高PER銘柄が暴落するメカニズムを考える

2020年のコロナバブルの時に、高PER銘柄であればあるほど株価が上がるという珍現象があった。
特に売上も立っていないけど、夢があればそれでいいみたいなテンションでハイパーグロースと呼ばれていた中小型株が上昇していた。
しかし、その後2021年後半から世界的に強烈な金融引き締めが開始されると同時に、コロナバブルで株価がフレアされた高PER銘柄は暴落する流れとなった。
当時のXなどのSNSを見ていた身としては、本当に異常事態で、それまで見たことも聞いたこともないような銘柄に対して夢がある・株価は上がるという色んな人が中小型銘柄に大きく賭けているといったつぶやきが乱立した。
そして暴落していく過程でも「ガチホが正義」「最後まで付き合う」みたいな変な漢気を見せていたが、その後完璧なまでに株価が暴落していく中で失踪する人が多発した。

この流れを見て思ったこととして、どうしてもっと早く損切りという決断を多くの人はできなかったのだろうかということである。
おそらく多くの人が損切りできなかったことを考えると、漫然とした投資への考え方では損切りという判断はできないということである。
損切りできるようになるには、そもそも高PER銘柄が暴落するメカニズムを知る必要性があるだろう。

そこで、今回は自分なりに高PER銘柄の暴落が起こるメカニズムを考えていきたい。


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