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わずか5年間で凄まじい進化をした規格外ロック~The Police/ポリス
こんにちは、makoto です。
今日は僕の大好きなバンドの1つ、ポリス(The Police)のことをnoteします。
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ポリスは、1970年代後半から80年代前半に活動した
スティング(Bass)
アンディ・サマーズ(Guitar)
スチュワート・コープランド(Drums, Perc)
の3人からなるイギリスのバンドです。
2000年代に再結成をしますがそれは蛇足として、1986年に解散するまでに出したアルバムは5枚。
デビュー当時の1978年はロンドンのパンクムーブメントにかかっていたためか、パンクバンドというように紹介されていたように記憶している。
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ファーストアルバム「アウトランドス・ダムール(Outlandos d'Amour)」1978年
![](https://assets.st-note.com/img/1671607565014-56sUXyIODu.jpg)
このアルバムには確かに当時のパンクムーブメントの影響もあるのかなぁ、という粗削りでラフな曲も入ってはいるが、一聴して「違うわな」というものだった。
実際、彼らはポリス結成前はそれぞれ個別にプログレバンドやジャズバンドで音楽活動をしていたので、ぽっと出の若者が
「3コードだけ覚えてバンドをはじめたぜ!」
というそこいらのパンクバンドとは圧倒的にキャリアが違っていた。
そして、音楽性も、どストレートなロックに当時のイギリス音楽に多大な影響を与えていたジャマイカのレゲエのエッセンスをたっぷりと吸収したものだったので、当時中学3年生のロック少年にはとても新鮮で夢中で聴いた。
そしてなによりも、フロントマンのスティングが、ブロンドのツンツンヘアのどえらいイケメンで、その上ハスキーなハイトーンボイスでベースも上手い、と三拍子揃ったカリスマ的存在だった。
しかも名前が「スティング」、それだけ。
苗字とか名前とかなくて、
スティング / Sting
ホンマか!!恰好いい!!
中坊だったので、許して。
やがて、バンドでコピーしてみる?となるのは自然な流れで、そして気付いたのがアンディ・サマーズのギター。
パワーコード一発のギターとは全然違うコードトーンやリズムパターン、リフ。そして終始かかっているコーラスとディレイのカラフルな音色。
お年玉握ってソッコーで楽器屋に行きましたよ。
ポリスのギターと同じ音の出るエフェクター下さい!!って。
大人になってから最後にじわじわと効いてきたのが、スチュアート・コープランドのドラム。
今は、このドラムあってこそのポリスだなぁ、と確信しています。
レギュラーグリップから繰り出されるピッチ高めのスネア、バックビートで打ち込むキック、きめ細かいハイハット。
一聴しただけですぐに彼だと判るスチュアート・コープランド印のサウンド。
いいなぁ。ずっと聴いていたい。
ファーストアルバムからは、とりあえず
「ロクサーヌ 聴いておけ!」って感じですね。
最初にラジオから流れてきた時にはあまりの格好良さに驚きました。
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セカンドアルバム「白いレガッタ(Reggatta de Blanc)」1979年
![](https://assets.st-note.com/img/1671607521340-DaCeFOau7R.jpg)
このアルバムからの1曲はやっぱり「孤独のメッセージ」かなぁ。
ちなみに曲名は原題の「Messaege in a Bottole」の方がしっくりくる。
これぞアンディ・サマーズという代名詞のようなギターリフ。
指を思いきりストレッチしないと弾けないフレーズなので、とても練習になった。
もう1曲のNo1ヒット「ウォーキング・オン・ザ・ムーン 」も
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はい、(個人的)問題作の3枚目
「ゼニヤッタ・モンダッタ(Zenyatta Mondatta)1980年
![](https://assets.st-note.com/img/1671607483709-A2VJ4cCyDy.jpg)
え?冗談でしょ?というアルバムタイトル。
このタイトルは造語らしく、意味は諸説あって正解が未だ謎につつまれているようだけど、
「銭やった、揉んだった」としか聞こえなくて。。。
シングルの「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」は大ヒットして、ラジオ、有線、MTVとどこでも耳にしたけど、個人的にはダメだった。
クイーンの「RADIO GA GA」と並ぶような、意味不明なサビの歌詞、ポップ過ぎる曲調。
「あぁぁぁ、ポリスも売れ線に行ったのか」
なので、このアルバムはほとんどちゃんと聞かず、ポリス離れしていた。
ところが、今改めて聴くと全然良いアルバムなんだな、これが。
「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」だってかなり格好いいし。
メジャーコードなのが気に入らなかったんだろうか、ゴメン。
個人的には同じメジャーコードなら、
4曲目の「カナリアの悲劇 - Canary in a Coalmine」のスカチューンが小気味よくて好きだなぁ。
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4作目「ゴースト・イン・ザ・マシーン(Ghost in the Machine)」1981年
![](https://assets.st-note.com/img/1671607403410-hrlJ0PqDc7.jpg)
このアルバムが出た時は、前作から一転硬派なムードに転換したか?と少し物議を醸していたような記憶がある。
アルバムタイトル、ジャケットのサイバーSF感といい、今聴いても、やはりダークで前作までとは雰囲気がかなり違う。
サウンド的にもシンセサイザーの大々的フィーチャーなど、次作へのつながりも見える。
ジングルカットでヒットした「マジック」はこれまでのサウンドに近い曲だけど、このアルバム的には「マテリアル・ワールド」かな。
これまでであれば、アンディ・サマーズのギターが刻むであろうコードリフも、ここではシンセサイザーに代わっている。
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そして5枚目、ラストアルバムでロック史に輝く名盤
「シンクロニシティー(Synchronicity)」1983年
![](https://assets.st-note.com/img/1671607355328-FLinhDQTPA.jpg?width=1200)
これはもうとんでもないアルバムでオールタイムベストに上げる1枚と言ってもいいかもしれない。
このアルバムに匹敵するのは、
U2「ヨシュア・トゥリー」
と
Guns N' Rosesの「Appetite for Destruction」
くらいだろうか。
このアルバムのツアーは元10ccのゴドレイ&クレームによりライブ映像作品としても残されていて、「編集し過ぎ」という批判も見かけるが、これがまた名作なので是非観てもらいたい。
まだ探せば中古で見つかるかもしれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1671519135200-L3pRPbDs8J.jpg?width=1200)
このアルバムはこの1曲!と選べない通して聴きたいアルバムだけど、インパクト的には圧倒的にオープニングの「シンクロニシティーI 」
シンセのシーケンサーから始まるこの切迫感は何だよぉ!
ヤバすぎるだろ!
うひゃー、格好よすぎる。
ちなみに、B面は違う曲調の「シンクロニシティII」という曲で始まる。
コンセプト・アルバムだ。
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おまけ
シンクロニシティ・コンサートの映像作品を撮ったゴドレイ&クレームといえば、この曲もPV込みで大ヒットしていました。
当時珍しかったモーフィングを全面に使っていて、このPV一発で世間にモーフィングというものが一気に認知されたように思う。
今の目で見るとそんなに驚きはないけれど、1985年の目では驚きしかなかった。
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今回は僕のフェイバリットバンドの1つ、ポリス(The Police)についてnoteしてみました。
皆さん、是非聴いてみて下さい。
それでは!
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