見出し画像

説明するのに例え話は必要か?

難しい話(難しいと思う話)を相手に分かりやすく伝えるために,例えを使って話すことはよくあります.新型コロナウイルス感染拡大防止では,ウイルスを乾いていないペンキという説明は,なるほどイメージしやすいと思いました(以下のリンクを参照).

ただし,場合によっては,例えを使ったことで伝えたいことが相手にとっては分かったような気がするだけで,実はその相手にとっての理解には遠回りしている気がすることもあるのでは?と疑問が.

伝えたい内容が相手にとって難しくても(難しかったとしても),きちんと専門用語を使ってでも正確に説明する方が理解は進むんじゃないか?と考えたりすることも.

私は地球科学分野,特に,地震や地殻変動に関する研究を取り組んでいますが,所属する研究所の一般公開であったり,課外授業であったり,何かしらの説明会・報告会であったりで,例えを使って話すことがあります.その中で「その例え,分かりにくかった」という反応があります.じゃあ,他の例えで話したら分かりやすかったのか?というと,そうでもなかったり.そんな時に,ふと科学コミュニケーションとリスクコミュニケーションに関するnote記事を見つけました.

上の記事では,「相手との信頼関係が不可欠」というメッセージに目が止まりました.例え方や話し方のことをよく考えていましたが,これを機に,話す際の相手との信頼関係についても考えてみたいと思いました.

SNSなど見てると,他の人たちも同じようなことを考えている人はいるようで,もうしばらく悶々と考えてみようと思います.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?