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2020年音楽発表作品5選

2020年、ライブに行けた数は2月の2本のみ。前年比で約90%減少しました。
配信ライブは5本。前年は1本もないので前年比不可。(配信ライブのことはまた後日感想を書きたいと思います。)

とりあえず遅くなりましたが、今回は2020年の総決算ということで、今年発表された楽曲やアルバムの中から5作品を選んでみようと思います。
決して順位というわけではなく、おすすめしたい(おすすめしやすい)ものを選んで書きます。

1.真っ黒/tricot


以前からちょこちょこ聴くアーティストでしたが、このアルバムは買ってからヘビーローテーションでした。このロックバンドがavexへの移籍したことも衝撃的でした。今までのガツガツと突っ走ってきたロックバンドが成熟したサウンドになったような気がします。完全に大御所バンドみたいな楽曲になってますね。
表題曲の「真っ黒」は最初でも最後でもなく全14曲中12曲目に配置されています。対となる(?)「真っ白」は11曲目です。
カリスマ性の高いNakajima Ikkyuの独特なワードセンスとバンド全体の変拍子がとても面白い(今作は4つ打ちがちょっと多い感じ)。
「あふれる」はもちろんどの曲もかなりおすすめできるアルバム。

2.SINGALONG/緑黄色社会


「リョクシャカ」の愛称で親しまれるバンドのアルバム。リョクシャカとの出会いはタワレコでの試聴。ここ数年でこんなに人気が出てくれて本当に嬉しい。ということでかなり勢いに乗った楽曲が収録されています。
おすすめの一つは「sabotage」。女優の波瑠が出演していたドラマ「G線上のあなたと私」の主題歌にもなっています。前向きに、これから頑張ろうという力強さを与えてくれる曲。これから活動開始!というときに聴くと最高に楽しくなりそうな予感がしてくる。
このアルバムにふさわしいシンガロングできる曲「あのころ見た光」や「Mela!」などキラーチューンも多めとなっている。個人的にはsabotageのB面ながらすごい良い出来の「Alright!!」も収録されてほしかった。
ゆったりした曲も多く、Vo.長谷晴子のクリアな声を心ゆくまで楽しめる。

3.PANORAMA/蒼山幸子


デジタル配信シングル。いい意味で作業用BGMとして1曲ヘビーローテーションさせてもらっています。全然飽きが来ず、心地よく耳に入ってきます。最初はミドル〜スローなテンポに乗り切れないと感じましたが何回も聴けば聴くほど味が出てきます。
蒼山幸子さんはソロになってから、ボーカリストとしての楽曲が多いように感じます。でもただ歌う楽曲ではなく、ちゃんとバンドサウンドの中に自分の歌声を乗せてくる。このPANORAMAも印象的なしっかりしたベースの音がするのにメロディーがしっかり前面に出てくる。そっと添えられたギターの音もこの曲の優しさやアンニュイな雰囲気を作り出してる。冗談抜きで何時間でも流し続けられる1曲。

4.何者/ポルカドットスティングレイ


久しぶりのポルカのアルバム。「これでもか!」ってぐらい良曲が詰め込まれている。
以前も例えたことがあるが、ポルカという芯を持ちながらも変幻自在な楽曲をいつも作ってくれる。このアルバムもまさにそのスタイルが詰め込まれています。
ぶち上げていくアップテンポのロック、バラード、ラップなど様々なジャンルの曲を敷き詰めている。僕はエジマハルシのギターの音が好きなのでぜひギターの音を聞いてほしい。
このアルバムは13曲入りなんですが、10曲がタイアップらしいです(そりゃいっぱい詰まってますわ)。全部聞いて欲しいですが特にオススメは「トゲめくスピカ」、「JET」、「バケノカワ」、「化身」、「FREE」。

5.sasayaki/なきごと


新進気鋭のロックバンド、なきごとの配信シングル。
なきごとは過去に紹介したことがあるんですが、ギターボーカル×ギターコーラスの二人組。でも楽曲とライブはサポートを入れてバンド編成で組み立てられています。
この配信シングル、3曲入っていますが、特におすすめは「セラミックナイト」。なきごとと言えば夜にしっとりと寄り添ってくれるような曲が多かったりするんですが、この曲はイントロのギターフレーズからポップな感じが伝わってきます。本人がインタビューで解説してますが、これは「抜歯」の曲。「永久歯」とか「乳歯」というワードも少しポップさを演出しているような気がします。そもそも抜歯をテーマにすると言うのが面白い1曲。

(2020年のまとめ)
冒頭でも書きましたが今年は全くライブに行けず、私にとって新しいアーティストを発掘する場がありませんでした。実はいろんなサブスクを無料体験してみたり、その中でもmora qualitasを始めたり、やめたり・・・という経緯もあったんですがなかなか活用することができませんでした。
2021年もしばらくこの状況が続きそうなので、新しいアーティストを発掘する方法を探していきたいと思います(とりあえずapple musicの登録から始めます)。

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