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効率の良い歯磨き法

はじめに


こんにちは。今回は歯磨きの話をします。

ほとんどの方が1日3回の歯磨きを欠かさないと思います。ですが、どうせ同じ時間をかけて歯磨きをするなら、むし歯を予防しやすいような、効率のよい方法で磨いていく方がよいですよね?

今回はむし歯になりにくい歯磨きの仕方をお伝えしていきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!

コチラからもお読みいただけますので、ぜひ遊びにいらしてください!↓



むし歯になりやすい場所、なりにくい場所

では、歯磨きの仕方を説明する前に、一般的に歯の中でむし歯になりやすい所、なりにくい所はどこなのかということを説明していきます。

実はむし歯になりやすい所というのはある程度決まっています
それはココです!↓

・奥歯の咬合面(噛む面)
・隣接面
・歯頚部

1つ1つ見ていきましょう。

・奥歯の咬合面(噛む面)
まずは奥歯の噛む面です。
ここは食べ物をすりつぶすのに使う場所ですから、食べ物が歯に押し付けられる時間が長いです。さらに、効率よくすりつぶすために表面がでこぼこしているため、汚れ自体も貼り付きやすいです。

・隣接面
隣接面というのは、歯と歯が接しているところです。
ここは汚れが入り込みやすいですし、唾液でも洗い流しづらいです。さらに、歯ブラシもほとんど入らないですから、むし歯のリスクは非常に高い箇所になります。

・歯頚部
歯頚部というのは、歯の中でも歯肉に近いエリアを指します(逆に先っぽの方は歯冠部と呼びます)。

歯肉というのは、年齢を経ると少しずつ下がってきます。これは加齢変化ですので、避けようがありません。年を取ると歯が長くなったように感じるのはこのためですね。そして、年を取って歯肉が下がると、今まで歯肉に覆われていた歯の根っこに近い部分が外に出てきます。この部分というのは表面にエナメル質がなく、むし歯になりやすい部分なのです。
ですから、ここの歯磨きがおろそかになると、比較的すぐむし歯になってしまうというわけです。

ちなみに、むし歯になりやすい箇所があるように、むし歯になりにくい箇所もあります。
それは、下の前歯です。唾液の噴出口が近くにあるため、洗い流されやすいのです。
その代わり、唾液の成分の影響で歯石はつきやすいですから、歯周病にはなりやすいかもしれません。


効率の良い歯磨きの方法

では、これを踏まえて効率の良い歯磨きの仕方を考えていきましょう。

といっても、むし歯になりやすい箇所がわかったのですから、そこを他の箇所以上に重点的に行えばいいですね!
一か所ずつ見ていきましょう。

・奥歯の咬合面(噛む面)
ここは比較的歯ブラシが当てやすいです。ですので、丁寧に歯ブラシを当てていただければ大丈夫なのですが、患者さんで多いのは、大きく歯ブラシを動かしてしまっている場合ですね。これだと細かい凹凸に毛先が入り込まず滑ってしまうため、かならず細かく一本ずつ磨きましょう

・隣接面
ここは歯ブラシで磨くことは難しいです。デンタルフロスが必須ですね。
糸ようじよりデンタルフロスの方が歯の局面にピッタリ密着するので、汚れの取り残しは少ないです。

・歯頚部
ここは歯ブラシで対応可能です。しかし、鏡を見ずに磨いていると意外と歯ブラシが当たりません。鏡を見ながら、自分の歯肉の位置を確認しながらブラッシングするのがいいでしょう。
また、ここは強く歯ブラシを当てすぎるとより歯肉が下がりやすくなるため、注意が必要です。

また、上記3つに共通して大事なことがあります。

それは、自分の歯並びを正しく把握することです。
それによって、自分のどの歯をより念入りに磨かなくてはならないかが理解できるためです。例えば自分自身の話をすると、下の歯がややがたがたが強くて汚れが溜まりやすい、上の歯の一番奥が少し外へ飛び出しているため、注意しないと歯ブラシが当たらない、などに気を付けながら歯磨きをしています!

自分の歯並びを把握するには、歯型を取ってもらって模型を見るのが一番わかりやすいです。
機会があれば、歯科医院にお願いしてみましょう!

おわりに

ということで、ここまでブラッシング法について解説しました。上記のことに気を付けるだけで同じ時間でもかなりむし歯のリスクを下げることができます。
ぜひ実践してみてください!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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