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大量のUSBケーブルとUSBチェッカーなるもの

仕様が分からないUSBケーブルはチェッカーで仕分け、不要ならば廃棄

そんな記事をネットメディアで見つけた。

なるほど、USBケーブルチェッカーなるものが世の中にはあるのか。
電気工作には必需品のテスターなるものがあるのだから、USBケーブルのテスターがあってもいいような気はする。

我が家には大量のUSBケーブルがある。
いつからUSBケーブルってあるんだ?
15年?20年?

 PC/Macの周辺機器の役割が広がっていくにつれ、それを接続するUSBケーブルも必ずセットで付いてくる。
USBメモリ、HDD、CDドライブ、Blu-Rayドライブ、Webカメラ、etc

また、音楽機材〜電子楽器も昔はコンピュータと接続するといえばMIDI規格の端子とケーブルがほとんどだったが、MIDI over USBが主流になってくるとUSBケーブルで音楽機材とコンピュータをつなぐことが増えてきた。
コンピュータから音楽機材に直接データ転送することも一般的になってきた。
機材のファームウェアアップデートもUSB接続。
当然の如くUSBケーブルがまた増える。

USB Type-A, Type-B, miniUSB, MicroUSB, MicroUSB(3.0), Type-C

まぁよくぞここまで無尽蔵にと素人目には思うくらい様々な規格のUSB端子がある。
そして、ケーブル両端が同じ規格のものだけでなく、両端の端子が異なる組み合わせのケーブルもある。

昔からのUSBケーブルを「いつか使うかも」と取っておいたスニーカーの箱が何箱もある。
何十本できかないくらいのUSBケーブルがある。
USBケーブルの墓場だ。

いつかちゃんと調べて、転送量が小さすぎて今の時代に合わないものは早く処分しないと、そんな風に思っているうちにUSB-Cが主流になってきた。
Apple陣営もEU諸国の圧力に負けてUSB-C(実体はThunderbolt 3だったりするんだろうが)が幅を効かせつつある。

やっぱりUSB Type-A to Type-C, MicroUSB to USB-Cなんてケーブルもまだ古い機材の時には必要なので簡単には捨てられない。

そんな時にこのUSBケーブルチェッカーの記事を読んだ。
なんでも、USBケーブルの両端をこのチェッカーに挿し込むと規格(USB 3.2でもGen1なのかGen2なのか、とかも)、給電性能なんかも把握出来るらしい。

USBってややこしいからな。
見た目が同じでも中身が違ってたり、供給電気が不足するケーブルだったらちゃんと動かなかったり、上手く充電されなかったり、本当に難しい。
だいたい、USBケーブルはLANケーブルのようにケーブル線に規格を書いていないのだからなおさらだ。

しかし待てよ、ここで紹介しているUSBケーブルチェッカーはBitTradeOneというメーカーのUSB CABLE CHECKER 2という製品なのだけど、これがどうも品薄らしい。
某量販店サイトでようやく在庫を見つけたがなんと6,000円近くする。
た、た、高い。

類似製品はないものかとamazonを見てみると、全く似たような形状のいわゆる「パチモン」がある。
価格も1/2から1/3だ。
しかし、レビューが微妙だ。
使えるというのもあるが、パチモン判定の桜チェッカーサイトでは✗判定だったりする。

だったら、形状なんて似ていなくとも同様の機能のものはないのだろうか?
「USBケーブルチェッカー」で検索するとまぁ出てくる出てくる。
だけど、どれが機能的に用途を満たすのか、電気知識が皆無の僕にはさっぱり分からない。
ぜんぜん違う用途のものを買ってしまったり、ニセモノに引っかかったりしそうだ。
だったら、いっそのことお試し価格ならアリエク(AliExpress)で見つけても一緒じゃないか?
そんな甘いささやきも聞こえてくるが、ドツボにハマりそうだ。

秋葉原の千石電商に何かないか?
せんごくネットで探してみる。
やはりヒットしたのは、BitTradeOneの商品だ。

やっぱりここは正規品を6,000円出して購入するか?
しかしなぁ、6,000円出して調べる価値が果たしてあるのか?
10年20年も経ったUSBケーブルは無条件で廃棄してしまってもいいのではないか?
どうせ使ってなかったのだぞ。
データ転送速度を気にしなくてよい、元から遅い古い機材用に数本のminiUSBとMicroUSBのケーブルだけ新しそうなものを見繕って撮っておけばどうだろう?
あと、シンセなんかはUSB Type-B to Aも数本は必要だ。

1,000円とかであるなら買いだが、6,000円は高すぎるだろう。
古いの捨てて、必要なら数本買い直しても2,000円、3,000円くらいだろう。

ということで、ケーブルチェッカーなんかに頼らずに、もうエイヤ!と廃棄する方針にする。
しかし、いつパンドラの靴箱を開けるのか、それが問題だ。

USBケーブル、めんどくせー!

<了>


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