メモ(4/12)『人生の各ライフステージについて』考察用の材料【20代まで】

《概要》
・「〇〇代」の書籍を集めてまとめる事で、人生の大まかな指針を立てるための参考とする。
・『七つの習慣』においての第二習慣である「終わりを考えてからはじめる」を着想の元とした。「人生のミッションステートメント」と「葬式の光景」を想定する時に、各ライフステージにおいてよく起こるイベントについて理解しておくと、より詳細かつ現実的に計画を立てる事ができるのではないか?と推測した。
(なお、書籍によっては、古いものも当然予想されるので、当時と現代の時代の考慮も随時していく事が求められるだろう。IoTやAI、RPA、ブロックチェーンなどの現在の象徴的な概念について、念頭に置きながら進めていくと良いと思われる)

・なんで学校では、ライフプランやライフステージの話をもっと真剣に取り組まないのか?これが分からない。たった一枚の「将来の夢」を書かせたところで何になるのか?それも、職業について全く知らない状況で、人生において何が幸福なのか?自分にとって大切な事は何か?自分の強みは何でどんな事に向いているのか?などが分からない状況ならなおさら、効果があるのか疑問だ。
・向き合わされるのが、多くの場合、就職を目前に控えた時期だろう。これからの数十年をたった数年で背負わねばならない状況を作り続ける。やはり意味不明だ。これを自己責任と切り捨てる人間がいるとしたら、そいつは、預言者か狂人に違いない。

《まとめ》
・人生で重要な事の80%は20代でやってくる
・30代は、20代の延長ではない
・人生は逆算して動く事が大切
アイデンティティ・キャピタル(自己資産)
自分の価値を高めてくれる経験やスキル
履歴書に書ける事=将来の投資としての仕事。
・本当に望むものへアクセスしたいなら、自己資産を作るしかない
「手元に5ドルあります。二時間でできるだけ増やせ」
失敗のレジュメを書く(失敗リストと原因=強みの源泉)
並外れた業績を達成した人の最大の味方は、他人の怠慢である
・尊重する=大きい幼稚園児と見做して接する
・謙虚=嫉妬ややっかみを回避するための手段
・根回し=すねる大きい幼稚園児をあやす手段
保育の教科書=上の立場の人の取り扱い説明書(読む)
・ボスベイビーとは、現代社会の痛烈な皮肉説
お金の10の鉄則(ファイナンシャル・リテラシー)
・生涯所得から人生設計
・購入時点のコスト+維持コスト=トータルコスト
貯金には、目的と計画性が必要
・最適な貯金額=同年代の中央値
投資の知識を身につける(バビロンの大富豪の教え)

