ワタナベマコト

写真を通してコンテンポラリーアートを齧っています。備忘録がてら、自身の作品の切り口を探…

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写真を通してコンテンポラリーアートを齧っています。備忘録がてら、自身の作品の切り口を探っています。宜しくお願いします。

最近の記事

現代写真備忘録 〜非常勤講師の時に心がけていたことと今〜

最近、なぜ表現として写真作品を作るのかを認識するため、私自身がやってきたことを掘り起こそうとしています。 院生の頃に、私は2つの専門学校の非常勤講師で公衆衛生学を担当していました。 非常勤講師の時にできた 「伝えること・繋がりを持ってもらうこと」 という経験が今の制作の原点になっています。 ここではその当時感じたことや、現在の私の考えを書いていきます。 <生徒ではなく学生> 教えているのではなく、分かって頂くための講義を。 生徒は基本的には義務教育を受けている人であ

    • 公衆衛生学と写真作品

      専門学校の講義で伝えていたことを今振り返ると。 ちょうど2011年3月の東日本大震災で起こった原子力発電所の事故の翌年に、公衆衛生学の講義で特別に取り扱っていたことがありました。 「放射線・放射能の違い」 「なぜ政府高官が、原発事故の被曝量をレントゲン○回分などと例えることがまずいのか?」 等々 具体的に起きていることを例に取り上げていましたが、その中で伝えたかったことの一つは、特に公衆衛生学的にとか限った分野のことではありませんでした。 「自分が目にする情報を、鵜呑みに

    現代写真備忘録 〜非常勤講師の時に心がけていたことと今〜