見出し画像

『複業を語る』その2:続々、複業って何やっているの?

さて、企業内診断士の副業・複業の実態について語る、シリーズ『複業を語る』。今回も副業・複業の実態を赤裸々に語っていきたいと思います。

前回、前々回のテーマは、「複業って何やっているの?」というタイトルで、実際にどんなことを診断士が複業としてやっているのか、報告させて頂きました。

今回は診断士なら、何らかの形で、一度はお世話になった、某資格取得学校(T〇CとかL〇Cとか大○とか・・・)でできる副業・複業のお話です。

7)診断士講座説明会のお手伝い
資格取得学校の「診断士講座の説明会」のお手伝い、みたいなお仕事があります。説明会に、その学校の講師の先生と一緒に参加して、自分の試験勉強の仕方や受験のテクニック、診断士としての活動内容を、参加者に個別にお伝えする、そんなイメージです。
事前準備は特に不要で、がっつりしたアウトプットがあるわけでもなく、事実上の拘束時間は一時間にもなりませんから、コスパだけで見ると、なかなかいいお仕事に感じます。また、これから受験をしようという「若々しい魂に触れる」ことで、受験生時代の初々しい自分を取り戻せる・・・・かもしれません。
デメリットは、よく知り合いの診断士に会うので、謝金でそのまま飲みに行ってしまい、収支としては間違いなくマイナスになることですかね・・・・ww。さすがに、今は、これはない・・・・のかな。
ただ、試験勉強から年数が経つと、最近の試験傾向がわからなくなるので、アドバイスが、難しくなります。自分も、最初のころは、飲み代稼ぎくらいの気持ちで、時々参加してましたが、ここ数年はご無沙汰してます。

8)答案添削
話を聞くと、そこそこの方がやってらっしゃるのが、二次試験の答練や模試の答案の採点ですね。自分のやりたい時間にできるので、比較的ハードルは低めです。
事前に資格予備校に申し込んでおくと、大量の答案と添削指導の手引き、みたいな紙が送られ来て、手引きを参照しながら赤ペンを入れて、5~10日後に返送する、そんな形式でやっているようです。自分で枚数の上限が事前に申請できるので、作業のコントロールはできますが、一枚あたりの単価がそれほど高くないので、コストパフォーマンスは今一つ・・・という話も聞きます。
ちなみに、自分は、他人の文章を読むと手引きに載ってないところを添削したくなってイライラしそうなので、やってません。

画像1

9)講師
過去、資格取得学校で教鞭をとってらっしゃる方も、自分の知り合いで一人だけいらっしゃいました。会社に勤務しながら講師をやるのは、結構大変だと思いますが・・・。
ちなみに、その方、当然、教える科目の数は、結構絞り込んでました。ただ、ああいうところの講師は、講義以外にもいろいろな仕事があるという話も聞きますので、その辺をどう乗り切ったのかは定かではありません。その後、その方はしばらくして独立されてましたので、もともと、独立のための練習期間として考えていたのかもしれません。

10)教材作成
講師まで行かなくても、教材作成だけ絞って参加している方はいらっしゃいます。主にテキストや問題集の製作をやる感じですね。科目にもよりますが、知識のインプットが、お金をもらいながらできるというのは、メリットだと思います。ITベンダーに勤務して、コンサルティングをやっている私の立場からすると、経営法務とか財務とかですと、法令改正も含めた最新情報が入手できるので、非常にありがたいですね。
逆に、経営情報システムとかだと・・以下自粛。

こうして考えてみると、資格取得学校での副業・複業、意外とハードルが低そう・・・・ですよね。皆さんも、出身校で複業して、少しでも受講料を取り返しませんか・・・?僕は、できの悪い受講生だったので・・・・・・・・・まだまだ、赤字ですね・・・・・。

ということで、オチもついたところで、今日はこのあたりにしましょうか。

ITベンダに勤務する、中小企業診断士です。得意のITを活かしつつ、常に楽しく前向きに、中小企業の方々と一緒にいろいろ考えていきたいと思っています。