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写真と詩

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leicaで撮影した写真と、その風景から感じた詩を載せています。
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#フイルム

自己紹介

はじめまして。makotoと申します。 Leicaで撮る写真に憧れてインスタを中心に活動しています。 この度、noteを始めることにしました。 noteでは写真について詳しくコメントしていこうと思います。 はじめてお会いする方に、簡単に自己紹介をさせていただきます。 プロフィールmakoto(まこと) 東京都生まれ。 leicaカメラを使い、モノクロ写真を中心に撮影を行う。 2019年からインスタグラム(@mactips2020)で写真発表を開始。 主な受賞 ジェットダ

「音が消える瞬間」

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 「音が消える瞬間」**カメラを構えるとき音が消えていく対峙する瞬間無音の世界が広がるだけど現像する写真を眺めると音色が聞こえてくる写真は苦労が絶えないカメラが億劫なときもあるそんなとき、音楽がテンションを上げてくれる自分が作れない世界を音楽が導いてくれる写真を物語に変えていくように音が世界を変えていくだから音が消えた写真こそ僕は好きだ"Moment when sound disappears"**When holding the camer

日曜の夜

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 日曜の夜ってつい寂しいことを思い出してしまう失ってしまったものをなぞってみるゲームセンター公衆電話吸い殻切符メリーゴーランド今手にあるものもいつか消えてしまうんだね離れてく寂しさ失っても泣かないように100年後の世界想像できないし、意外と変わってないかも恋愛の仕方孤独も失恋も変わってないんだからネガフィルムもフィルムカメラも残っているといいなOn a quiet Sunday night (Etoile)Sunday nightI reme

こころを伝えて

こころを伝えて 泣く場所を見つけて こんなに醜い世界 正直な証明 何かを恨む 静かな晩餐 分かり合えてる答え どこにもない だから 君と身体を寄せ合うだけでいい 優しさは怖さ 泣いてしまう 傷つくことを承知で 僕とこの冬を越えていこう Tell your heart Find a place to cry Such an ugly world Honest proof Resent something Quiet supper Understandable answe

明日

明日気が付くと、流星群を見ることなく帰宅してた僕を呼ぶ声も聞こえず自分は強いのかな自分は弱いのかな上手く生きてるかな僕らはいつから生きづらくしてるんだろういつになったら素直なままに生きられるんだろう膝を擦りむいた傷を負って知らされることがある何かを叫びたがっている明日は、本当に良い日だろうか何かを隠したあの頃今の僕なら「隠し事なんていらないよ」そう言ってあげられるのに誰も触れることのない傷僕はいつの間にか全身に負っていた見えて初めてわかることもあるどこかで僕は痛みを抱きしめる

雨が少し降った土曜日

雨が少し降った土曜日朝から分厚い雲雨は地面を濡らして僕は新しいカメラを持っていつもと違うカメラ少し重みが違う片手では賄えない曇りでも雨でも公園は賑わってる自転車、グローブ、噴水フィルムを撮り終え店に出すと「モノクロは現像に時間がかかる」フィルム世代には難しい時代片手のデジタルカメラシャッターを切るだけでいつものピント、構図再生も取り消しもすぐデジタルとフォルムどちらもよし僕はただ、シャッターを切るだけそんな土曜の午後a rainy saturdaythick clouds i

一眼レフカメラを買う

しばらくレンジファインダーを使ってきた。「もう一眼レフには戻れないだろうな」そう思ってたカメラ屋の片隅にひっそりと置いてあったカメラ「leicaR7」雑誌では見たことがあったけど実際には知らないカメラ「そういえば、自宅に転がってるRレンズがあるな…」そう思って思わず購入。 久しぶりの一眼レフカメラは楽しい電子シャッターは電池がないと動かない!不思議なことだらけカメラも重いし、大きい(M型に比べると)少し、このカメラでフィルムを撮ってみよう buy a single len

東京の雨

雨の東京休日の雨自然的な形やけに、穏やか賑わうはずのイベントテントは悲し気に濡れる壊れかけの観覧車少し空が狭く感じる僕らが作ったものを壊されていく悲しさアスファルトに染みる憂鬱たまに星を見たくなる君はどう思ってるかなTokyo in the rainholiday rainnatural shapeterrible, calmAn event that should be a hitthe tent sadly gets wetbroken ferris wheelThe s

夜の祭りにライカを持って

夜の祭りにライカM9を持って若者が多く集まる新宿花園神社へ「ここは東京?」といった異空間そもそも歌舞伎町も不思議空間どこかでコロナを忘れ一瞬の微笑みを待つ手に持つ熊手多くの人が集まっているのにどこか礼儀正しいホストもギャルもみな童心に帰ってBringing the Leica M9 to the night festivalTo Shinjuku Hanazono Shrine where many young people gatherA different space t

さよならへの道

いつもより忙しい日々 知り合いもいつもより亡くなった あした世界は終わらないけど どこかで、その気配がする 日曜になると 夜の深さが気になる 今日で終わる世界を感じる ふと思う さよならへの道を歩く僕ら ありふれた世界は いつのまにか遠くに過ぎ去って 戻らない 寂しいのは 二度と会えない人じゃなく 「会えなんだ」と思う瞬間 いつか 会えると思う気持ちを連れてくれば 続きを待てば ありふれた日々を 思い出すことができる 好きなように生きながら 僕らは さよならの道を歩

眠れる海

眠れる海 僕らをつなぐもの それを探して 月明りだと思って 街灯が照らす落ち葉 決まって、僕らは笑った その背中を月夜が照らしてた 海はどこにつながってる どこかの国 どこかの港 つないでるものを 眠る海が語る 僕らが家路に着く頃に 潮見が電柱を埋めて かき消される自然 僕らは もっともっと近づけるのに 鼻歌が海岸に響く 幼く頼りない僕らは どこにつながっていくんだろう それは 眠れる海が、いずれ教えてくれるだろう sleeping sea what connec

銀座 奥野ビル

銀座 奥野ビル 銀座の片隅にそのビルはある 昭和の良き時代が 写真のように残っている 新しいものも素敵だけど 古きものを愛するのは 写真を愛するのと似てる 意識していないとなかなか出会えない 銀座に立ち寄ったら ぜひ、足を運んでほしい 奥野ビル 〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目9−8 Ginza Okuno Building The building is in a corner of Ginza. The good times of the Showa

銀座が開く扉

銀座が開く扉 甘い果実みたいに 開く扉 銀座に来ると 変わってしまう意識 夜になると どこか不純な匂い 踊る彼ら 手に入れる栄光 華やかな舞台 光と影 見えない影に 甘い匂いがする そんな街、銀座 だから 僕は、甘い匂いを探しに行こう The door that opens to Ginza like sweet fruit door to open When you come to Ginza changing consciousness at night So

お似合いの言葉が見つからない

お似合いの言葉が見つからないどこかで怯えてるそんな夜わかってほしいときにはわがままでいい感情が高ぶるとき人が気持ちを理解してくれないとき君の好きな人が、忘れてしまうとき片思いなとき君にかける言葉を探す無くした煙草に項垂れる掲示板の乱雑昔に買ったぬいぐるみ思い出に揺れる前髪眠る街しばらく雨は続きそう目をつむる君夢だけには必ず僕が駆けつけるから世界に正義が無くっても今日は天井を見て見えぬ町を見よう見えぬ月を想像しようよI can't find a word that suits