マガジンのカバー画像

占い屋の独り言

35
生きやすくなる知恵や知識を書き留めたコラムマガジン。 幸せになるためのヒントに。
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

オタク的妄想も役に立つ

陰陽五行に取っ付きにくさを感じている方が思ったよりも多いことに驚いて以降、どうすれば敷居が下がるのかを考えている。 そもそも、日本人の生活の中にはこれでもかと馴染んでいるはずの陰陽五行に何故取っ付きにくさを感じるのか? 占いの世界に限っていえば…… ・漢字ばかり ・東洋占術の占い師が威張ってた ・複雑で覚えられない との声が多い。 漢字ばかりで、と言われてしまうとまあ、中国で生まれたものなのでそれは仕方がない。とはいえ、基本は義務教育で習う漢字しかないのでそう毛嫌いしな

好きを伸ばすのが近道

占いを身に付けようとする時、きっと楽しく取り組めるところから勉強を始めるだろう。それで良いと思う。勉強は楽しくなくては続かない。 そうしておいて、勉強が長じるにつれて分からないところや足りない知識に気が付く時が来る。その時こそ、基礎に返ると良い。 基礎から始めれば二度手間にはならないが、基礎を楽しく身に付けられる確証はない。そして楽しくなければ、興味が続かなければ勉強は続かない。結局はそこに至るのだから、最初から順序立てて学ぶ必要は無いのだ。 枠に囚われない事が足枷を外

我慢する必要はありません

占い屋として様々な方と接する中でよくお伝えする言葉だ。 思い悩む方の多くはよく我慢している。何をそんなに足踏みする必要があるだろうか?と問いたくなるほどに、自分を枷で縛っている方が多い。 自分を縛る枷というものは人の事だから見えてくる。過去の私と重なるからこそ、ついお節介な一言を言ってしまう。 上司や部下に恵まれない職場が多く、自分さえ我慢すれば人間関係に波風は立たないと思いながら働いていた時の事を思い出す。その時にはそれが最良の選択だと思っていた。 今にして思えば、全

占い師もヒーラーも不要な職業

世の中には突き詰めればそれが無くても生活に支障の無い職業というものが存在している。あなたはその職が何か思いつくだろうか? 極論だが。 突き詰めると占い師もヒーラーも不要な職だと断言できる。これは占い屋だからこそ言うべきことだと思う。 心の不安を取り除く手段の一角として存在しているが、実は「自己処理が可能な」不安とか「自分で技術を身につけて行える」不安を取り除く手段という枕詞が付く事を第三者として敢えて提供する職だからだ。 もっと言えば、不安に対する耐性をコーチングする有

「話す」は「離す」に通じる

占い屋という職業柄、お客の秘めた話を聞く事も多い。 お客としては、ディープな話でも秘匿してくれるであろう赤の他人には話しやすいのだろう。勿論、私としても外に漏らす事は無いし、話したい事は存分に話して貰う方が安心できる。 さて、秘匿したい事を話すとはどういう状態なのか? 心に留めて置くと苦しいので少しでも手放して楽になりたいという心理状態にあることが大半だ。人間というのは不思議なもので、何かを伝えるための手段、特に日常的に使用しているその手段を失うと強いストレスに晒される