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(ライブレポ)tricot @仙台MACANA

先日、POLYSICSのライブに行きましたが、その1週間後にはtricotのライブに行ってきました。
良くも悪くもギリギリ新型コロナウイルスでイベント中止の流れが来る前でした。
会場は安定の仙台MACANA。

今回はライブはメジャーデビューアルバム「真っ黒」のリリースツアー「真っ白」でした。
tricotのワンマンライブは2回目の参加。1回目は仕事が終わらず到着した時には既にアンコールという残念な結果。

ドラムの吉田さんも加入したしリベンジに燃えています。そもそもこの「真っ黒」というアルバム、本当にいいんです。


ジャケットも真っ黒でおしゃれでしょ。逆インスタ映えー(棒)

tricotの楽曲は変拍子が多く、ライブでも盛り上がりにくい人が多いのではないでしょうか。(以前詳しくない思われる人がいて、ぽかんとしていた様子でライブを見ていた)
もちろんいい曲ばっかりですが、ライブでは手を上に伸ばして・・・っていうノリは少ないかもしれません。

個人的にここを見て欲しいなっていうポイントがあります。
それが語りかけてくるような表情のあるギター。
今回のアルバムに限ったことではないですが、キダ・モティフォさんが弾いてるパート、結構特徴的じゃないですか?コードと単音を組み合わせて、一曲の中にたくさんの種類のフレーズが入ってて・・・・とにかく何か伝えてきてる感がすごい(自分の語彙力の無さもすごい)
「真っ黒」に収録されている曲ではないのですが、「DeDeDe」という曲があります。この曲もとても好きで、キダさんとイッキュウさんのギターが会話するように短く交互に演奏されるところが非常に良きです。シングルコイルのジャキーンとした鋭い音ではなく、少し丸みのある音が心地よい。

あと全体を通してエモーショナルなパフォーマンスをしてくれること。イッキュウさんの作る独特な歌詞とそれを表現する楽器、歌声ともに見惚れてしまうものがある。そしてtricotもコーラスがすごく綺麗なバンドだと思う。
観客はワーッと盛り上がらないまでもきっと心に演奏を染み込ませているのでしょう。
本当に「エモーショナルっていうのはこういうことさ」と教えてあげたいくらい(笑)

個人的にこのアルバムでの1番推しは「あふれる」という曲。

この海では朝に聞こえる歌がある。

あの街にはもっとなんだってあるけど。

という部分の歌詞にすごく惹かれる。最初のサビ前で現れて、何か起こりそうな予感を醸しだして、最後の大サビにも出てくる。曲の構成も面白すぎる。

3月14日には、コロナウイルスの影響で無観客のライブ配信が行われるようです。流し見でもいいので是非見てみてはいかがでしょうか。

(ライブハウスの写真を撮り忘れてしまったので、ヘッダーは公式がSNSにあげていたtricotとNUMBER GIRLの写真をお借りしました。)

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