読書ノート『アウトプット大全』(樺沢紫苑)

『アウトプット大全』で得られる事

・自己成長をするための行動を引き起こすためには、有益な知識を得て、それを行動に活かして、その結果をフィードバックして改善する事が必要。
アウトプットは、有益な知識を記憶して活用できるようにするために役立つ
・この書籍では、アウトプットの方法とコツについて80個の解説が書かれている。

書籍に書かれている内容

・アウトプットとは何か?
・アウトプットの4原則
・アウトプットの6つのメリット
・アウトプット①「話す」30個の解説
・アウトプット②「書く」29個の解説
・アウトプット③「行動」21個の解説
・アウトプット力を高める7つのトレーニング

全体図


インプット→アウトプット→フィードバック
・インプット:情報を頭に入れる。
・アウトプット:蓄えた情報を出す。
・フィードバック:「適切なアウトプットが行えたか?を」確認する。改善点を挙げて修正する。

インプットとアウトプットの違い


・インプットは、「聞く」と「読む
例:読書をしたり、セミナーを受けたりする事。

・アウトプットは、「書く」と「話す」と「行動する
例:読書した内容を誰かに話したり、考えた内容を文章に書き起こしたり、得た知識を活用して行動したりする事。

アウトプットについて80個のコツが書かれている


・80個の方法論が書かれているよりは、アウトプットの三つの分類を上手く行うためのコツが80個書かれている感じ。
「話す」を上手く行うための30個のコツ
「書く」を上手く行うための29個のコツ
「行動」を上手く行うための21個のコツ
という方がしっくり来ると思う。

アウトプットのメリット

インプットだけだと、記憶に定着しないので、読んだだけ、聞いただけですぐに忘れてしまう事も多い。

・インプットだけでアウトプットしない三つの例
①読書をして誰かに「その書籍ってどんな内容なの?」と聞かれて「あれ?どんな内容だったっけ?」となる。
②セミナーを受けて感動して「明日からやろう!」と意気込むが、結局やらない。
③お風呂に入ったり、散歩をしたりしている時に、ふと良いアイデアが浮かんだが、結局忘れてしまう。

・アウトプットのメリット
記憶に定着するようになる。
→記憶に定着するので、それを行動の変化に活かせる
→行動が変化するので、現状からの変化を実感する
→それを評価して、改善する事で成長できる
→成長を実感できるので楽しい
→どんどん積み重ねる事で、圧倒的な成果が生まれる

・アウトプットで重要だと思われる事
アウトプットを習慣化して、毎日継続する事だろう。
著者も様々なアウトプットを毎日続けていく事で、圧倒的な成果を出しているのだから。


著者の継続的なアウトプットの「6つの成果」

①メルマガ毎日発行 13年
②フェイスブック毎日更新 8年
③Youtube毎日更新 5年
④毎日3時間以上の執筆 11年
⑤年2~3冊の出版 10年連続
⑥新作セミナー毎月2回以上 9年連続

(『使える脳の鍛え方』という書籍において、人が何かを長期記憶に移行させるためには、「想起(思い出す)」と「自己精緻化(自分なりの言葉に直す)」という事が重要だとされていた。「何度も思い出す事で、脳が重要な情報だと把握して、長期記憶に移行させる」「自分の分かりやすい言葉にする事で引き出しやすい知識になり、活用しやすい知識となる」との事だった。
アウトプットは有効なのは、「想起」という行為につながるからではないか?と思う)

読んだ感想

・個人的には、この書籍で読むべき内容は以下の三つだと思う
①アウトプットの4原則
②アウトプットの6つのメリット
③アウトプット力を鍛える7つのトレーニング
この書籍は、「80個のアウトプットのコツ」が大きなボリュームを占めているが、まずは、上記の三つを頭に入れた上で、補強のために読み流すという感じに使えば良いのではないか?と思う。
手っ取り早くアウトプットを試したいのならば、上記の三つだけ読んで実行するだけでも十分だと思われる。

5つの活かす方法(自分用)


①ツイッターでアウトプットする
「読書した内容を要約して投稿する」
「毎日投稿する(前日に最低限、次の日にツイートするネタ三つ確保)」
「読書を習慣化し、そこから様々な洞察を得て、それを投稿する」

②ブログ(note)でアウトプットする
「読書ノートを書く」
「様々な気づきを書く」
「情報カードを使ってネタをつくる」

③アウトプットを習慣化する
「『超習慣術』や『倒れない計画術』を活用しながら」
「”継続は力なり”を意識する」

④読書で得た知識を活かして行動する
「『レバレッジメモ』をつくる」
「日常生活に応用する」
「独学に応用する」

⑤一日の流れを夜に振り返る時間をつくる
「『人生を変える記録の力』や『人生は一冊のノートにまとめなさい』を活用する」
「朝に学びの内容を三つほど考えておく」
「朝に決めた内容をどれだけ達成できたか?を考える」

参考

『アウトプット大全』

『著者のYoutubeチャンネル』

『著者のツイッター』


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