお散歩したり、部屋にお花を飾ったりなどして気分転換をされてる方も多いのではないでしょうか。

 そんな今の季節のお花、フリージアを窓辺に飾った時に思い付いた詩です。

 これもまた大学生の頃に書いた詩なのですが、# 14の解説 にも書いたように、この頃1日1編の作詞を自分で義務付けてまして(笑)。そうするとまぁどうしてもネタに困っ

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#26「だから」

目覚めて気付く 冷たいベッド
鳴らない電話
ブラインドから 新しい朝
眩しく覗く
はらりと散った 窓辺に挿した
幸福色のフリージアが 心に切なく

晴れた青い空も
月と星の輝く夜空も
あなたなしでは 同じだなんて
何がわたし 変えたの?

あなたの愛のせい?
それともわたしがわたしで変わったの?
今となっては わからないこと
さよならなのね
だから…

雨上がりの虹も
そよ風になびく緑も
あなたな

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【解説編】#26「だから」

 この詩を読んで、「あれ?# 25と同じシチュエーション??」と思ったかたもいらっしゃるでしょうか??まぁ詩の世界は架空の世界ですので(笑)、同じ様でも同じでなかったりもしまして、そのあたりはまったく作者の勝手なのですが、逆に読む側の勝手でもあるのもまた面白いところです。
 というわけでの「解説編」なわけですが。# 26『だから』は、プロフィールにも上げている『わたしが自称?作詞家になったわけ』→

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#27「ピンクのお花畑」

大好きなピンクが
ベットの上に脱ぎ捨てられてる
ピンクのシャツ
ピンクのキャミソール
ピンクのソックス
何だかとても 穏やかな景色
わたしの脱ぎ捨てた わたしの脱け殻は
とても良い香りを放っている
ピンクのお花畑のよう

(1995)

※【解説編】はこちら

※タグ #COLORまく を選択していただくと、「色」をテーマにした詩のシリーズをまとめて読んでいただけます。

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【解説編】#27「ピンクのお花畑」

 このたび、作家向けの創作企画を行ってくださっている『天鶩絨(ビロォド)企画』(@veludoproject)さん
https://twitter.com/veludoproject?s
の『トルソーに花』というTwitter内企画展示に参加させていただくことになり、展示させていただいた作品になります。

 このような場で展示させていただき、もしかしたら観に来ていただける人もいつもより多いのかも

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#28「この時」

夕方の空は ゼリー色
朱色のキャロットゼリーから 青いブルーハワイまでのグラデーション
世界を包む 一瞬の美しさ
この景色に 溶けてしまいたいと思う この時

たとえば13階のビルの屋上で
この世から消えてしまいたいと思う この時

ひどく寂しく
ひどく悲しく
そうして
これ以上のものはないというほどの
幸福を感じる時

痛みは いつも 死と 恐怖と 幸せを
感じさせる 苦しみ

あなたに抱かれる

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【解説編】#28「この時」

 # 27でも結局ガマン出来ずに最後の最後に「実は…」をやってしまったのですが(正直者はなんとやら…で嘘をつくのがニガテです(^o^;))、今回こそやりません!やりませんよ!!!さぁどうぞあなたのお好きな様に、感じるままにご解釈ください!!!(無抵抗なままに、この身を投げ出す気持ちですが…いゃあ、「実は…」がないとめっちゃいい詩だよなぁ…特にラストの2行がなぁ…自分で書いた事忘れて読むと心を「ぎゅ

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#29「LIVE! IA! GATE!」

La La La La La(ラララララ) LIVE!(ライブ) IA!(イア) GATE!(ゲート)

La La La La La LIFE!(ライフ) IA! DREAM!(ドリーム)

あなたの声が聴こえるよ!
まっすぐわたしを見てるの
わたしの声が聴こえてる?
まっすぐあなたを見てるよ

1人きりの夜に溢れてたナミダ拭って

光の海の中で出会えた時(いま)
あなたにある
ほら虹色輝い

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【解説編】#29「LIVE! IA! GATE!」

 # 28の詩がなかなかに気恥ずかしいので、しれっと話題を変えて、珍しく?サクサクと次の詩を上乗せしていきたいと思います。(^_^;)

 この詩は、もう時効だと思うので公開しちゃうのですが、今から5年程前に恵比寿にあった「LIVE GATE TOKYO」というライブハウスの方から依頼されて作詞した作品になります。曲先で「IA」というボーカロイドに歌唱してもらい、CG動画を作成し、YouTubeや

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