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○人生の教養が身につく名言集 出口治明

○ 人生の彩りを豊かに、ワクワク愉しくしてくれるもの。そうした人生を送りたいと思ったら、学ぶこと、つまり教養を身につけていくことは、非常に強力なツールになるのです。

○ 理解している範囲が広く、かつ深くなるほど、自分の勝手な思い込みを捨てて、物事をよりクリアな目で見られるようになっていきます。

○ 「歴史」を知ることで、世の中のリアルな事実(ファクト)が見えてくるようになる。

○ 私たちは、学び続け、知識を獲得し続けることで、思い込みの世界から脱することができます。

○ 「自分」という存在を、目の前の現実との関係性の中から捉えようとすること。「自分とは何者か?」と言うとき、私たちはひたすら自分の内面だけを見つめがちですが、そうではなく、周りとの関係から自分を探っていくというのがブーバーの考え方です。

○ だから、今は風が吹いていない時期だと思ったら、ジタバタとムダな抵抗はしないで、淡々と過ごしていく。

○ 今の自分が幸せか不幸かなどは、極論すればどうでもいいのです。そのようなことをいちいち考えずに、毎日毎日を楽しむ。

○ 非常事態においては、大将は、しっかり眠り、たっぷり食べて、心身ともに健康な状態でいなければならない。でないと、適切な判断ができません。

○ 真面目に考えすぎるのは不幸の元なのです。

○オセロー「過ぎてかえらぬ不幸を悔やむのは、さらに不幸を招く近道だ」

○ 上手くいっているときほど、身の丈を意識して謙抑的にならなければいけないと諭しています。

○ 孟子「去る者は追わず来る者は拒まず」
すべての人間関係を相手の心に任せ、こちらからは無理強いをしない、という謙虚な姿勢を、私はこの言葉から感じるのです。

○ 気の合う人とばかりつき合っていては、今の自分をありのままに、歯に衣を着せずにはっきりと言ってくれる人がいなくなってしまうからです。これでは自分を客観的に見ることができなくなってしまいます。

○ このタレスの教訓を、自分の人生に活かすならば、自分のリアルな姿を知るためには、他人からの的確な指摘が欠かせない、となるのではないでしょうか。

○太宗 「人を鏡としてはじめて、自分の行為が当を得ているかどうかがわかるものだが、私は鏡とする人物を失った。もう二度と自分の本当の姿を見ることはできないのだ」

○ コミュニケーションをサボらない、手を抜かない。「言わなくてもわかってもらえる」という幻想は捨て、誤解が生じないようにきちんと言葉で丁寧に伝えていく。

○ そして、「無知の善人」にならないためには、やはり「知ること」が大切です。周囲をよく観察し、勉強して、この世界のことや、人間のことについての知識を増やしていく。

○天知る、地知る、我知る、子知る
いいことをしても、悪いことをしても、まず天にいる神様が見ている。次に地にいる神様も見ている。そして、何よりも自分が見ている。そしてあなた(=「子」)も見ている。

○ 人からよく見られたい、ほめてもらいたいというのは、結局のところ、自分が今取り組んでいることに熱中できていないからです。

○ 「ラディカル(=根本的)であることは、物事を根本において把握することである」(『へーゲル法哲学批判序説』)
知らず知らずのうちに、自分の頭の中にたくさんの思い込みや社会常識が増殖していきます。そして、その枠内で「ああだ、こうだ」と考えてしまいがちです。しかし、それが誤った現状認識につながってしまうことが多々あるのです。

○ 「一般的にはこう考えられているし、私もこれまではそう考えてきた。しかし、本当にそうだろうか」と、物事の根本まで、それこそ固い岩盤にぶつかるまで掘り下げ、腹落ちするまで考え抜く。

○ 「数字」をしっかりと見ていくこと。そこからさまざまな「ファクト」が見えてきます。そして、その「数字」と「ファクト」をきちんと「ロジック」でつないでいけば、適切な答えが自ずと導き出されるのです。

○ 国語で考えるとリスクはいつまでもリスクのままですが、算数に直して考えると、それは「コスト」に転化しやすくなるのです。コストとなれば、あとは損得もしくは可能か不可能かだけの話。決断も行動もしやすくなります。

○ヴェーゲナー
手に入れたデータをすべて使わないで、その一部だけに基づいて判断を下す裁判官があるとしたら、我々はどんな評価をくだすだろうか

○シンプルにするには、枝葉をバッサバッサと落としていき、コアとなる幹だけを残す必要があります。

○この件でもっとも大事なことはなんだろうかという質問を自分に向けて発し、思考し続ける

○アイデアや発想を豊かにしようと思ったら、知識をどんどんインプットしていくに限る

○人は何のために勉強するのか?
自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明するため

○学ぶとは、この世界をよりシンプルに見るための手段なのです

○速読という読書態度は、自分にさまざまな学びの機会を与えてくれる著者に対してまったくもって失礼ではないでしょうか

○自分のやるべきことを、自分の信念に従い自分が納得できるまで真剣に取り組んでいけばそれでいいのです

○やるべきことの目的をしっかりと理解し、つねに集中して最短の方法を考えること

○人間とはそもそも真面目に働くものだというのはこちらの思い込み。自分が必死だったら周りも必死になってくれるという発想自体がとんでもない勘違いなわけです

○力強いとは、相手を倒すことではない。怒って当然というときに自制できる力を持っていること

○相手をとことん追い詰めない。それは、仕事上のライバルでもそうですが、部下や同僚に対してもそうです。あるいは、とんでもなく困った上司に対してもそうです。

○今日という日が明日も同じように続くと思うのは、幻想です。

○自分の方に世間の流れが来ていない時は、何をやってもうまくいかないのです。

○道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である

【感想】
 就職活動期に、出口さんの講演を聞いたことがあり、その時の話が鮮明に思い出されました。

 その時も出口さんは、『古典を読みなさい』と言っていて、歴史に対する造詣の深さや、思考力の高さをひしひしと感じたことを覚えています。

 その時は非常に感化されて、古典を買って実際に読んでみたりしていましたが、いつの間にか忙しさ(遊びが多かったかも)にかまけて習慣化できず。

 でも今再び本を通じて出口さんに出会うことができ、幸運だったと思います。自分の考えを育てるために、古典、歴史書にも今後取り組んでいこうと思います。

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