《20代》

『人生は20代で決まる: TEDの名スピーカーが贈る「仕事・結婚・将来設計」講義』

(著者のジェグ・メイは、『人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計』という書籍も出している)
①生涯賃金やパーソナリティーが決まる。
②将来のパートナーに出会う。
③人生を決定づける出来事が起こる。
→ほぼすべて20代で起こるという。
・仕事選びと生涯賃金、出会いと結婚、脳と肉体の成熟など
→どれも20代の10年間が重要。
・20代は、世の中について、映画や新聞、友人、家族などから無益で陳腐な情報を与えられて混乱する事もある。
・31歳で、人生の遅れを取り戻そうとしている人にも読まれている。
・「まだ20代じゃないの」世間はそう言う。では聞こう「自分を幸福だと思っている人間はいったいどのくらいの割合か?」大半の人間は上手く行ってない。そんな人間たちの集まりである「世間」の話をマトモに聞く必要があると思うのかい?
・「30代は、20代の延長ではない
・人生のハッピーエンドには「逆算して動く」事が大切
・スキルが身につく仕事をする
・ゆるいつながりを大切にする
・結婚は仕事よりも大事な選択である
人生の中で重要な出来事の80%は、35歳までに起こる
・将来を考えて行動する事が大事。
・大切な20代を浪費していないか?
・アイデンティティについて
アイデンティティ・クライシス(自己喪失)」
自分とは何者なのか?という問いの答えを探す、自分探しの最中という事。
アイデンティティ・キャピタル(自己資産)」
時間をかけて身につけた「自分の価値を高めてくれる経験やスキル」の事。仕事や人間関係などで望みものを手に入れるために必要な社会上の通貨。
→自分探しをしながら、社会とかかわる勇気を持つ。
・楽を選んでしまうといつまでもそのまま。
・「履歴書にかけるようなスキルを身につける」のが大切。
・仕事を選ぶ時は、スキルを手に入れられる仕事をする。
・金銭的な問題ではなく、将来の投資としての仕事を。
(追記:履歴書に書けるようなスキルを手に入れる事が、将来の投資であり、アイデンティティ・キャピタルを築く上で大切な事だ。そして、このアイデンティティ・キャピタルを築く事で、本当に望むものへのアクセスを容易にする事ができる。それが幸福な人生を歩む事のハードルを下げてくれる)
・自分が何者か知るために悩む事にはあまり意味がなく、自分が何者であるか意味づけるスキルを身につけなければ何者にもなれない。
(追記:『抜擢される人の人脈力』において、「人脈スパイラル・モデル」があり、そのうち、「自己タグ」を作る事の重要性が説かれている。このアイデンティティ・キャピタルとは、自己タグと解釈する事もできるだろい。自分の価値観と目的、望むものなどから一貫した複数のタグを多く持つ事で、チャンスの最大化が見込めるかもしれない。それが、「スーパーコネクター」などとコンタクトを取る事に繋がるかもしれない)
・寿命が延び、人生100年時代になるとしても「30代から本気を出せばいい」は間違っている。
・20代をモラトリアムとして捉えて、何も行動せずに無為に過ごすと、30代になった時に大きな負債として返ってくる。
キャリアの構築、住む場所、人生のパートナーなど。女性なら出産の事も考えなければならない。
・30代になれば自動的に結婚できて、子供もできて、大人になれるという漠然とした想像は安易すぎる。
(追記:おそらく子供の頃から、「小学校→中学校→高校→大学→就職」などと段階を踏んでいた場合、自分で何かを真剣に考えて決断しなくても、流れに身を預けるだけで、物事が進むという錯覚に陥る事もあるのだろう。思考停止で何となく人生を歩んできた人間は、突然、見捨てられたように途方もない状況に立たされる。それが社会人としての経験を何年か積んだ人だと目も当てられない)


