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ライブ配信の現場から

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ワンオペ〜少人数のチームでの映像配信現場のアレコレやノウハウをお伝えします。 必要に迫られて現場で必要な機材を自作しはじめたのをきっかけに、家内制手工業的に製造・販売してい…
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#エンタメ

音楽モノのライブ配信でのスイッチングの“正解”ってなんだろうか?

音楽モノのライブ配信でのスイッチングの“正解”ってなんだろうか?

以下のnoteでも触れたりしたんですが、ライブ配信が増えてきたなかで、ファンとしていろんなライブ配信を観ていて、映像がイマイチでモヤモヤしていることが非常に多いのです(音楽モノなのに音もダメという致命的なケースもけっこうあるのがツライ)。

同業者や最近ライブ配信を一緒にやっているチームのメンバーともLINEなどでいろんなライブ配信の話になって、「撮影もスイッチングもイマイチだよね」とか「これすご

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STAY HOME時代の“ライブ配信”飽和状態のなかで考えた

STAY HOME時代の“ライブ配信”飽和状態のなかで考えた

「STAY HOME」「新しい生活様式」が求められ、ライブハウスでお客さんを入れてのライブができなくなっている状況のなかで、音楽シーンでは「無観客ライブ配信」がトライされています。またアイドルやミュージシャン自身が、ツイキャスやInstagramのライブ配信機能(いわゆる「インスタライブ」)などで自宅からトークをするような配信も多く、そうしたものを合わせると「飽和」しているといってもよく、同じ時間

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無観客アイドルライブ配信の現場から

無観客アイドルライブ配信の現場から

現在の厳しい社会情勢のなかで、無観客ライブ配信、すごく増えていますよね(メジャー系は無観客ライブであってもリスクを考慮し自粛されているようですが……)。

僕らも多くの仕事がなくなっている一方で、ありがたいことに無観客ライブ配信のお声かけいただくことが多く、この3月〜4月で無観客のものだけで7案件やらせていただき、まだいくつか実施に向けて進行中のものがあります(いつ中止に転ぶかビクビクしながら準備

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「Stay Home」が求められる現在の「ライブ配信」のひとつのかたち

「Stay Home」が求められる現在の「ライブ配信」のひとつのかたち

この情勢下のなかで、いくつかのライブ配信のお仕事がなくなる一方、この3月から「無観客ライブ配信」のお話をいただき、何本かお手伝いしてきました。いまでもそうした案件はいくつか進行中ですが、お客様は入らないとはいえ、現場では演者さん、マネージャーさん、音響スタッフ、照明スタッフ、撮影・配信スタッフとそれなりの人数が同じ空間にいることになるため、感染予防対策は必要です。

なるべく少人数に限定し、体温測

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nuance(ヌュアンス)ワンマンのライブ配信はどうやってやったのか? そして音声トラブルはなぜ起こった?

nuance(ヌュアンス)ワンマンのライブ配信はどうやってやったのか? そして音声トラブルはなぜ起こった?

先月、2020年3月10日に、渋谷TSUTAYA O-EASTで開催された『nuance ONEMAN TOUR "OSU" TOUR FINAL「PEONY」』、昨今の情勢下のなかで開催についてはギリギリまで難しい判断を迫られ、最終的には一定の感染防止対策を取ることで実施されました。とはいえ、「行きたいけど、いろいろ考えると行けない」というファンも多く、直前になってライブ配信を行うことが決まり、

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