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『複業を語る』その12:続 開業届、出してみた

さて、企業内診断士の副業・複業の実態について語る、シリーズ『複業を語る』。今回も副業・複業の実態を赤裸々に語っていきたいと思います。

前回は、試しにやってみた「開業届」について、書かせて頂きました。

自分のような「へっぽこライター」にしては、多くの方に見て頂いたようなので、今回は、「開業届」を出したのと同時に取り組んでいること、その過程で気がついたことを書かせて頂きます。

予め申し上げておきますが、私は「税金」とか「申告」とかの専門家ではありません。これからここで申し上げることは、あくまでも自分がこれまで経験してきたことから考えた、一個人の考えですので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

やってみたこと

その1)銀行口座の開設
開設・・・・というか、前から持っていた口座の一つを、複業の資金管理用にしたというのが実情でしょうか。某メガバンクに二つの口座を開設して、一つ目を個人の資金運用に、もう一つを複業の資金管理用に使っています。一つ目の口座で振込手数料無料等の恩恵を受けながら、複業側の資金が管理できるので、これは便利ですね。
ただし、「何とか詐欺対策」で、新規の口座開設のハードルは相当上がっています。私の場合、書類だけの手続きとはいかず、最終的には窓口に行って行員に説明をし、その後、口座開設の書類を提出したため、開設まで数週間かかってました。
また、審査も厳しくなっているようです。無職になってから、某信託銀行に口座を開設しようとして、「総合的な判断」から、口座開設を見送られた友人もいます。

いつ、開設するかはその方の事情によると思いますが、早めに検討をすることをお勧めします。


その2)クレジットカードの作成
これも、作成・・・というより、これまで使っていたクレジットカードのうち一枚を、副業の経費管理に使うようにした、というのが正解です。利用履歴が残るので、経費管理が楽になるようにと考えて、そのようにしてみました。こちらは、今のところメリットは感じられてません。状況が変わったら、また、報告させて頂きます。

その3)会計管理ソフトの導入
前回、「会計管理ソフト」で、マネーフォワードを使い始めるという報告をさせてもらいました。まだ、二か月程度しか使っていませんが、経費の登録・仕訳は簡単ですね。領収書の管理も便利です。何より、「ちゃんと管理している」という安心感があります・・ww
また、銀行口座と紐づけいて、入出金管理ができるので、売上管理で漏れがなくなりました。ただ、簡単になったかどうかは、よくわかりません。もうちょっと、試したいと思います。

気がついたこと

その1)交通費は経費として計上してもいいかも
複業活動をしていると、移動のための交通費が発生することが、結構な頻度であります。ただ、正直、一回数百円の経費を管理するのがおっくうで管理していないのが実情です。ただし、「利用履歴」さえ残しておけば、例えば月毎にまとめて、会計管理ソフトに登録することは問題なさそうです。
細かい話はこちらの税理士さんの話を参考してもらえればと思います。

今までは、いくらになるのか計算すらしてませんでしたが、それこそ、「塵も積もれば・・・・」的な効果があるのかもしれません。

2)複業用交通系ICカードを作るべきかも
じゃあ、「利用履歴」どうやって残すのか?という問題が新たに発生します。そして、交通系ICカードの利用履歴については、概ね駅の券売機等で確認・印字することができます。例えば、PASMOの場合はこんな感じです。

「紙かよ!!」と思わなくもありませんが、改ざんの可能性を考えると、これも致し方ないかもしれません。当然、本業やプライベートの移動とは分けて管理する必要がありますから、「複業用の交通系ICカード」作ってもいいかもしれません。

3)開業費を積み立てておくべきかも
これは「気がついた」というより、「井上さん、開業費積み立てた?」と、知り合いの診断士に聞かれて、「なんのこっちゃ??」となったという話です。こちらも、具体的な説明は、税理士さんにお任せします。

要するに、開業前にかかった費用を、自分の好きなタイミングで償却できるということです。開業前の「創業セミナー」の受講費用や、ホームページの制作費も、5年を上限に好きなタイミングで償却できるということなので、これは便利・・・・・なのですが、開業前に知りたかった・・・涙。

ということで、やってみないとわからないこと、たくさんありますね。また、いろいろ試して報告させてもらいます。

ITベンダに勤務する、中小企業診断士です。得意のITを活かしつつ、常に楽しく前向きに、中小企業の方々と一緒にいろいろ考えていきたいと思っています。