生存確認。私は元気です!

世間はGW真っ只中。
異動して1ヶ月が過ぎました。
直近の記事は『柏瀬、移住やめるってよ』
7年担当してきた仕事からの解放は
ちょっと寂しいものですが、
そうも言ってられません。
新たな職場でもミッションは待っているものです。

①異動してさみしかったこと

仕事は継続するのに私がそこにいない、
もう仕事として関われないのは
とても寂しいものです。

一緒に働いていたメンバーが
引き続き奮闘しているのに、
自分は同じ土俵には入れない、
一歩外側から応援するという立場に。
なんとも切ない気持ちでいっぱいです。
観戦はできますが、戦いには参戦できない。
スラムダンクでもありましたね。
足を怪我した三井寿が、
体育館に試合を観に行くというシーン。
その後三井寿はグレてしまい。。。笑
試合という戦いの場にいられないということは
戦いで得られる喜び、悲しみなどを
分かち合うことができないという
とても寂しいことなんです。

②異動してよかったこと

異動してはじめて
これまでの仕事を客観的に整理できました。

世の中、やらなくていい仕事はありません。
なのでどうしても
次から次へ仕事は増えていくもの。
けど、本当にやらなければならない仕事なのか
はたまた『やった方がいい』仕事なのか。

異動が決まると、引き継ぎを行います。
これまで自分が携わってきた仕事を振り返り
そもそもこの仕事は必要なのか、
なんとなくやってきたけど
思い切ってやめちゃってもいいのでは?
逆にこれまでやってきてこんなにいい形に
なってきているので今後は違う形で
継続していくのがいいのでは?などなど
次の人へバトンを渡すとなると
仕事の整理が自然とできるもの。
異動って、自分を、自分の仕事を、
見つめ直すとても貴重な機会なのです。

③異動した後にできること

現場にいたプロとして
一歩外側から応援することができます。

残る側は異動した人を気遣い、
忙しいだろうしこんなこと聞けないかな?
など思うとなかなかコミュニケーションが
取りづらくなるものです。
異動した側は
職場に行かなくてもSNSなどで
どんなふうに仕事が進んでいるのかなど
雰囲気は感じられるので、
異動後も前の職場を気にかけ
残る側から相談あれば、
プロとしてアドバイスする。
残る側は異動した人に臆せず何でも聞く。
そういった関係性であり続けることで
業務が円滑に進む秘訣ではないでしょうか。

それから。異動した人は異動により
これまで培ってきた仕事や人間関係が
ゼロリセットするのではなく
これまでのキャリアをベースにして
その上で、創意工夫していくと
これまでのキャリアを最大限
活かせるのではないでしょうか?

要はこれまでのキャリアを過去のものとして
蓋をするのではなく
異動後もこれまでのキャリアを活かしながら
更に現在進行形で捉えることで
新たな業務に繋げていくことができるのでは
ないでしょうか。

④生存確認

さてさて、最後に新職場のお話を少し。
足利市では平成25年度映像のまち構想を掲げ
映画ドラマの撮影誘致を行なってきました。
ピークは年間70本。
それがコロナ禍、撮影は年間40本となり
昨年度は
市から足利市みどりと文化・スポーツ財団へ
業務が移管されました。
人員は当時の半分(8人→4人)となりましたが
令和4年度年間37本の映画ドラマの撮影支援を
していたそうです。異動してとても驚きました。
東京新聞で取材いただいた記事はこちらです。
それと、こちらが
あしかがフィルムコミッションのページです。

映像産業の90%が東京に集積されている中、
やはり東京からアクセスしやすい位置で、
廃校となった旧西高には電気や水が使えて
渋谷スクランブル交差点のセットもあり、
まちなかには昭和なまちなみが残っていて、
市内事業者の協力も得られるというのは
撮影隊にとって撮影しやすい環境のようです。
これも10年継続してきたからの結果かと。

制作会社は全国1600ある自治体の中から
どうやってロケ地を探すか。。。
脚本にあったロケーションを探す
といっても闇雲にあたっても見つけることは皆無。
制作スタッフとのこれまでのつながりはとても重要

また、撮影隊へのロケ地貸し出しによる賃料収入
ホテルや弁当代なども結構な額になります。
そして、
テレビや映画館などによるPR効果もバツグンです
もちろんSNSのフォロワー数も桁違いに多いです。
転出した元市民には画面越しに故郷の景色は
とても喜ばれていますし、作品によってはロケ地を
わざわざ遠方から見にきてくれることもあります。

これまで多くの先人が試行錯誤しながら
この仕事のベースを作ってくれました。
せっかく他市に比べて優っている分野ですので
しっかりと仲間とともに継続していくことで
後世に繋げて行きたいなと思っています。

これからの時代、他市との切磋琢磨。
弱肉強食。食うか、食われるか?
一つでも抜きに出るところをつくり、
そこをしっかりと伸ばしていくことが重要
ではないでしょうか?

金太郎飴のような施策ではなく
まちの特徴を活かしたこのまちでしかできないこと
これを突き詰めながら
まずは一年やって行きたいと思います。

生存確認。私は元気です!

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