読書感想文第二段『コンカツ?』

品川駅の外にある小さな本屋さんで買った本です

仕事の関係で参考になる本を探していて

『バリバリキャリアウーマンは、実は干物女!?

干物女の恋は、実るのか!?』

みたいな帯を勝手に考えて手に取った本です

本の表紙から内容を妄想して買うのは普通やと思うけど

自分でも度が行き過ぎたなと思う程

内容に全く関係ないものでした


主人公の友達が何人か出てくるのですが

僕の頭の中では、その友達像を

『海月姫』のキャラクターみたい

と思いながら読んでいました

実際、ルームシェア以外共通点はありません


とりあえず共感は、できました

主人公のヒロインが同い年なので

本編を読みながら自分もキャラクターの一人になったかのように

「それな」

「マジだ」

「わかる」

と共感していました

読んでいて感じた事は

自分にとっての普通は、人とは、違うし

人によっては、高望みだと言われるかもしれませんが

主人公にとっても僕にとっても理想とは

自分にとっての普通なのだと読んでいて思いました


石田衣良先生の小説を読むのは、初めてで

『アキハバラ@ディープ』は、

ドラマの方が好きで生田斗真と風間俊介が出ているという

理由だけで見ていました


『コンカツ?』

を読んで思いましたがこの人の小説は

スルメなのだと思いました

噛めば噛む程味が出る

急激な起承転結がなくても十分に引き込まれました

淡々と同じペースで進んでいき

色んな事が起きようと

おおおオオオオオオオオ

っと歓声が上がる程のどんでん返しがあるわけでもなく

あーあるある

と共感できる要素の方が多い小説でした

きっと共感でき自分に重ねたから

引き込まれたのだと思います


『娼年』も買ったので

読んでみたいと思います

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