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『複業を語る』その15:企業内診断士が副業を元請けで仕事を取るべき、たった一つの理由

さて、企業内診断士の副業・複業の実態について語る、シリーズ『複業を語る』。今回も副業・複業の実態を赤裸々に語っていきたいと思います。

さて、今回のテーマは、「企業内診断士が副業を『元請け』で仕事を取るべき、たった一つの理由」です。「元請け・下請け」は、言わずもがな、お仕事の受注関係です。

そして、「元請けで受注するべき」その理由。答えは簡単。

「自分で、仕事のほとんどをコントロールできるから」、ですね。

お仕事は、スケジュールと時間、場所、アウトプット、お金、作業量、やり方、品質、すべて元請けが決めますよね。もちろん、お客様がいるので、発注者であるお客さんと受注者で相談するわけですから、すべて元請けが決める、とは言えません。ただし、元請け・下請けの関係性でいえば、元請けがすべてを決めると言っても過言ではないと思います。

まず、スケジュールと時間、場所について。
最近はZoomと在宅勤務のおかげで、時間的場所的制約がなくなった方もいらっしゃいますが、とはいえ、企業内診断士ですから、会社なりなんなりの組織にお勤めの方が大半で、平日の9:00~18:00に稼働を取るのは、なかなか厳しいなあ、という方が大半ではないでしょうか?時間、場所の制限は、独立している方よりあって当然です。であるなら、なおさら自分で受注して、コントロールできたほうがいいですよね。
打ち合わせの時間や作業の進め方についても、作業時間に制限がある・・・のであれば、自分で決めるのが望ましいですよね。

そして、アウトプットにの内容と品質
これも、自分が作るものですから、自分で決めましょう。自分の力量は自分が一番よく知っているでしょうから、それに合わせたところで作れる内容と品質で対応できるよう調整しましょう。無理をする必要はありません。独立してる人は、「できるできないは考えず受注する。その後勉強してできるようになる」といった形で仕事を受注していると聞きます。企業内ですから、そこまで頑張らなくても大丈夫。できる範囲のことからやりましょう。

さらに、お金
企業内診断士は本業での収入がありますから、副業でいくら入ってくるかは、独立している人程シビアな問題ではないはずです。収入額や、キャッシュフローも、そこまで気にしなくていいはずです。
時々、「副業だから安くていい」という方いますが、それはむしろ逆です。仕事を選べるのだから、労働にあった対価をもらえる仕事を選びましょう。副業だからと言って安売りは止めましょう。コストパフォーマンは、極めて重要です。


とは言え、「自分で仕事を取る取り方がわからない」、「やったことがないから、どんなもの出していいか、どう進めていいのか分からない」、と言ったお声を聞くときもあります。なので、経験積むために下請けで仕事をやるという選択肢もあると思います。

ただし、その場合は、期間を決めましょう。一年間限定とかでいいと思います。その期間で、いろんなノウハウを集めましょう。人脈もたくさん作りましょう。診断士ではなく、お客さんとなりうる方とのパイプです。

そして、元請けになる相手は絶対選びましょう。世の中には、悪気はないんだけど、いろんなことのコントロールできない人がいます。気がついたら、当初、元受けがお約束した作業スコープを大きく逸脱していたなんてお話は、よく聞きます。

更には、こんな話もあるみたいです。

何が「ひよこ食い」なのかは、難しい問題だと思いますが、世の中には悪意を持って他人を利用する方も、ごく少数ですが一定数いらっしゃるということは念頭に置いておいても差し支えないと思います。

いろいろ気にしながら、複業を楽しんでください。

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お金について考える

ITベンダに勤務する、中小企業診断士です。得意のITを活かしつつ、常に楽しく前向きに、中小企業の方々と一緒にいろいろ考えていきたいと思っています。