TED『30歳は、昔の20歳ではない』


『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』

・自分の殻を破ろう
・みんなの悩みをチャンスに変えろ
・機が熟す事はない
・はやく何度も失敗せよ
・無用なキャリア・アドバイス
・幸運は自分で呼び込むもの
・自己流から抜け出す
・及第点ではなく、最高を目指せ
・新しい目で世界を見つめよう
・「手元に5ドルあります。二時間でできるだけ増やせ」と言われたら何をするか?
「ラスベガスに行く」「宝くじを買う」派:それなりのリスクを取って大金を稼ぐという低いチャンスに賭ける。
「5ドルで道具や材料をそろえて、洗車サービスをする」派:使ったお金よりも多少儲けようとする。
→学生のほとんどは、課題に真剣に向き合い、常識を疑った結果、豊かな可能性に気づいた。
大金を稼いだチームは、元手の5ドルには、まったく手をつけなかった。
お金に注目すると、問題を狭く捉えすぎてしまう事に気づいた。学生たちは、観察力を磨き、持てる力を駆使して、創造力を発揮し、身近な問題を発掘した。自分や他人が経験したけど、解決しようとは思わなかった問題を掘り起こして、それを解決しようとつとめたら、多いチームでは600ドル以上稼いだ。
価値の生み出し方を考える。
・「不可能に思える事」に挑戦するうえで、一番邪魔になるのは、周りから「できるわけがない」と決めつけられる事。
→そのようなマインドでは何も進展しない。最悪のシナリオと最高のシナリオをそれぞれに想定してもらい、最悪のシナリオだけ、他のチームに回して、それについての最高の解決策を考えてもらうブレスト
→それで、自分たちの案が、思ったほど最悪ではない事に気づく事ができる。
・失敗のレジュメを書く
私生活や仕事上などの失敗をレジュメにして、そこから何を学んだのか?を書く。そうする事で、自分のミスを受け入れ、成長する事ができるようになる。
・実験を繰り返し、多くの選択肢を試して、周りから受け取る暗黙のメッセージを検証して、正しくないと判断したものは突っぱねる事が必要。
・特徴のはっきりしたニーズこそ、チャンス。問題の定義さえしっかりしていれば、解決策は明らかになる。
・幸運なんてない。すべては努力次第。
(追記:言い訳で人生が上手く行くようになる事例があるのなら、いくらでも言い訳をしよう。少なくとも、これまでの経験上、「言い訳」は現状の問題を先延ばしにする事はできても、根本的な解決にはつながらず、単なる時間のムダでしかなかった)
失敗についての例え話「ポストイット」
1968年にスペンサー・シルバーは粘着力の弱い粘着剤を開発したが、当初は見向きもされなかった。(失敗)
1974年になって、同僚のアート・フライが教会で聖歌を歌う時に楽譜を挟んでおく事に気づいた。
そこで、考えられた製品こそ、ポストイットだった(失敗から生まれた製品)
・失敗は人を成長させる
(追記:失敗リストは何も個人の経験だけではなく、他人の経験でも役立つだろう。自分と他人の失敗リストを集めて分析してみよう。この作業もその一つといえるけど)
人間の行動の三つの方針
①個人の欲求
②種の欲求
③社会全体のルール
ぶつかり合う事も多いが、ルールがあるからこそ、社会は成り立っている。だが、それに囚われていると、その枠の中でしか考えなくなる。
→いっけん馬鹿らしいアイデアでも、一粒の可能性を知る。
・「並外れた業績を達成した人の最大の味方は、他人の怠慢である
・失敗こそがシリコンバレーの強みの源泉
(追記:いくら失敗が強みの源泉とはいえ、同じ失敗を繰り返したらダメだろうと思われる。ハイレベルな試行錯誤を行うためには、事前の下調べなども求められるのではないか?)
・常に「この人には教えてあげたい」と周りに思ってもらえるような人間関係の構築をこころがける。
・従来の考え方に閉じこもり、他の可能性を排除する事はとても楽。常識を疑った時に、チャンスは無限に発生し、世界は可能性に満ちている事を知る。

『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』

・生活には、後でゴミになるもので満ちている。だからこそ、その「いらない」ものを捨てる機会が必要。
・本当に大切なものを選んで、そこに力を注ぐためにいらないものを捨てる。
・本当に得意な事、本当にやりたい事にフォーカスする。
・悪い習慣を捨てる。
・無理を続けると慣れに代わり、それが日常になる(悪習慣)
・余計な人間関係は捨てていい。
・多くの人間と付き合い、合わせると、自分らしさが失われる事になる。

