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『複業を語る』その16:青色申告やってみた(準備編)

まずは、新年のご挨拶・・・・・・・・・・・・と言いたいところですが、新年早々、大変な出来事がありました。お亡くなりになられた方々のご冥福、そして、被災された方々が一日も早く、日常生活を取り戻されることをお祈ります。

そして、企業内診断士の副業・複業の実態について語る、シリーズ『複業を語る』。今回も副業・複業の実態を赤裸々に語っていきたいと思います。

今回のテーマは、「青色申告やってみた」です。正確にいうと、「青色申告の準備をやってみた」ですか。

ちょっと前に「開業届を出してみた」というネタで、ブログを書かせてもらいました。

これですね。

とりあえず、開業届を出した勢いで、今度は青色申告をやってみるコトにしました。よく、副業の話をすると「青色申告と白色申告、どっちがいいんですかね?」なんて話題になることがあります。なので、今回はそこに焦点をあててみたいと思います。

といっても、今年度の確定申告は、「2024年の2月16日(金)から3月15日(金)」なので、まだやってません。確定申告に向けて、準備しているといった方が正解ですね。

そして、来るべき青色申告に向けて、やっているのは以下の二つです。

1)売上を管理する
2)原価を管理する
3)現金を管理する

一つずつ、説明させて頂きます。

1)売上を管理する
以前、白色申告をしていた時は、エクセルで「売上金額と時期」を管理してました。青色申告をしてみようと決めたのちも、エクセルでの売上管理は継続しています。忘れるのが怖いので・・・w。
ただし、金額については、全部マネーフォワードの「クラウド請求書」に登録しているので、最終的にはそちらで管理・申告する予定です。
これがあると、自分が請求書を作成する場合も楽なので、結構、重宝しています。というか、重宝する予定です。

まあ、いずれにしても、自分がやっている程度の金額と頻度であれば、それほど管理に困ることはありません。青色申告と白色申告とで、大きな差は感じません。

2)原価を管理する
以前、白色申告していた時は、「領収書をその費目ごとにまとめて束ねて」、確定申告のタイミングで全部の金額を足しあげて、e-Taxに登録して申請してました。
青色申告してみようと考えた後は、毎月、領収書を一枚ずつ、マネーフォワードの「クラウド経費」に登録して管理する方法に変更しました。領収書の写真を撮って、「クラウド経費」に金額を登録して、発生日や費目を設定して、保存・・・・・・。仕訳等は勝手にやってくれますが、管理する手間は明らかに増えました。ただし、これは「青色申告」に変更する前から分かっていたことでした。ある意味想定内ですし、60万円の基礎控除を受けるためには必要な手続きと割り切っています。

3)現金を管理する
準備をしていて、一番予定外だったのが、この現金管理ですね。

余談ですが、開業届を出すにさいして、事業用銀行口座を開設しました。そして、複業で得た現金の管理は、事業口座で行っています。ちなみに事業口座は赤いメガバンクですが、個人用銀行口座も同じ銀行です。そして、会社の給与は、当然ですが個人口座に振り込まれております。なので「メインバンク」的な特典、例えば「振込手数料、月×回まで無料!」、「ATM利用手数料24時間無料!」は、個人口座についています。

さて、現金管理の話に戻します。

まず、副業で得られた売上は、事業口座に全額振り込んでもらっているので、特に管理する必要はありません。売上の金額と照合するだけです。
問題は原価ですね。例えば協会の会費を振り込もうとすると、銀行手数料が発生します。もったいないので、「振込手数料、月×回まで無料!」権を行使しようとすると、個人口座からしか振り込めません。
また、事業口座からも、お金を自由に出し入れできると思っていたのですが、こちらはATM利用手数料、24時間無料の対象口座ではないので、例えば18時以降引き出そうとすると、手数料がかかります。

結局、すべての経費は、個人口座から支払って、月々の経費を登録したタイミングで、事業口座から個人口座に振り替えるという運用にしました。
クレジットカードを個人用と事業用に分けて、それぞれの口座から引き落とすようにしたのですが、経費の支払いが事業口座に一元化できなくなったので、あまり意味がなくなってしまいました。

手間は、それほどかかってはいないのですが、若干、煩雑さが残る運用になってしまいました。

では、実際の確定申告はどうなるのか・・・・・、は、実際やってみて報告させて頂きます。

ITベンダに勤務する、中小企業診断士です。得意のITを活かしつつ、常に楽しく前向きに、中小企業の方々と一緒にいろいろ考えていきたいと思っています。