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聴衆の映像を楽しもうじゃないか。[映画]真夏の夜のジャズ(1959)


真夏の夜のジャズ

1958年ニューポート・ジャズ・フェスティバルのライヴ・ドキュメンタリー。
出演アーティストについては語り尽くされているだろうし、ジャズに詳しくもない私が書けることはほとんどない笑


聴衆を見るのが楽しい理由

みんなクールなのだ。
ビート文学を読んだりしてるのかな?と思えるようなファッション。

特に好きな場面は屋内でパーティのように楽しんでいるところ。
瓶ビールを飲みまくり、煙草を吸いまくり、ダンスにトーク。

彼らは映画の主役になることはないが、この日が終わればそれぞれの生活に戻るだろう。その生活の主役は、それぞれ一人ひとりである。
食べ、読み、聴き、人生を生きているはずだ。そんな想像をすることが、この映画の一番のたのしみだ。


バッハの無伴奏チェロ組曲


ジャズはクラシック音楽を庶民の楽しいものにし、知識意欲高い若者も虜にした。
作中にバッハの無伴奏チェロ組曲を弾く場面がものすごくかっこよく、クラシックとジャズの垣根は少なく、地続きなんだと再確認した。

すでにロックンロールが発明されている時代、チャック・ベリーのステージも同時に楽しめるのである。クラシック、ジャズ、R&R。これこそフェスティバルだ。

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