『20代のあなたに、会社が期待していること』

・こんな不安を持っている人へ
「結果を出しているのに、誰も評価してくれない」
「頑張っていない同僚の方が頼りにされている」
→その理由を解説している。
・業務と関係ない資格取得は転職にフリ
仕事にとことん打ち込んで欲しいのに、何の脈絡もない資格や免許が列挙されているとマイナスになる事もある
(追記:「何に役に立つのか?」分からないものにこそ、新しいアイデアの可能性があると思うのだが。不要を切り捨てるだけの人は何のアイデアも出せない存在に成り下がるだろう。これが個人的なポジショニングかもしれない)
・「やりたい事にこだわらない」
社会に出る前に多少の情報を集めたところで、現実が大きくかけ離れる事は当然。本当にやりたい事は職業経験がない中では見つからない。
(情報収集する人間も考える人間も情熱のある人間もいらないとは、面白い会社だ)
・根回しの実態
人は誰しも自分を重んじて欲しいと思っている。根回しをメールで済ますと、軽んじられていると受け取られかねない。そして、無駄に反対に回られる事がある。意思決定権のある人ほど、そのような傾向があると思った方が良い。
・なぜ上司が直接の「報連相」を求めるのか?
メールだと尊重されていると思わない。部下から頼りにされたいと思っている。
(追記:「ガキか」そうツッコミを入れたい。だが、現実問題として、そんな幼稚で時代遅れの発想が染み込んだ人間がいるのが事実なのだろう。「小説は現実よりも奇なり」とはよく言ったものだ。だいたいの人間を「大人の幼稚園児」だと仮定して動くしかない。なんで、数十年も離れた人間に対して、幼稚園児と接するように対応しないといけないのか?)
・上司を立てる意味
仮に自分が中心になって何かを成し遂げたとしても、対外的に上司を立てる事は必要。成功するほど、色々な人から嫉妬ややっかみを受ける可能性が高くなる。立場が上がるほど、より対策が必要となる。それが謙虚。
(「幼稚園児をあやす方法」を学習するしかなさそうだ。保育の書籍を読み込む事にしよう。ひいてはそれが、「上を立てる」事に応用できるだろう。「ボスベイビー」はアニメだけにしてほしいものだ。まったく)
・20代前半は、優秀な作業者を目指す
・20代後半は、リーダーの補佐役を目指す
「いつでもリーダーになれますよ」アピール。
敵を作らず、意見を通す三つのポイント
①自分がどうしたいか?を伝える
②相手と共有すべき事実があれば伝える
③具体的な提案をする

『20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!』

公認会計士の夫妻によるマネー指南書。
・毎日午前まで働いてお金が貯まらない理由
・なんとなく給料をもらって、なんとなく使っていないか?
・稼いだだけ使ってしまうという習慣を改める
・考える事をしない人の家計はムダだらけ
(追記:世の中には、こんな人もいる。自分自身がそうなっていないか?それを検討する)
10の鉄則
①お金にまつわる都市伝説を疑う
②見せびらかしの支出はやめる
③残るもの・増えるものにお金を使う
④一回あたり・一年あたりで考える
⑤トータルコストで考える
⑥予算を立てる、失敗したら原因を探す
⑦がまんが一回で済む節約をする
⑧楽しむ工夫をする
⑨時間を2倍上手に使う
⑩とにかく、まずはやってみる
・お金の持つ3つの機能
「価値尺度機能」モノの価値を判断する機能。
「交換手段機能」お金とモノを交換するための機能。
「価値保存機能」お金の価値を保存する機能。
・家計の見える化をする
自分にどのような収入があって、何にお金を使っているのか?
消費か?投資か?必要経費か?の分類をする。
生涯所得から人生設計(終わりから逆算する)
トータルコストで考える
クルマは、税金や車検など、初期費用だけでなく、維持コストもかかる。単に購入時の費用だけ考えれば良いわけじゃない。
・購入する時に4つのポイント
①それには、いくらかかるのか?
②それには、どれくらい追加費用がかかるのか?
③それを何年使用する予定なのか?
④それはいくらで売れるのか?

『20代で知っておきたいお金のこと』

ファイナンシャルリテラシーを養う
・20代ならまず100万円の貯金
・収入が増えればお金が貯まるというのは大嘘
貯金には、目的と計画性が必要
・お金を管理する習慣をきちんと身につける
・1000円未満の事は1分以内に決める
それを迷っている時間がそもそも損。時間の価値を考慮しないと時間を無駄遣いしてしまう事になる。
最適な貯金額=同年代の中央値(推奨)
貯金は習慣化しておく必要がある。
・ビジネスで必要とされている三大スキル
英語とITスキルとプレゼン能力、投資をするならココ。
(ロールモデルを探してみる)
投資の知識を身につける。
・投資をすると世の中の流れが見えてくる。
・仕事と投資の相乗効果で、経済に敏感になる。


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