男性の育休のこと
「男性の育休について語ろう」ということで、TWDW(Tokyo Work Design Week)のイベントで育休をとった男性3人(僕も含めて)がお話をします。
※ちなみに女性も参加OKです。
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ちょうど昨日、息子が3歳になりました。父親としては、まだ3年目の若手選手ですね。
じっくり振り返る余裕もなく、3年の奮闘を続けてきましたが、イベントが良いきっかけになっって、いろいろと思い出しています。
育休最後の日に書いた日記を、改めてアップしてみました。
会社初の育休でした。勇気が要りました。実際に感じていたのは「焦り」「不安」それから「うしろめたさ」。ストレスもありました。
きついことはいろいろあるのです。でも、胸を張って自信満々に「育休をとってよかった」と言えます。100パーセントの確信です。
日本の男性のなかでは、本当に、本当にマイノリティだということは、今でも痛感します。これは日本の「カルチャー」です。まったく望ましくないカルチャー。何とかして、少しずつでも変えたいんです。
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僕の子育てに対する感覚や距離感(スタンス?)は、日本の標準的な男性とはずいぶん違うんですが(....きっと他のゲストのおふたりも同じことを感じているはず....)この感覚は、年月をかけて少しずつ耕してきたように思います。
きっかけを、はっきりと覚えています。
7年前の北欧旅行。真夏のスウェーデンやデンマークの街中で感じたのは、母親だけでなく、父親も楽しそうに子どもたちと出かけたり、公園で遊んだりしている姿でした。
街中に、溢れていました。
子どもと一緒に行動している「パパたち」が。
胸がすっとする、さわやかな景色でした。
なかなか言葉では表すのが難しいのですが、幸せで、平和で、街中の人の表情が喜びに満ち満ちている、そんな空気感です。憧れと同時に、自分もあのように生きることが出来ないかと本気で考えるようになりました。(ちなみにデンマークの人たちは皆、「最高だよ、でも夏だけだよ」と言います)
子どもを授かるよりも、結婚よりも前のことです。
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「仲間を探しましょう」というこのイベントの趣旨にとても強く共感します。前の職場にも、今の職場にも、近しい友達にも、育児休業を経験した男性は僕の周りにはひとりもいないんです。
日本で今、男性の育休には追い風が吹いているそうです。数日だけでもとる人がけっこう増えてきている(まぁ、それでもたった6%ほどですが)。
厚労省「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05049.html
実際に働く男の人が育休をとるには、決してきれいごとだけではダメなので、葛藤や悩みや失敗など、いろんなことを伝えられたらと思います。
まだ結婚していない人も、ウェルカムです。
ぜひ、一緒にお話をしましょう!
2019.11.19 Urano, a gentle dad not only for my son but for all Japanese men.
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