共産党と共産主義の相違

共産党は共産主義とは違う。共産党は上層部が貴族化しておりそれは日本も中国も同じ。日本において社会構造をみると共産主義で国が出来上がっており共産主義と国を象徴する君主とは併存して国の最終的代表は象徴となった共産主義国である。宮野とそういう話をしていた。
内田樹は天皇制とマルクス主義の習合とか言っていたが日本は成立以来共産主義の社会構造で複数の王権(権門)が併存してきた国であり主要権門による共産主義統治国である。
マルクスはたしかにエンゲルスと共産党を宣言はしたが共産党と共産主義とは異なるものでマルクス主義とは共産主義ではなく共産党主義というものでありその欠陥は実験により確かめられて現在がある。
マルクス主義(共産党主義)の社会では富は集められて再分配されるという虚構が唱えられて実際には上層部の一部に富が集約されて貴族が発生した。これを労働貴族という。富が社会を循環しないので経済活動が沈滞していき経済破綻したところで共産党政権が崩壊したソビエトロシアをみて中国がマルクス主義(共産党主義)を軌道修正して市場経済を導入して破綻を回避した。国富が膨大な中国ではその富の集中で共産党上層部が貴族化しても経済社会にまだ富が循環しているので破綻せずある。
日本は共産主義によって富がある程度は再分配されており、飢える人口はアフリカより少ない状況で推移している。
このように共産主義と共産党は異なる。